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ジム・ストライカーの編集履歴

2019-06-21 15:01:56 バージョン

ジム・ストライカー

じむすとらいかー

ジム・ストライカーとは、『ハーモニー・オブ・ガンダム』及び、漫画『機動戦士ガンダム オレら連邦愚連隊』などに登場する格闘型試作MS。 メイン画像は『オレら連邦愚連隊』に登場した、MS教導団・ネメシス隊仕様のもの。

概要

一年戦争末期に量産試作機が完成したジム改をベースに、地球連邦軍が近接戦闘に特化した機体として開発したモビルスーツ


敵機との接近時に被弾することを考慮し、着弾時の衝撃を外部へ拡散するよう内部炸薬を搭載した装甲「ウェラブル・アーマー」(ウェアラブル・アーマー)が全身に施されている。

デザート・ジムの「リアクティブ・アーマー」を発展させたもので、パイロットが任意でパージさせることが可能。

「アーマーレス状態」と呼ばれるパージした姿は通常のジム改と大差なく、各部位がアーマーを装着するための形状に改修されている。


この装備による機動力低下をカバーするために大型バックパックや脚部スラスターを増設しており、これによって高い推力を発揮したとされている。

アーマーレス状態になると装甲の重量がなくなるので規格外のスピードを出すことが可能だったりする。

装甲強化型ジムは本機とコンセプトが類似しており、リアクティブ・アーマーと推進システムが装備されている。


モスグリーン基調の塗色である通常機の他、テスト機カラーや、森林型と砂漠型といった特殊迷彩を施した仕様などが確認されている。

また、指揮官用はバックパックに2本のビームサーベルが装備されている。

そして教導隊ネメシスなどの特殊部隊用に改良された特別仕様である強化型が存在する。


主に実戦経験の豊富なエースパイロット用の機体として配備されたが、接近戦特化という特殊な機体構成は乗り手を選び、目立った戦果を挙げた機体は少ない。

一方で、本機を試験的に改良された機体が運用されており、また後世に本機のコンセプトを受け継ぐ機体(ジーライン・アサルトアーマージムⅡ・セミストライカー)が存在している事からも、その有用性は認められているのも事実である。


主なパイロットは、教導大隊「ネメシス」所属のユージ・アルカナ中尉。

機体のカラーリングはダークブルー(公式設定画では黒)に塗装されている。

彼の場合はかつてボクサーだった経験を活かし、敵の攻撃を自分の狙った所へ被弾させる事で本機の防御特性を十二分に発揮し、戦果を挙げている。


スペック

型式番号 RGM-79FP

所属 地球連邦軍

生産形態 試作機

頭頂高 18.0m

本体重量 50.2t

全備重量 76.3t

ジェネレーター出力 1,250kW

装甲材質 チタン・セラミック複合材

武装 100mmマシンガン

ツイン・ビーム・スピア

ビームサーベル

60mmバルカン砲

スパイク・シールド

グラップ・シールド


出典元 メカニックデザイン企画『ハーモニー・オブ・ガンダム』


武装

ツイン・ビーム・スピア

近接戦闘において優位に立ち回れるように開発された格闘兵器。

伸縮可能なロッドにビームサーベルが2本装着されており、突きのロッドモードと斬撃のサイズモードの2形態を状況に応じて使い分ける。

ビームサーベルの刀身を含めると自分の身長より長くなる程リーチが長く、間合い・切断力共に近接戦闘で大きなアドバンテージを得る事が可能である。

特にユージ機はロッドモードにした本武装を投げつけて敵MSの首を吹き飛ばす芸当を見せている。


スパイク・シールド(パイルバンカー装備型シールド)

伸張機構をもつパイルバンカーが装着された専用のシ-ルド。

盾としてはもちろんの事、パイルバンカー部分の強度は敵機の装甲に直接突き刺すことが可能なレベルに仕上がっており、ツイン・ビーム・スピア程ではないにせよ近接戦闘では有効な武装でもある。

戦場の絆」では通常版のタックルの動作が本武装で殴りつける専用モーションとなっている。


グラップ・シールド(大型クロー装備型シールド)

グラップル・シールドとも表記される。

先端にクロー・アームを装備した専用のシ-ルド。

陸戦型ガンダム等が使用しているシールドの先端部分を換装した物で、敵機を捕縛することが可能。

掃討部隊の機体や、ユージのジム・ストライカー改が装備している。


その他

射撃兵装は100mmマシンガンやブルパップマシンガンを主に装備。

また、メインカメラ横の赤い部分はバルカン発射口であり、装甲をつけていても問題なく使用可能。

予備の格闘兵装としてビームサーベルも装備する。


バリエーション

ジム・ストライカー改(RGM-79FP)

『機動戦士ガンダム カタナ』に登場。

戦時中に未実装に終わった無重力下での運用能力が付与された機体。

後継機であるストライカー・カスタムと装備の互換性を高められており、バックパックと脚部スラスターがストライカー・カスタムと同型の物に換装されている。


ストライカー・カスタム(RGM-79FC)

ストライカー・カスタム

格闘戦を重視したエース専用機の一つとして一年戦争後に開発された機体。「ジム・ストライカーの次世代対応型モデル」と位置づけられ、宇宙空間でも使用可能。

ジム・ストライカーと同様全身にウェラブル・アーマーを装着しているが、頭部はガンダムタイプに変更されている。

ヒート・ロッドを応用したスパーク・ナックルやチェーン・マインを応用したバースト・ナックルなど武装にジオン系の技術を組み込んだ装備が用意されており、新型バックパックにそれらの武装を装着出来るように設計されている。

それに伴い脚部スラスターも新型のものに改修された。


なお、ジム系の機体の頭部をガンダムタイプに変更し新装備を取り付け強化する手法は、同じ時期にティターンズで開発された、ガンダムTR-1[ヘイズル]と同じである。


また、本機の頭部には精神感応AIシステム「妖刀」が内蔵されている。これは、カネサダ・ツルギ准将の主導による強化人間プロジェクトの一環として、ニュータイプの兆候を持つイットウ・ツルギの脳波を元に、波動の影響を用いた人類のニュータイプへの覚醒促進を目的に開発された。

同時にこの波動を転用し、超振動を浴びせ物質を砂塵状にする兵器でもあり、ツルギ流居合いの奥義「空合掌底気」を再現したものである。

しかし、開発段階でイットウの父カネサダへの憎しみの感情が刷り込まれており、カネサダが関与した他の妖刀システムや人為的なニュータイプに反応し自立起動する「超妖刀」が発動するリスクも持つ。


1号機は白を基調としたカラーリング、2号機はネメシス隊仕様機を意味する紺色となっている。

主なパイロットは、連邦軍対破壊工作特殊捜査旅団「BGST」の隊長にしてカネサダの息子であるイットウ・ツルギ中佐と、反地球連邦組織「シン・フェデラル」に所属するユージ・アルカナ中尉。


フルアーマー・ストライカー・カスタム(FA-79FC)

資源惑星ハーモニーIにおいて、スパーダ公の搭乗するドルメルとの戦闘で大破したストライカー・カスタム1号機をベースに、反地球連邦組織シン・フェデラルが運用した2号機、フルアーマー・アレックスのパーツを組み合わせて改修した機体。

当機は「カタナ」の愛称で呼ばれ、型式番号も現地で便宜的に付けられている。

当機には、ストライカー・カスタム、ユージ・アルカナ大尉機に搭載された精神感応AI「妖刀」のコピーを装備しており、全身にフルアーマー・アレックスのアーマーパーツを装備しているが、これは「超妖刀」の自立起動を抑制するためのいわば「拘束具」としての一面もある。


武装面ではフルアーマー・アレックスの2連ビーム・キャノン、背部ロケット砲、胸部ミサイルベイが移植されて火力の充実が図られており、射撃ができないパイロットでもAIの補助によって使いこなすこともできる。

また新たに「フカサク」と呼ばれる格闘兵器のコールド・サーベルを装備。マニピュレーターを介した「妖刀」による超振動を発生させることが可能で、理論上では切れない物質は無い。

イットウはシン・フェデラルとの戦いでは本機を駆り、最終戦まで戦い続けている。

その後、本機に装備されていた「妖刀」はサイド7での決戦後、ムラサメ研究所に回収されてサイコガンダムに転用された。


メタルスパイダー(RGM-79FP-S1)

小説『機動戦士ガンダム ブレイジングシャドウ』に登場。

一年戦争後に設立された連邦軍特殊部隊「シャドウズ」のチーム6が、実戦経験に基づいて改良を続けた専用機。

全身のウェラブル・アーマーを外して軽量化することで突進加速力を向上させ、頭部には熱源を探知するTVG(サーマル・ビジョン・ゴーグル)を装備して対モビルスーツ戦における索敵能力を得た。

メタルスパイダー(鋼鉄の蜘蛛)の機体名は左腕部のショットアンカー(チーム内での名称は糸)を操る姿と肩部に描かれた蜘蛛のエンブレムに由来する。

武装は反動に耐えられる限界まで出力を引き下げたH-4ビームライフル。他にはソードオフモデルのグレネードランチャーと近接戦闘用のヒートナイフを装備。これらは個々の隊員に合わせて装備箇所を改めている。

主なパイロットはシャドウズチーム6のリーダー、ホーグ大尉。及び彼の部下兼不良仲間であるサイラス中尉とローデシアン少尉。


ゲーム中のジム・ストライカー

戦場の絆

コスト200の格闘カテゴリで登場。

他の格闘カテゴリとの大きな違いは、格闘攻撃に対しカウンターを取れるタックル攻撃から追撃が可能な事、そしてチャージ時間に比例して威力が跳ね上がるチャージ式ツインビームスピアを持つ事。

またコスト200(後に180)にしては高い耐久力を持つので、多少のクセをモノにすれば絶大な戦果をあげられる。

またストライカーカスタムも登場している(基本コスト280。兵装によって変動)。

こちらはいかにも高コスト格闘機といった性能ながら色々と癖が強く、やはりある程度機体をモノにする事が求められる。


ターゲットインサイト

他の機体とは一線を画す格闘性能で近づくザク程度ならスパスパ斬り捨てることができる高性能機。

しかし初期状態だと武装がツインビームスピアとグレネードのみ(射撃兵装なし)なので、早めに何かしら射撃兵装を持たせられるようにしたいところ。


Gジェネレーションシリーズ

ジムの派生機体として登場。

一年戦争の量産機としては破格の攻撃力を持つ格闘攻撃を多数取り揃えるも、射程3以上からは貧弱な100mmマシンガンのみであり、宇宙ステージへの適正を持たない致命的欠点を持つ。

このため、宇宙適正を持つストライカーカスタムの早急な開発が求められる。


なおストライカーカスタムは、相手の防御力を無視して一定のダメージを与えるスパークナックルと、如何なる防御アビリティを無効化してダメージを与えるバーストナックルを取りそろえ、爆発力は流石ジム・ストライカーの上位互換と言える。

しかしながら射撃兵器を一切持たないので射程が短く、他の格闘特化機体に比べ移動力に劣る為、使い込むには多少の愛が必要とされる。


なお、ジム・ストライカーとストライカーカスタム共通の強みとして、アーマーにより実弾などのダメージを軽減出来る「フルアーマーシステム」を持つ。量産機で持っている機体が少ないため、量産機縛りでは一考の価値あり。


バトルオペレーションシリーズ

格闘機として登場。最初に実装された機体はシールドを装備しておらず、かなり間を開けてからスピアのサイズモードとスパイクシールドを装備した重装備仕様が別機体として実装された。

重装備仕様は副兵装にビームサーベルを所持し、2種類の格闘兵装でコンボを決めることが出来る。

続編のバトルオペレーション2では統合され、格闘兵装もロッドモードとサイズモードの選択式となった。重装備仕様から副兵装のサーベルも続投。

ロッドモードは長いリーチと連撃が強み。サイズモードは連撃が出来なくなるが単発威力は高く、相手をロッドより大きくよろけさせる効果を持つ。

最初期にはベースのジム改より脆いというあまりに酷い低耐久力が足枷となっていたが、調整によりHPと対実弾補正が向上し、爆風によるよろけを無効化する「爆発反応装甲」というスキルが付与された。


ガンダムオンライン

地上用の強襲機、コスト300で登場。本作ではガンダム・ピクシーが使用した90mmサブマシンガンやハイパーバズーカなどの武器と、ゴールド設計図限定でビームスプレーガンが使用可能。

ツインビームスピアは通常のサーベルより威力が高く、さらにアクションキーでロッドモードとサイズモードを切り替え可能。基本的には左右の判定が優秀なサイズモードが人気。

また、ネメシス隊仕様の機体も同兵科、同コストで実装されている。こちらはバズーカが剥奪されているが基本性能が向上。敵機をスタンさせるスパイクシールドやモーションの変わったツインビームスピアが使用可能である。

さらにストライカー・カスタムも同コストで参戦。宇宙にも出撃可能。

射撃兵装はバルカン(と着発式グレネイド)のみというピーキーな性能であり、ゴールド設計図限定のバーストナックルやスタン用のスパーク・ナックルを含めると4種の格闘兵装を持つ格闘特化機。また、ダッシュ格闘で攻撃判定のない瞬間的なダッシュを行う「疾風迅雷」という武装も持つ。

妖刀システムは任意で発動と解除が可能であり、発動中は一部性能アップの他に空中でジャンプ後の再上昇及び急降下が可能になる。


関連項目

ガンダム 機動戦士ガンダム

ジム

ジム改 ジムⅡ ヘイズル


外部リンク

アニヲタWiki(仮) - ジム・ストライカー

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