「うぐッ……しまった!反作用が……」
CV:森田成一
データ
身長:213cm(巨大化復元時身長/53.3m)
体重:173kg(巨大化復元時体重/432.5t)
考え:「七夕の願いが叶った人間は喜ぶ」
集める感情:喜び
成分:七夕、竹、笹の葉、短冊、七夕飾り、など
配合:竹林槍
特記事項:結局全ての願いは叶ったまま、ありがとうタナバンタ。
概要
年に一度人間が願掛けする「七夕」に目を付けたキャンデリラが「七夕の願いが叶った人間は喜ぶ」と言う考えから作り出したデーボモンスター。
全身に竹や笹の葉の意匠が見られる外見をしており、その四肢には短冊、胸部には竹筒が付いている。内側に黄色と白の星が交互に付いた羽衣も特徴的。
七夕らしくその能力はどんな願いでも叶えると言うチート級のそれであり、自分の肉片から短冊を作り、その短冊に書かれたあらゆる「願い事」を必ずタナボタ的に叶えてしまう。
然し其処はデーボモンスター。願いが叶った人間はタナバンタに回収された短冊に「幸運のエネルギー」を吸い取られて衰弱し、七夕の翌日である7月8日の夜明けとともに死んでしまう。
これを解除する方法は短冊を収納したタナバンタの胸の竹筒を破壊する以外に方法は無い。だが、タナバンタの細胞から無数に生み出されて魔力を帯びた短冊は町中に散乱し、トリンの感知能力をも拡散してしまう為、キョウリュウジャー達も容易には気付けなかった。
願いを叶える以外にも、敵の攻撃を「笹の葉殺法」でサラサーラと回避し、竹林槍からチクリンと痛い「竹槍スラッシュ」を繰り出すと言った戦闘能力を有するが、それもササやかな物であり、公式曰く「口先だけのヘタレ」。
雑魚キャラと言われても仕方の無い戦闘力しか持たない彼だが、その癖性格は気障を地で行くロマンチストで、度々創造主にして上官であるキャンデリラにアプローチをかける始末である。
活躍
七夕の前夜に、ダイゴを除くキョウリュウジャーや町の人々の傍らに短冊を散布して願いを書かせる。
翌日の七夕で「急に部長に昇進した」、「1億が当たった」等の幸運を人々に起こし、さらに「新しい木刀」、「テストで好成績」、「新種の化石」等と言ったキョウリュウジャーの願いも叶えて毒牙に掛け、メンバーの半分が弱体化しているのを確認すると、自分たちの目論見を語って退散する。
その後、更に「山ほどの氷菓子が食べたい」、「女性にモテモテになりたい」という他の願いも叶えてしまうが、短冊を回収する習性を利用したダイゴに居場所を知られて反撃、単身で向かってくる彼をキャンデリラたちとともに大ダメージを与える。
夜明けが近づいて作戦成就に歓喜するが、突如現れたダンテツに行く手を阻まれる。
彼から「これから殴る」と言う慈悲とも取れる警告を受けるが、人間相手に調子に乗って無視した為に歯もへし折られる程の正拳を喰らい、その衝撃波に吹き飛ばされて更に怯んだ所へダイゴの一撃を叩き込まれ、胸の竹筒を破壊されてしまう。
それにより復活したキョウリュウジャーが集結して劣勢になると、今度は「みんな転べ」、「攻撃が外れろ」などの「自分の願い事」を短冊に書いて抵抗。しかし、一時凌ぎにしかならず直ぐに反作用で自滅(※上記の台詞はその時の物)。そのままキョウリュウジャー達の必殺技を受けて死亡した。
その後、ラッキューロの手により巨大化すると、キョウリュウジン・カンフーを両側に隠れていた巨大ゾーリ魔の伏兵で動きを封じる。だが、直ぐに加勢して来たプテラゴードンの電撃で拘束を解いてしまい、そのまま巨大ゾーリ魔と三体揃ってブレイブフィニッシュを受けて爆散した。
余談
モチーフには彦星も含まれている。
名前の由来もそのまま「七夕」からで、彼が登場したブレイブ20も7月7日の放送であった。
声を演じた森田氏は今作がスーパー戦隊シリーズ初出演である。
関連タグ
獣電戦隊キョウリュウジャー デーボス軍 キャンデリラ デーボモンスター
デーボ・タンゴセック:先に登場した季節系デーボモンスター。こちらも登場した回が端午の節句だった。
デーボ・ナガレボーシ:同じく気障な性格のデーボモンスター。