「ナチスはフリー素材」とは、Z級映画『ナチス・イン・センター・オブ・ジ・アース』を紹介する動画の中で出た言葉である。
概要
ナチス・ドイツは優れた科学・化学技術を持つ反面、ファンタジーやオカルト方面との親和性も高く、残虐行為や虐殺、凄惨な人体実験を数多く行っていた史実や元首アドルフ・ヒトラーを始めとした印象深い人物が多く在籍していた事もあり、数多くの創作媒体で敵や悪役を彩るガジェットとして幅広く使用されてきた。
例
- 仮面ライダー：ショッカー
- マイティジャック：Q
- ビッグX：ナチス党
- サイボーグ009：新ナチス
- BLACKLAGOON：ナチス調査団
- ペルソナ2罪：ラストバタリオン
- HELLSING：ラストバタリオン
- DiesIrae：聖槍十三騎士団
近年ではかつてはナチス系の表現を規制していたユダヤ・ヨーロッパ圏ですら、その傾向が表れ始め、同時に直接は創作媒体でガジェットとして使われないまでも、ファンタジー・SFなどのジャンルでも敵や悪役のモチーフとしてナチス・ドイツおよびヒトラーが用いられるケースも多い。（例として挙げれば『宇宙戦艦ヤマト』のガミラス帝国、『機動戦士ガンダム』のジオン軍、『キン肉マン』のブロッケンマンなど）
その結果「とりあえず全部ナチスの科学かオカルトのせいにすりゃなんとかなる」的な意向で薄っぺらい悪役集団のように扱う作品が散見されることになった。
まるでネット上のフリー素材か何かのようにナチスをリスペクト無く扱ったZ級映画の一つが『ナチス・イン・センター・オブ・ジ・アース』である。
そんなZ級映画の展開に憤慨しながらも紹介していたのが、他ならぬナチスをフリー素材として扱っている総統閣下シリーズであった。
