概要
ブラック家分家のシグナス・ブラックとドゥルーエラ・ブラックとの間に生まれた純血名家ブラック家の三姉妹、
長女ベラトリックス、次女アンドロメダ、三女ナルシッサのこと。
父方の伯母ヴァルブルガ・ブラックが本家のオリオン・ブラックに嫁いだため、本家筋の黒兄弟ことシリウス・ブラックとレギュラス・ブラックは従兄弟の関係にある。
関連タグ
ベラトリックス・レストレンジ アンドロメダ・トンクス ナルシッサ・マルフォイ
ネタバレ
⚠︎この記事は「Harry Potter and the cursed child」の内容を含みます。
ネタバレ注意
イラストなどでは三姉妹揃って描かれることもあるブラック姉妹だがアンドロメダの駆け落ち後は、各々散り散りとなっている。
アンドロメダ
マグル生まれの魔法使い、テッド・トンクスと駆け落ちし結婚したことでブラック家の家系図から取り消されたアンドロメダ。
彼女はヴォルデモートと相対する道を選び、原作では七人のポッター作戦の折はハリーを匿い、死喰い人に磔の呪文をかけられてもハリーの居場所を告げなかった。
しかしホグワーツの戦いを含むヴォルデモートとの一連の戦いによりアンドロメダは夫のテッド、娘のニンファドーラ・トンクス、娘婿のリーマス・ルーピンを失う(その上、ニンファドーラは姉のベラトリックスに殺されている)。
彼女の元に残されたのは娘の忘れ形見、孫のテディ・ルーピンだけだった。
ベラトリックス
純血の魔法使いであり同じ死喰い人である、ロドルファス・レストレンジと家の定めによって結婚したベラトリックス。
彼女はヴォルデモートの狂信的信者であり、夫よりもより深い愛情を抱いていた彼女はヴォルデモートからも「ベラ」の愛称で呼ばれ、分霊箱の1つを預けられるなど特に信頼が置かれていたことが分かる。
ベラトリックスは原作のホグワーツ襲撃には不参加であり、新作『呪いの子』において最愛のヴォルデモートとの間の子ども、デルフィーニをマルフォイ邸にて出産していたことが明らかとなる。
しかし、ベラトリックスはモリー・ウィーズリーに敗北し死去、娘のデルフィーニは義父のロドルファスに育てられることになる。
ナルシッサ
純血の魔法使いであり死喰い人のルシウス・マルフォイと結婚したナルシッサだが彼女自身は死喰い人ではない。
アンドロメダのようにヴォルデモートと相対するわけでも、ベラトリックスのように盲信するわけでもなくナルシッサの懸念事項は息子ドラコ・マルフォイの無事のみであった。
闇の陣営より息子の無事の確認を優先する母親としての思いからヴォルデモートに虚偽の申請をしたことで、ハリーに勝機をもたらすこととなる。
マルフォイ家は咎めを受けることなく、ナルシッサの夫と息子を失わず、更には孫のスコーピウス・ヒュペリオン・マルフォイにも恵まれる。
光の道、闇の道、どちらでもない道を進んだ姉妹の子供たちの因縁は次代へと引き継がれる。
関連イラスト