カノ
かの
「あぁ、ミスっちゃった」
プロフィール
名前 | 鹿野修哉(カノ) |
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楽曲 | 夜咄ディセイブ |
メカクシ団団員 | No.3 |
能力 | 目を欺く |
誕生日 | 5月10日 |
年齢 | 17歳 ※ |
身長 | 165cm |
体重 | 50kg |
血液型 | B型 |
好きな都道府県 | 佐賀県 |
家族構成 | 母 |
イメージカラー | 黒 |
cv | 立花慎之介 (少年期:甲斐田ゆき) |
※キド・セトと学年は同じだが、物語の舞台が8/14~15なので1月生まれのキド、3月生まれのセトと違い、5月生まれの彼は既に誕生日を迎えている。
呼称
概要
「如月アテンション」にて初登場(但し、厳密には「コノハの世界事情」のアウトロの部分で幼少期と思われる姿が一瞬出てくる)した青年。
「メカクシ団」の団員の一人。
フード付き半袖パーカーを茶色いTシャツの上から羽織り、ブーツにジーンズの裾を入れたスタイル。
猫の様に大きな吊り目と、癖のある猫っ毛が特徴。色素の薄さは生まれつき。
「カノ」の発音は名字を流用したものであるため、「鹿野」と同じくカ↓ノ↑である。
ちなみに初期設定はギャンブラーだったらしい。
人物
危機的状況であっても常にクスクスと笑っているなど掴みどころがない性格をしており、冗談か本気か解らない飄々とした態度を取る。どんな状況でも楽しんでいるようで、常に笑顔を絶やさない。
最初の印象は、シンタローからは猫目、エネからは吊り目、ヒビヤからは大きな目、ファンの初期印象は不良、と多種多様である。そして更にアニメ版では、新たにエネから「狐目さん」と呼ばれていた。
基本的に気さくで人当たりも良く、メカクシ団のムードメーカー的存在。
話術やコミュニケーション能力にも長けているようで、じん氏曰く「カノはきっと美容室とかで女性店員さんにすげえペラペラ喋りかけるけど、何かこうウザくならない一定ラインみたいの知ってるだろうから、きっとモテる」らしい。
よく周囲をからかうため軟派だと思われがちだが、ここぞという時には頼られている。
意外にも、幽霊や祟りなどのオカルト系が大の苦手(キドと同様)。
そして意外にも、三半規管が弱くて乗り物酔いしやすい体質(シンタローと同様)。
さらに、寒がりらしい(マリーと同様)。
特にキドにはよくちょっかいをかけ、それ相応の罰をうけている。
3人揃って楯山家に引き取られていた過去がある。
外見については、じん氏曰く『イケメンか?と聞かれたら多分普通』『「モテよう」と本気を出せば、ルックスだけなら誰よりもモテるだろう』とのこと。
ちなみに彼はカゲロウプロジェクトきっての超人気キャラである(閲覧数が非常に多く、主人公のシンタローよりも多い)が、
じん氏も(なよなよしているキャラだと発言)しづ氏も(キドの人気は分かるが、カノとシンタローの人気は腑に落ちないと発言)あまり認めていない様子。
ちなみに、ある雑誌の小見出しでは、「裏の団長」、「キドの相棒」、「裏のリーダー」、「団長の右腕」と表記されている。
またpixivではよく身長の低さと髪がネタにされる。身長に関しては幼馴染のセトはおろかキドよりも低く、しかもアヤノの幸福理論の最初の三人の登場シーンでも分かるように、三人の中で一番身長が高かった。(これはしづ氏も意識している。)そしてどんどん身長をこされていった。
幼少期の頃は髪はメカクシ団の中では唯一でこ出しで短髪だからだろうか。
じん氏も七夕の際ツイッターにてこんなツイートを。
アニメでも、キドから「お前は(3年前から)そこまで伸びてないだろう」と言われている。
だが実際身長はそこまで低いわけではなく、髪も異常に短いわけではない。要するに安定のカノの扱いだろう。
ただし、こういった扱いを良く思わないファンも存在するので節度を守ることが大切である。
内面
本作のキャラクターの中でも際立って本音の見えないカノだが、彼にとって本音を晒け出すことはとても難しくてキツイことらしい。
また、彼の最大の特徴は「常に笑顔でいること」だが、実はそれは能力による建て前。セト曰く「カノは恥ずかしがりなんで滅多に笑わない」とのこと。
他の団員に比べて弱い部分やひねくれている部分も多いが本当は優しく、他人の感情に聡いため、変なところで気を使って身を引いてしまう。
育った環境ゆえか他人に嫌われることを極度に恐れており、つい素の自分を隠してしまうため掴みどころがない性格。
目を欺く能力なんてものを持っているけれど、本当は他の団員と同じように解らないことや怖いことだらけで、本音を隠すくせに本当は気付いてほしいと思っている。
能力
カノの持つ能力は「目を欺く」。
自身の容姿、それに伴った周囲への影響を、対象に誤認させることが出来る。
自分自身の表情や動作を欺くことと、全くの別人に化けることが可能。
ただし、化けられる対象は「実際に対面したことがあり、尚かつ鮮明にイメージ出来る人物及び動物」限定。
花や木などの植物、会ったことのない人物や実在しない人物に化けることはできない。
また、彼の楽曲「夜咄ディセイブ」ではキドに似た女体化した姿になったり、セトに似たヘアピンを付けた姿になったりした。
如月モモからは、「騙し絵みたいな能力」と言われている。
能力の解除方法は痛みを感じること。
カノが能力を使うたびにキドが彼を殴るのは、このためである。
また彼が欺いたことのある人物は以下のとおりである
・黒猫
・アヤノ
・母親
・如月モモ
・九ノ瀬遥
・マリー
メカクシ団電波ジャック台詞
メカクシティアクターズ!
メカクシ団、団員NO.3カッノでーす!
なになに?テレビアニメ? そんなのやらないよ?
…なんて、うっそうっそー!
アニメ、メカクシティアクターズ。
君の家でも流れるからさ、ちょっと楽しみにしててよね!
ニコニコ動画はこちら
過去(ネタバレ注意)
幼少期は幼稚園に通わず、母と二人でアパートで過ごす。
情緒不安定気味な母親から日頃より暴力を受けており、周囲の人間からは「虐待を受けている」と噂されていた。
しかし、「母親を怒らせてしまう自分が悪い」という考えから、周囲からの母親への攻撃の原因になっている「自分の身体の傷を消したい」と考えるようになる。
当時は傷を隠す為かいつも長袖・長ズボンを着ており、たまに周囲から気味悪がられていたらしい。
ある日、金銭目的の強盗に家に押し入られ、カノを庇った母親が強盗の所持していたナイフに刺され死亡。
激昂したカノも、同時に刺殺される。
その際「カゲロウデイズ」に接触。
「目を欺く」蛇に憑りつかれ、能力を手に入れる。
単なるミスなのか故意なのかは不明だが、メカクシティレコーズの初回特典ブックレットには彼だけ本名が記載されていない。
ちなみにアニメメカクシティアクターズの第8話ロスタイムメモリーにてピンクのスーツを着た短いストレートヘアのカノの母親らしき女性が少しだけ登場している。
関連タグ
カゲロウデイズⅤ-the_deceiving-にて(重大ネタバレ)
これはカノの重大なネタバレに繋がるので注意。
「全部お前のせいだ。何も気付かなかった、お前の」
近所のおばさん連中に色々と傷跡のことについて問い詰められた時を本当に最悪だと思い、いつも過激な暴力を受けている傷を隠そうと日々必死に過ごしていた。
決められたことを守れず、役に立つことができないものが「不良品」なのだという思考を持っていた。
実は、楯山家の里子になる前からアヤノと面識があり、公園で少し遊んだ後に「また明日、お話ししない?」と言われ約束するも、家に帰ってすぐ強盗により殺されてしまう。
そして、その後引き取られた親戚の家で「目を欺く能力」が備わったことに気付いた。能力を解除するためには自分の姿を思い浮かべなければならないが、自分自身に興味がなかった彼は皮肉にも虐待された時の痛みでしか自分を実感することが出来なかった。
以後、能力を「痛み」で解除していたが、アヤノの自殺後に痛みで戻れなかったことがあり、それ以外にも条件があるのかもしれない。
そして孤児院に行き、友達第一号と友達第二号に出会う。必死になって覚えた黒猫の姿は可愛いものが好きなキドにも、動物が好きなセトにも好かれた。
色々心のすれ違いがありながらも、三人一緒に楯山家に引き取られることに。
そこで再び会ったアヤノに驚きつつも「姉ちゃん」と慕っていた。
しかし、ある日父と母が土砂崩れに巻き込まれてから、平和だった日々が一転。アヤカの死に理不尽な世界に怒りを感じつつも、アヤカのために残された自分たちは幸せにならなければならないと、家族を守ろうと決意する。
実はカノは、学校へアヤノに化けて登校したこともある。
しかし、これには訳があった。
ある日、アヤノに呼び出され、アヤノはカノに全てを話した。もう家族での幸せは、アヤカがいなくなった時点で永遠に失われてしまっていたのだった。
そしてアヤノは「ひとりぼっちの作戦」を実行。
全てを知ったカノは何もすることが出来なかった。
「…殺してやる」
目の前でアヤノ失踪後、アヤノがカゲロウデイズに入り込んだのを見ていたケンジロウこと冴える蛇が現れ、脅されてしまう。
しかもその後もアヤノとして登校し、透明アンサーにて「君が休むなんて違和感があって」という歌詞があることから毎日通っていたことになる。
その後、騒ぎにならぬようアヤノの遺体役をやらされた。
これも全て、仲間を守るためである。
アヤノや冴える蛇との会話から、目が冴える蛇の策略もケンジロウのことも全て知っていた。上記の台詞は冴える蛇に向けた言葉である。
一番上の台詞は死体のフリをさせられた後、家に帰る途中アヤノの姿から戻れないまま偶然シンタローに遭遇し、様々な精神的苦痛が重なったために彼に言い放ってしまった言葉である。(これがシンタローがひきこもってしまった最大の原因となる)