概要
「カゲロウプロジェクト」におけるセトとカノの腐向けカップリングタグ。コンビタグとして使用されることもある。
2人はキドも含めた3人で孤児院での同室で暮らし、さらに数ヶ月後は同じ家に里子として引き取られた。
つまり、言わば義理の兄弟のようなものである。
ちなみに誕生日の関係でカノが兄、セトが弟になる。こう見えても。
関連イラスト
関連タグ
カゲロウプロジェクト カゲ腐ロ カゲロウデイズⅤ-the_deceiving-
2人の関係
《小説5巻のネタバレを含みます》
幼少期のセトの現在からは考えつかないほど気弱かつ泣き虫で、子供ながらしっかり者で大人びていたカノはそんなセトのフォロー役だった。
特にセトはつい敬語を使ってしまう癖が抜けず、敬語嫌いのキドからしょっちゅう脅されていたため、カノがセトを庇うパターンが多かった。
そして現在。
セトは元泣き虫だというのが信じられないような快活で爽やかな好青年になり、カノは大好きな姉・アヤノの死に関する秘密をずっと抱えたまま暮らしてきた。
家族同然のキドとセトにすら重い隠し事をし続けてきたカノは、その負い目や様々な感情に押し潰され、情緒不安定になってしまう。
そのとき、カノを見つけて駆け寄ってきたのはセトだった。
普段通りに話し出す何も知らないセトに、とうとうカノは感情を爆発させ、涙を溢しながら感情を言葉にしてぶつける。
「なんで変わっちゃったんだよ……セトも、キドも……。なんで皆僕のこと気付いてくれないんだよ……! 姉ちゃんだって一人で死んじゃうし……あんまりだよ……」
地面に膝をついて泣きじゃくるカノに、セトは「大丈夫だから」と言って肩を抱き寄せる。
「気付いてあげられなくて、ごめん。こんなに近くにいたのに……」
「……ダメなんだ。怖くて、皆に話せなかったんだ……だから……」
「解ってる。一人で背負わせちゃってごめん。……ここからは一緒に背負おう」
「……兄弟なんだから」
また、アニメメカクシティアクターズでは、このシーンでセトがカノを抱き寄せていた。
このシーンを見て発狂したセトカノファンも多くいたようである。
(「カゲロウデイズⅤ-the_deceiving-」より)
こうして、カノは何年間も抱え続けてきた秘密を、メカクシ団の皆に話す決心をした。
「目を欺く能力」を持つカノの誰にも気付かれなかった本心を見抜いたのは、「目を盗む能力」を持つセトだった。
昔はすぐに泣くセトをカノが宥めていたが、現在(上記のシーン)はその立場がまったく逆転しているというのもこの2人ならでは。
喩え血は繋がっていなくても、兄弟の絆は堅いのである。