「戦うのは……怖いです……」
「怖いです…やるしかないんですか?」
CV:藤田茜
プロフィール
人物
奈良県内のどこかにある刀使養成機関・平城学館に在籍する少女。中等部2年生の13歳。
前に出ることが苦手な控えめの性格で、影が薄い事がよく指摘されている。
任務で原宿に赴いた際には洋服やスイーツなどに目を輝かせ、いつも以上に積極的になるなど、調査隊の他のメンバーよりも女の子らしさが目立つ。
現在は「蓮華不動輝広」という御刀を愛用するが、その前は「小龍景光」に選ばれていた。流派は不明だが、PVでは刀で真円を描いている。
叔父の剣術道場に通っていた頃、試合で無類の強さを発揮し、将来を有望視されており、本人も褒められていたことから「小説の次に稽古が好き」というほどのめり込んでいたらしい。
刀使になれた事も本来は嬉しく思っていたが、生来の気の弱い性格から現実とのギャップを目の当たりにして恐怖心が芽生え、争い事に関して消極的な態度を取るようになる。
先のことから平城学館から「赤羽刀調査隊」に推薦されたほどの、天才的なセンスの持ち主で、小龍景光に選ばれた際も抜群の相性の太鼓判を押されていたほど。
しかし写シありきでも痛みが伴うことを肌で感じたことで「命にまつわる危機感」にトラウマめいたものが根付いてしまい、命懸けの任務に対しては後ろ向きな態度を取るようになった。
こうして戦いに対する心理的な忌避感が固着したせいなのか、最初の御刀であった「小龍景光」からは見放されてしまったとのこと。
ちなみに現在の「蓮華不動輝広」の先々代の持ち主は高等部三年の小池彩矢(ゲームにおけるサポートキャラ)であり、今でも小池彩矢が御刀の抜けばそれに呼応するなど、様々な刀使と相性の良さを発揮する御刀である。
どこぞの先輩同様胸ぺったん女であるが、実は水着などで胸のラインがかろうじて出るレベル。しかしねねにとっては対象外レベルである。
刻みし一閃の燈火
実戦の過酷な状況を目の当たりにした結果、刀使という仕事に恐怖を抱いてしまい、結果戦う事を忌避する(というよりは「試合は好きだが命のやりとりがある実戦は嫌い」)ようになってしまった。また、調査隊の任務で戦闘が起きるとは思ってもいなかったらしく、戦闘で怯える事が多々ある。
その様は安桜美炎にも「刀使なのに?」と唖然とされてしまったほど。
とはいえ道場では神童と呼ばれるほどの腕前であり、ミルヤの采配で後衛に回った際は、前衛が撃ち漏らした弱った荒魂を確実に仕留めるなどは可能で、ミルヤ曰く「前衛を任せるのは難しいが自分を守るくらいなら手放しでも大丈夫」というくらいには基本的な技術は持っている。
また、臆病さに関しては自覚はあり、皆に迷惑をかけたくないという思いが強く、調査隊が獅童真希と此花寿々花に追い詰められた際は奮起、仲間達を庇いながら2人と互角の打ち合いを展開するという実力を見せつけた。それを目の当たりにした美炎は見方を改め後に謝っている。
また、この一件を聞きつけた燕結芽が独断で狙いに来たこともあった。
以降も荒魂との戦いを始め荒事に対して消極的な姿勢になりがちなのは変わらないものの、守りたいものを守る時には足手まといにならないよう、「精一杯頑張って戦いたい」と考えるようになった。
本編外のイベントでは必ずしも戦闘を忌避するわけではなく、仲間のために力になろうと苦手な荒魂退治を引き受けることに賛同したりしている場面もある(イベントは時系列というより世界観自体が異なるが)。
性能面
評価の高低が非常に激しいキャラクターである。基本的には支援・回復タイプに属するため、一部を除いて攻撃性能が低い。特に通常攻撃火力は今ひとつ。
唯一の常設入手可能な☆4パティシエ版は、効果こそHP回復タイプの中では優秀で、特性として一度だけの自動復活持ちでもある。だが奥義は発動まで5ターンもかかるうえ、回復後の追加効果に関しては状態異常解除と防御アップと噛み合っているようでいない。その後、より優秀な回復役が出たこともあり、悪くはないが評価は伸び悩んでいる。
それ以外はまちまちだが、そんな中で特に評価が高いのはダンまちバージョン。1体の戦闘不能復帰(60%回復)のついた、火力が比較的高めな全体攻撃技を持ち、攻防一体の優秀さから演舞大会で重宝される。
そちらより攻撃面は劣るが、防御目線であればブライド版も高評価。こちらは回復技だがステータス弱体解除付き。さらに同じく1体の戦闘不能復帰持ち。かつ自身の特殊能力として1度だけ大ダメージをギリギリのHPで耐える内容を持ち、このうえ奥義ゲージを+2するため倒されかけても奥義で回復し、戦線の立て直しができる。
ストーリー攻略ではではミッションコンプを目指す場合概ね不向き。何故なら本ゲームはほとんどの任務で最終WAVEの撃破ターンが限られており、回復役の清香で耐えても火力不足でチャレンジ達成が困難になってしまう。
一方でターン制限がなく、耐え忍ぶことを求められる編成であれば、この高い回復・支援能力が一気に活用しやすくなる。特に状態異常を連発してくる相手にはとても有効。オート操作での周回時には、メンバーが崩れることを想定した運用も可能。
「がんばれ ろっかくちゃん」六角清香、冬の時代
清香はゲーム稼働当初、最高レアリティとなる☆4がなかなか実装されなかった木寅ミルヤよりはマシな扱いという認識が主だった。
状況が変わったのはダンまちコラボ以降のこと。そのコラボにおいて☆4ユニットが実装されて以降、なんと2019年6月までの半年以上後続の☆4ユニットが実装されなくなってしまったのである。
おまけにこの時点で☆4清香の実装数は僅か3種類。そのうち常設ガチャで入手可能なユニットは一体だけという有様だった。
このことから一転して不遇な主要キャラとして話題にされるようになった。
ただし、特にこの件で注目されるようになったのは、とじとものイラストレーターの一人であるささきみつる氏のツイートした個人的な趣味の漫画が主な発端である。
このことからファンからは「ろっかくちゃん」「ろっかくさん」と呼ばれることもあり、それに対し漫画と同じく「むすみです」と返すのがお決まりとなった。
それを受けて衛藤可奈美役の本渡楓氏もこの漫画を受けて「ろっかくさんがいない」と言及し、ゲームのプロデューサーである椎名氏をタジタジにさせている(なお、椎名Pのせいだけではない模様)。
ちなみに同じメインキャラとしては益子薫がダンまちコラボからジェムカンコラボまで約半年間☆4が実装されなかった経緯があった。
しかし薫はジェムカン以前ですら☆4ユニットが4体おり、そのうち3体は常設ガチャ落ちしているため、比較的手に入るチャンスが多いという違いがある。しかもその後はバンバン☆4が実装されている。
ただし、その薫もコラボ☆4実装時は☆4と永らく縁がなかったことが言及されていた。
「本渡楓のとじらじ!」で演じている藤田茜氏がゲストとして来た際も、このネタがご本人にも浸透していることを承知の上で、☆4を出して欲しいと中の人のボイスで懇願(これ自体は罰ゲームだが)する事態も発生した。その際は「しかるべき時に……」と公式からの回答が得られた。
なお、こういった応答もあったため、「清香が小龍景光を再び手にした別バージョンが出るのではないか」というファンの期待もあった。
冬の終わり
そんな長い冬の時代が続いた清香さんだったが、2019年6月1日、メイン☆4六角清香【ブライド'2019】がようやく実装された。
2018年9月以来、実に約9か月振りの☆4実装。この時を待ち望んだ清香ファンも多かったはず。
清香さんの長い長い冬は、梅雨の足音が迫る6月初めに明けたのであった。
その後は再び☆4メイン実装からは縁遠くなっているのが現状である。
ただしブライド以降は半年間も空いてしまう、といった事態にはなっておらず、コンスタントな実装になりつつある。とはいえ、なかなか☆4実装の出番が回ってこないことを嘆くファンは多い。
贅沢な話になるとはいえ、現状常設ガチャで入手できる☆4は未だにパティシエ時の衣装しかなく、後発プレイヤーに実戦レベルの最高レアの清香が行き届きづらいのは否めない。
これを解消するためにも、今後さらなる飛躍を期待したいところである。
先のような覚醒的な展開こそなかったものの、本編は本編で清香の意識が一つ成長する展開も描かれており、☆4実装率の低さはさておき、イベントでの顔出し率も多く、他方面ではそこそこ優遇はされていると言えるか。
みにとじ
戦いにおいてはゲーム同様あまり乗り気でない一方、私生活ではグイグイくる性質が本編以上に出ている。特に呼吹には本編以上に懐いているようで、ファッションの相談などもしている。
また、本編では十条姫和のようにイジられてはいなかったが、第7話では「ホライズン同盟」という謎めいたチームを結成していることが判明。豊胸を目指して姫和と会合を重ねているらしい(ただし姫和は加入していると認識していなかった)。
余談
- 公式はどうやらこの「清香いじり」を(一部)まとめた本記事を見つけてしまったらしい。ゲーム版のプロデューサーである椎名氏も反応しているが、どうか清香の☆4の実装数増加を前向きにご検討を………。
- ☆4としては登場しない一方で、☆4の刀使カードに描かれるイラストのカップリング相手としてはよく登場する。先の「しかるべき時に実装する」と返答した後、夏服版の美炎にくっついて登場した際は「しかるべき時とはこれか!」とネタにされたこともある(その後すぐに実装されてよかったねチャンキヨ!)。ちなみにこれは、イベント☆3・招集☆3としての実装率自体は多いということでもある。