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「ゼロワン…あんさつ~!」

演:松村龍之介

概要

滅亡迅雷.netがゼロワンの抹殺のために送り込んだヒューマギア

破壊されてもバックアップデータから再製造が可能なため、暗殺特化型ヒューマギアとしてラーニングを続けることで、どんどん強くなるマギアとされている。

その用途とは裏腹な無邪気さを持ち、と2人で行動する姿はさながら幼い兄弟のよう。ただしラーニングを積み重ねて復活を積み重ねる内に次第に自我に目覚め始めたのか、第10話ではマギアに変身した瞬間にドスの利いた声色に変化し、言動も今まで見せていた無邪気さがウソの様に暗殺者らしいものへと変化していた。第11話にてラーニングを完了し、変身前の時点から冷徹な雰囲気を醸し出すようになり、滅からも称賛されている。

OPでのキャスト、公式サイトの表記は「暗殺ヒューマギア」となっているのにも関わらず固有の名前がないため、迅による愛称「暗殺ちゃん」が視聴者にも定着し、タグとして一般的になってしまった。

使用されている素体は飛電製の現行型ヒューマギアと同様だが、最初からゼツメライザーを装着し滅亡迅雷.netに接続済みのためか、目とヘッドギアは赤くなっている。

ただし第7話や第11話では目とヘッドギアが青い状態から変身を行なっている。

活躍

ドードーマギアドードーマギア改記事も参照。

  • 第7話

迅と共にゼロワンを暗殺すべく行動を開始するが、刃唯阿に行く手を塞がれたことで迅とバルキリーが交戦。暗殺対象ではないバルキリーと仮面ライダー迅の戦いを距離を取って眺めていたが、ラッシングチーターの俊足で接近したバルキリーにフリージングベアープログライズキーをゼツメライザーに装填されたことで誤作動を起こしてしまい機能を停止。

バルキリーが迅を引き付けた隙に、唯阿の部下達によって鹵獲されてしまった。

その後、唯阿によって何らかのプログラムを仕込まれ、目とヘッドギアのランプが青に変化した状態で再起動。

マンモスマギアの出現でパニックになった街へと解き放たれ、ドードーマギアへとゼツメライズした。

バルカンと共にマンモスマギアと交戦するゼロワンを発見し襲い掛かるも、ラーニング不足のため大した脅威にはなれず破壊された。

  • 第8話

「ヒューマギアのハッキング、失敗。病院のセキュリティ、破れない〜」

バックアップデータから復活し、迅に対して言葉を返すようになるなどの成長を見せているが、妙に格好つけたポーズを取る事があったりする

多数のヒューマギアが働く国立医電病院へと侵入して看護師型ヒューマギアのハッキングを試みるも、病院のセキュリティを破れず失敗。

に暗殺対象を刃唯阿に変更され、滅・迅と共にA.I.M.S.特殊技術研究所を襲撃。守衛の兵士たちを蹴散らし、ドードーマギアへとゼツメライズしてバルキリーと交戦して迅がギーガーをハッキングする隙を作った。

ゼツメライズ時に人間の外装が破壊されてしまったため、その後はドードーマギアの姿で活動し、滅の指示で再度或人を抹殺しようとするも、ゼロワンに再破壊された。

  • 第10話

「師匠~!」

飛電インテリジェンスプロデュースのドラマで暗殺者を演じた大和田伸也を本物の暗殺者と誤解した迅に促され、彼から暗殺をラーニングすることに。

ヒューマギアであることを隠して接近し、アクションや演技についての指導を受け、遂には弟子として認められるに至った。

翌日、ドラマの撮影現場で暗殺のラーニングをしようとしていたところで俳優ヒューマギア松田エンジがアドリブに応えられないのを目の当たりにすると、エンジを暗殺対象としてドードーマギアに変身。

これは滅や迅の命令なしの行動であり、「ダメエンジ、俳優ヒューマギア、いらない」と冷徹に言い放ったり、迅が「友達暗殺しちゃダメ」と言ったにも関わらず強硬しようとしたのを見ると、彼にも自我が目覚めている可能性がある。

作中初の「ゼツメツノヴァ」を見せ、バルキリーを変身解除に追い込むが、バルカンに破壊された。

  • 第11話

「任務完了」

大和田伸也との修行は、確実に暗殺ちゃんの成長の糧となっており、バックアップデータから復活した際には以前のような幼さはなりを潜めており、より冷徹な暗殺ヒューマギアとなっていた。

しかし、次の暗殺ターゲットに大和田伸也が指名され、「師匠…!」と戸惑いを顕にする。

大和田伸也は前話のラストで役を降板すると言っていたさなか、大和田伸也にダメ出しを受けたエンジは滅と接触してしまいゼツメライズ。ドラマの撮影現場で暴走を始めるがバルキリーに破壊されてしまう。

しかし、或人の熱意ある説得にヒューマギアに対する考えを改めた大和田伸也は「あの時のエンジはもういない」と言う或人に対して、「いいじゃないか、またイチからやり直せば」と、役の降板を取りやめ、エンジを認めた。

だがドラマの撮影現場に暗殺ちゃんが現れ、大和田伸也の暗殺を執行しようと彼を銃撃する。

その後、不破と対峙しドードーマギアにゼツメライズ。性能も格段に上がり、バルカンを変身解除まで追い詰め、滅と共に行方をくらます。

皮肉にも、師匠がヒューマギアを認め、ありのままの暗殺ちゃんを受け入れる準備ができた矢先に、取り返しのつかないことをしてしまうこととなった。

ニュースによれば大和田は一命を取りとめたそうだが、彼が再び師匠と再会する日は来るのだろうか。

余談

フリーズした際に発生した霜を表現するために、メイクさん達が使用したのはまさかの砂糖である。

演じる松村龍之介氏は、仮面ライダーや戦隊のOB達が参加した東映ムビ×ステシリーズの映画『GOZEN-純恋の剣-』、舞台『GOZEN-狂乱の剣-』に出演していた経歴がある。

最初はあっけなくやられた存在が戦いを何度も経験し、(本物の暗殺者ではないものの)師匠から習った事を自分の技に取り入れて弱点を克服する姿は、ある意味物語の主人公が成長する一般的な道のりを象徴しているとも解釈出来る。

これは初めから高い地位と強力な権限を持っている飛電或人とは対照的である。

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