リュウオーン「見るが良い、大邪悪竜ドライケン誕生の瞬間を。滅びの竜が降誕する!」
CV:無し
概要
邪悪竜とは数多くのジャリュウに殺し合いをさせ、勝ち残った1体に創造王たるリュウオーンが自らのパワーを分け与える事で誕生する最強の進化形態であり、このドライケンはそうした殺し合いを制して誕生した。Task.1に登場した大邪竜ドルドを除けば、等身大の邪悪竜はこのドライケンが初であり、朱色と金と黒の装甲に覆われた竜人と言うべき姿を持ち、体の随所に金色の角が生えている。
ジャリュウの進化形であるだけあって五感、筋力、俊敏性、凶暴性のどれを取っても進化前の数十倍も上回っており、特に体表の頑丈性がズバ抜けて高い。
その防御力故にどんな攻撃も寄せ付けないが、変態直後の不完全な状態では背中の外骨格が脆くなるのが弱点。尤も、半日程度で完璧な装甲皮膚となる為、その間に敵に襲われなければ問題は無い。戦闘では上記の身体能力に加え、口から火球を吐いて攻撃して来る。
活躍
サージェスのヨーロッパ支部から日本に届いたプレシャス「サラマンダーの鱗」を輸送途中のトラックから強奪。
駆け付けたボウケンジャーを圧倒的な戦闘力で苦戦させ、ブラックのラジアルハンマーとイエローのバケットスクーパーすらも頑丈な体表で無効化する。だが、小説家の香川慈門の新作小説の内容を思い付いたレッドが自ら囮となり、その際に背中を他の4人に向けた事でサバイバスターの一斉射撃を背中に浴びせられて負傷し、リュウオーンの手助けによってその場は撤退する。当初の目的であったサラマンダーの鱗の入手は成功した為、名誉の負傷と呼べなくもない。
撤退後は某所の工場でサラマンダーの鱗との融合によって、「大邪悪竜ドライケン」の誕生を画策する。
果たして大邪悪竜の誕生が間近に迫るが、其処へボウケンジャーが現れ妨害。リュウオーンがレッドと交戦している隙を突かれ、残る4人にサラマンダーの鱗を取り返されてしまった。更にダイボウケンがゴーゴーミキサーを轟轟武装したダイボウケンミキサーのハイパーコンクリートによって工場の爆発による周囲への被害も封じられた。
大邪悪竜への誕生を阻止されたのを受け、決着を付けるべくボウケンジャーを口からの火球で攻撃する。だが、サラマンダーの鱗がセットされたアクセルテクターをレッドが装着した為に旗色が悪化し、そのまま止めのデュアルクラッシャー・コンビネーションクラッシュを叩き込まれて爆散した。
余談
- リュウオーンの理論によると「邪悪竜の身体は2000度以上の高熱や爆発と化学反応し、融解したサラマンダーの鱗に包まれる事により大邪悪竜が誕生する」らしく、彼はその理論を100年前の私記に残していた。香川慈門はヨーロッパの図書店で入手した彼の私記を元に小説を書いていたが、それを香川の手から取り返したリュウオーンはこの邪悪竜の敗北後、自ら焼却処分した。
- ドライケンの登場したTask.7に香川慈門を演じた清水紘治氏は、『超新星フラッシュマン』の大博士リー・ケフレン役で知られている。
- 番組の終わりの恒例のコーナー・「今日のスーパー戦隊」では、『電子戦隊デンジマン』が紹介された。