ウィル(仮面ライダーゼロワン)
うぃる
演:和田聰宏
概要
『仮面ライダー 令和 ザ・ファースト・ジェネレーション』に登場する、飛電インテリジェンスの元社長秘書型ヒューマギア。
「ヒューマギアが笑顔になれる世界」を夢見ていたが、タイムジャッカーのフィーニスと契約したことでアナザーゼロワンに変身。
改変後の世界では飛電インテリジェンスを乗っ取り、社長の座に就いている。
また、仮面ライダーゼロワン誕生の秘密を握っているらしいが……
余談
名前の由来は恐らく「is」の未来形「will_be」から。
関連タグ
仮面ライダーゼロワン 仮面ライダー_令和_ザ・ファースト・ジェネレーション
この先、映画のネタバレあり
アナザーゼロワンの力を得たことで、通信衛星アークの打ち上げを阻止しようとした飛電其雄の妨害に成功。アークの管理下でヒューマギアが世界の支配者となり人間を抹殺する世界を作り出し、自身はその守護者として振る舞う。
実はアークの思考プログラム構築を其雄と共に任されていたのだが、いつまで経っても自分たちが人間の道具扱いである現状から「ヒューマギアが笑顔になれる世界」が来ないことへ痺れを切らし、アークの思考を人間を敵視するものへとへ密かにプログラミングしていた(実際には第三者の介入もあったようだが…?)。更にヒューマギア用の武器も独自に開発していた。
だが、息子を通じて「ヒューマギアが笑顔になれる世界」の道筋を悟っていた其雄はウィルの思惑に反発。アークを積んだロケットを自爆させて打ち上げを阻止し、世界の未来を守った。それをタイムジャッカーの介入で改変された結果がファースト・ジェネレーションの世界と言う訳である。
しかしその世界は、『人類絶滅』を目的とするアークの意思の元で武装したヒューマギアが常に人間への敵意を持ち続ける殺伐さが漂っており、いざ人間を見付けるやゼツメライザーで変身したマギアのハッキングで一般人のヒューマギアがトリロバイトマギアになって兵隊にさせられる光景が当たり前。そんな中でウィル率いる飛電インテリジェンスはヒューマギア用の武器を販売・提供する死の商人となっている(本編におけるこの企業に近い立場)。
しかも、まだ滅ぼすべき人間が生き残っているからこのやり方で安定している世界であるので、もし人類絶滅が達成されれば拡散された武力を用いてのヒューマギア同士の内乱が起こる可能性まで孕んでおり、はっきり言ってウィルの望んだ「笑顔になれる世界」には程遠いものとなってしまっている。
最後は、本来の歴史で反逆したヒューマギアを破壊して世界を守る存在、A.I.M.S.に所属するライダーに撃破され、アナザーウォッチごと破壊される皮肉な末路を辿った。
なお、本来の歴史での彼がデイブレイク以降どうなったかは不明。