基礎データ
進化
ヒメンカ→ワタシラガ
概要
ポケットモンスター ソード/シールドに登場するポケモン。ヒメンカの進化系。
名前の由来は「綿」+「白髪」と推測される。
頭にたくさんの綿毛を持ち、綿毛は頭部へのダメージをやわらげるクッションとなる。
綿毛に付いている種には滋養効果があり、この種を綿毛とともに風に乗せてあちこちに飛ばすことで地面に栄養を与える。
また、この綿毛から作った糸は光沢がありとても美しく、ガラル地方の名産品となっている。
ふわもこな頭部、穏やかな笑みを浮かべた顔立ち、ショールを掛けているようなデザインをした小柄な体躯といった、実に落ち着いた癒し系な見た目をしている。
モチーフは進化前と同じく綿花と思われる。
見れば見るほどワタッコやエルフーンとキャラが丸被りなように見えるが、同じ綿でも前者はたんぽぽの綿毛、後者はバロメッツが元ネタとされているので一応の差別化はされている模様。
ゲームにおける性能
HP | 攻撃 | 防御 | 特攻 | 特防 | 素早さ | 合計 |
---|---|---|---|---|---|---|
60 | 50 | 90 | 80 | 120 | 60 | 460 |
特防がぶっちぎりで高く、次いで防御・特攻が続く。見た目に違わずコットンガードを覚えるので防御面も心配無い。
ただし火力が高くない上に攻撃技のレパートリーに乏しい。くさタイプの他はむしタイプとノーマルタイプの技しか覚えず、アタッカーとして運用するのは厳しいと言わざるを得ない。そのため、高い耐久を生かしたサポーターとしての運用が主となる。
サブウェポンこそ貧相だが一応リーフストームなどは揃っている他、ねむりごなやこうごうせい、やどりぎのタネといったくさタイプ御用達の有用な補助技は一通り覚えてくれる。
独自の個性として、強力な専用特性「わたげ」を持つ。接触・非接触に関わらず攻撃さえ受ければ発動するため、シングルバトルでのクッション役として非常に優秀。「さいせいりょく」も耐久寄りのステータスと相性が良く、総じてサイクル戦で強さを発揮するポケモンと言える。
ただし、やはり単くさタイプであるが故に交代読みで弱点を突かれやすい点には注意。
余談
ワタシラガは滅茶苦茶移動が遅い。
キャンプでワタシラガを呼ぶと走って来てはくれるが、非常に遅い故に到着するのに1分もかかる事もある。駆けっこなどしようものなら、相手のポケモンがしばらくゴール地点で待ちぼうけを食らう事態になったりする。
素早さのステータスは60と決して最低クラスではないのだが……どうやら普段から風に吹かれて移動することが前提なようだ。
なお、剣盾のシナリオ中で通過することになる5番道路の橋にて、1匹だけふわふわと風に流されてくる個体がいる。このワタシラガは固定シンボルであり、倒すか捕まえると二度と復活しない。ワタシラガ自体はさほど珍しいポケモンではないこともあってスルーしがちなので要注意。