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柴門たまきの編集履歴

2020-02-13 12:19:35 バージョン

柴門たまき

さいもんたまき

柴門たまきとは、「下級生2」のキャラクター。

概要

声:柚木かなめ河原木志穂

身長162cm / B84・W59・H80 / 「夏」


頼津学園3年A組。主人公織屋浪馬の幼馴染で、彼から「タマ」と呼ばれている。世話好きで明るい性格をしているので、クラス委員長と浪馬の所属する同好会のマネージャーも務めている。朝起こしに来てくれたり、時折差し入れを持ってきたりご飯を作りに来ている。バレンタインデーにはクラスの男子に義理チョコを配ったりしている。


このようなテンプレの様な幼馴染キャラ設定。パッケージ等では一見するとメインヒロインだが、その展開が当時としてはなかなか斬新であったため、とかく評価の低いキャラクターである。まあサブヒロインのほうがメインヒロインっぽいと言うのはこの当時ですら今更ではなかったが。



以下ネタバレ























荒っぽくまとめて一言で言うと、医大生の彼氏(プレイ開始時既に肉体関係)と幼馴染(主人公)とを両天秤にかけた挙句、彼氏に振られたんで主人公とくっついたキャラである。


もちろん本人(≠シナリオライター)にも言い分はあると思うが、彼氏と付き合ってる間にも主人公のデートの誘いに応じる他、主人公が「彼氏がいるから誘うのはやめよう」と考えても、たまきの方から誘ってくることすらある(ほとんどキープ扱いだが)。それでいながら、彼氏とののろけ話や彼氏のスペック自慢等を主人公に話す


そしてたまき攻略には「たまきが彼氏とイチャついているシーン」(キス前戯含む)を回収しなければいけないので、同じく「恋愛ゲームに置いて攻略難易度が高い幼馴染みメインヒロイン」としては鳴沢唯神岸あかり藤崎詩織等とは別な意味で難易度がキツい(精神的苦痛的な意味で)


しかしながらイベント回収したまきルートに入ると、たまきは彼氏に振られショックで数日姿をくらますが、数日後に主人公を自らラブホに誘う。主人公とコトの最中に「彼のことは真剣に好きだった」と言い出すが、事後「主人公のほうがいい」「最初から主人公と付き合えば良かった」等と言い出すなど、2004年当時としては斬新なぐらい尻軽な面がある。


ちなみにビッチ扱いされることもあるが、同じくelfブランドの他ゲームでは真正ビッチキャラもいるので別にそこまでのキャラでもない。またアナルは処女であり「こっちは初めてだから……」と主人公にアナル処女を捧げてくれる(正直興奮するより「だったら何だよ」と呆れたり「恩着せがましい」とかえって神経を逆撫でされるプレイヤーも多いであろうが)


リアルと言えばリアルなのかもしれないが、単に頭も含めあちこちゆるいだけと言うほうが正しいかもしれない。少なくとも始めからそういう種類のゲームとして発売された作品のヒロインであればともかく、純愛系(を装った)作品のメインヒロインとしては、好感の持てる性格ではないのは確かだろう。


彼氏がいるにしても、二股という流れは排除するか、あるいはめぞん一刻のように、二人の男の間で揺れる女性の心情が描かれていればまだ良かったが、残念ながらほぼ主人公視点で進むため、たまきが何を考えて二股という行動を取ったのか、その理由がプレイヤー視点からは、ほとんど見えてこない。


いっその事プレイヤー自身が寝取られ属性にでも目覚めれば良かったが、「医大生の彼氏」にしても、やや遊び人風で金持ちという以外、ゲーム本編では名前すら出てこないほど影が薄く、恋のライバルとして対抗心を燃やそうにもキャラが弱い。しかも、この彼氏もたまきを振る際「ステータスで俺を選んだ」とか「お前は俺という人間を見ていない」と発言していたので、見方によってはたまきの二股の被害者とも言える。さらに言えば主人公自身がたまきが彼氏持ちな事に対して「ショックだなあ」ぐらいにしか思っていなくてプレイヤーは感情の持っていく場が無い。


結局の所、マイナスポイントが多くてプラスポイントが少ないキャラ設定になってしまった。さらにシナリオ面でも、そのさらにそのマイナス面を返上できるような部分は無く、たまきが彼氏から振られるシーン以外、盛り上がる場面すらほとんど無いので、ますます言動のみがインパクトを残す結果と言う悪循環に陥ったと言うのが正確な所。さらにメーカーがメインヒロインとしてポスターやチラシ、コミカライズでたまきをごり押しし続けたのが、前情報無しにプレイしたユーザーの不満に拍車をかけ、ディスクを叩き割り『脳髄及び処女膜が破損した「柴門たまき」の誤作動により、当方のプレイ環境が整わない』という苦情を添えてメーカーに返品するプレイヤーが現れたり、2chアンチスレが立ち炎上祭が起きたりして悪い意味で話題となった。


そのため、人気は真ヒロインと称される高遠七瀬や天然気味の後輩である白井夕璃に大きく引き離されている。それどころかこのキャラクターのせいで作品そのもの(○級生シリーズ終了)ひいてはelfブランド全体の凋落の切っ掛けとなった説も根強い。


何気にTVアニメ版、漫画版、一部のOVA等ではこっそりストーリーと性格が改善されていたりするのだが(メディアによっては、さらなる改悪とするものもあったが)2chのアンチスレ祭り後ではどうにもならなかったどころか、かえって火に油を注ぎ処女厨ですら無いプレイヤーすらアンチと化した。先入観怖いと言うか、第一印象大事。ただ、そちらでしか知らない人の評価はそこまで悪くはない。だからと言って目立つほどいいキャラでもないのだが(ちなみに、漫画版を担当した虎向ひゅうら氏もたまきの本性を知らずに描いていたので清純ヒロインとして描いていた)。


もっとも、さらに皮肉な点は、「できればあんなクズのことなど思い出したくもない」と言わんばかりに存在を忘れられかけていることかもしれない。この作品の一年前に発売された別会社作品正統派幼馴染ヒロインのイラストが未だに時々pixivにアップされるのと悪い意味で好対照である。


ちなみに、同メーカーが2011年に発売した『ボクの彼女はガテン系/彼女がした事、僕がされた事/巨乳妻完全捕獲計画/ボクの妻がアイツに寝取られました。』のメインヒロインである田中美咲(旧姓:海藤)が、原画が下級生2と同じく門井亜矢である所為もあってか「たまきに似てる」と語り草になっているが、こちらは最初から「寝取られもの」である事を宣言しており、心情などもしっかりと描写されているので、性癖に合っているプレイヤーからは高い評価を受けている。


関連タグ

下級生2 幼馴染 elf 非処女


藤枝保奈美月は東に日は西にのヒロインの一人。たまきと同じく『幼なじみ属性』持ちなのだが、たまきとは正反対に『幼なじみ属性』持ちの恋愛モノのヒロインとしてお手本とも言えるような完璧な美少女。

向坂環ToHeart2のヒロインの一人。こちらも同じく『幼なじみ属性』(ただし年上)。同時期発売で偶然にも名前の読みも同じだがこちらは絶大な人気を誇るキャラ

西園寺世界SchoolDaysのヒロインの一人。たまきとは声優が同じであり、性格に問題がある為アンチが多くたまきと一緒くたにされる事もあるが(声優からしたら風評被害である)こっちはたまきに比べればまだ擁護出来る点がある。

海道惑ほしフルサブキャラの一人。主人公の男友達でもあり、たまきとは『○○ポジションのキャラはこうである』というイメージに泥を塗ったという共通点を持つ

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