概要
『FF4TA』とは、'08年にスクウェア・エニックスより発売されたゲーム『FINAL FANTASY IV THE AFTER -月の帰還-』の略称。『FF4』の後日譚で、同作のキャラクターは成熟した姿で登場する。また、彼らの子供世代も登場する。前作で罪を犯した二人の男の贖罪が一つのテーマとなっている。また、家族、恋人、友人、兄弟、師弟、組織など人と人の絆を盛んに採り上げており、この作品のメイン要素とも言えるバンド技がそれを物語っている。
タグとしては「FF」を含むこれが多いが、副題の「月の帰還」もかなり多い(まとめて検索)。
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システム面は基本的に前作を引き継いでいるが、FF6などシリーズ後続作品のアクティブタイムバー表示やダッシュ移動などの便利な要素が取り入れられ、プレイしやすい環境となった。また、渋谷員子氏が久々にドット担当していることでも話題となり、概ね好評価となっている。
ちなみに続編ではあるが、明白に、何年後の世界とは明言されていない。そのため、ファンの間では、大体12年~14年後の世界だと認識して、絵を描いている人が多いようだ。手がかりとなる資料は少ないが、セオドアのまだまだ幼い顏付きやパロム&ポロムの様子などから推測されている。
FF4時代からのキャラクター
セシル……バロン国王、ローザの夫、セオドアの親。今作は初っ端からマイナスに操られ、傀儡となってしまい、出番は少ない。
ローザ……バロン国王妃、セシルの妻、セオドアの親。セオドアを想う母親らしさが全面に出ているが、ある男によってトラブルに巻き込まれる。
リディア……ミスト復興に尽力する。一方、幻界を追い出され、召喚魔法も使えなくなるなど、かなり憂鬱な立場だが、仲間に支えられる。年は重ねているはずなのだが、露出度は一段とアップした。
エッジ……エブラーナ国王。民の支持も部下の信望も厚い。未だ独身で、相変わらずリディア命だが、前作と比較しても二人の距離は確実に近付いている。
カイン……試練の山にずっと籠もっていた。ポロムの一言で、山を下りる決意をするが…。
ヤン……ファブール国王、アーシュラの父。娘を溺愛する一方、頑固さに手を焼いている。
シド……すっかり髭は白くなったが、年はとっても矍鑠としている。今作ではルカの師匠としても活躍。
ギルバート……ダムシアン国王。臆病な一面は見られなくなり、今回はブレインとして皆を牽引する。アンナへの想いが忘れられない一方で、ハルのことを特別視する一面も。
パロム……反抗期を迎え、生意気盛りに。反面、思春期を迎え、ハーレムポジションを築く。
ポロム……突然、髪がピンクになった(実は染めた)ため、皆を驚かせた。弟との確執、長老の容体悪化などで気苦労を重ねる毎日に。
フースーヤ……今作ではゴルベーザと一緒に行動。最終パーティーには加わらない。
FF4TAから登場するキャラクター
セオドア……主人公、セシルとローザの息子。偉大な両親を持って悩みが多い。
アーシュラ……ヤンと奥さんの娘。芯の強い頑固者だが、礼儀は正しい。
ザンゲツ……〃その三、渋い爺さん。
ツキノワ……〃その四、まだまだ子供だが、腕は確か。ポロム命。
レオノーラ……トロイアの神官見習い。おっとりした性格とのことだが、超天然。芯の強さも見せる。パロムの幼馴染みで、彼とは師弟関係を超えた絆が生まれる。
謎の男……謎の男、好男子。ある男を捜すために、セオドアと行動を共にする。
黒衣の男……謎の男その二、偉丈夫。
クオレ……終盤に登場する少女
クリエイター……ラスボス
以下は、前作にも登場していたが、今作でプレイヤーキャラとしてクローズアップされたもの
ルカ……ドワーフの王女で怪力の女技師・シドの弟子。さっぱりして気さくな性格だが、人形を愛するなど女らしい所も。
カルコ……ルカによって改造され自律して動く少年人形。この子たちはデリケートなんです!って言ってる割には、かなり攻撃がえげつない。
ブリーナ……同じく自律する少女人形。こっちはダンスなどを得意としており、まっとうな改造と言える。