CV:間島淳司
概要
サザーランド家の御曹司。
父はサザーランドグループの現会長コネリー・サザーランド（アニメEDでのクレジット表記は「シュート父」）（CV:谷口節）。
春香の誕生日パーティーに招待された来客者の一人として初登場。4人の取り巻き（ラノベでは執事、アニメでは普通の友人）と一緒にいることが多い。
キザでナルシストな性格をしており、裕人のような庶民やメイド・執事など、自分より地位の低い人間は容赦のない態度で見下す嫌味な性格で、自らは父親を宛てにしている七光りだが、その自覚は全くない。
春香の誕生パーティーで裕人を脅したり、（正体を知らなかったとはいえ）乃木坂家の首魁・王季に｢薄汚いジジイ｣などと罵って無礼な態度をとり、サザーランド家を存続危機に追い込むような真似をしたために王季の正体を知る数少ない人物の一人である父の逆鱗に触れ、見習い執事をさせられる羽目となった。
父がシュートに強制的に土下座をさせながら王季に謝罪し、「自分よりも他に謝るべき相手がいるのでは?」と指摘された際は、裕人に対しても深々と謝罪しており、それ以前まで息子を甘やかしつつあった父もこの一件以来、態度を一変させ息子に対して厳しくなった。
しかしその後も全く反省する様子はなく、メイド×執事親睦会(アニメ版では合同忘年会)で幼いアリスを容赦ない態度で見下し、彼女が大事に持っていたカエルの人形『ゲロリアンX』を踏みつけ、彼女を庇った裕人に土下座させた上でワインをかけたり、自分に対して白い目を向ける他家のメイドや執事達を見下すという春香の誕生日パーティー以上もの問題を起こし、葉月と那波からお仕置きを喰らってしまう。
挙げ句、水面からの電話を通じて今回の騒動を聞かされ、激怒した父から電話越しでさらなる処分を言い渡された挙げ句、父から「執事になって少しは親の苦労を理解したと思っていたが間違いだった。シュートのやつは煮るなり焼くなり好きにして結構」と言い渡されて殺る気満々の表情（アニメ版より）と化したメイド・執事達によってフルボッコ及び血祭りに挙げられた。
シュートと取り巻き達はメイド×執事親睦会以降、本編からフェードアウトしたため、その後どうなったかは一切不明だが、取り巻き共々メイドや執事達によって血祭りに挙げられ、病院送りになった可能性は否定できない。
尤も、
- 春香をはじめ、乃木坂家関係者から特別な存在として認められる裕人に因縁をつける。
- 正体を知らなかったとはいえ、乃木坂家の首魁である王季に対して無礼な態度をとる。
- メイド×執事親睦会で乃木坂家メイド隊の一人である幼いアリスや彼女を庇う裕人に対して傲岸不遜な態度をとる上、会場内のメイドや執事達を容赦なく見下す。
- 裕人の言葉に感動し、助太刀として現れた葉月や那波たち乃木坂家メイド隊にも手を出そうとする（取り巻き達は葉月達が助太刀に現れると、あっさり引き下がっている）。
…と、シュートは春香の誕生日パーティーやメイド×執事親睦会の二度に渡って乃木坂家及びその関係者を相手にサザーランド家を存続危機に追い込むような問題を引き起こし、父の逆鱗に触れている。
特に後者で乃木坂家だけでなく、親睦会に参加していた他家のメイドや執事達を完全に敵に回すも同然の行いをしてサザーランド家の面目を丸潰しにし、より一層父を激怒させたため、最早父に廃嫡（勘当）されることも考えられる。
仮に絶縁までに至らなくとも、世界規模の影響力を誇る乃木坂家に喧嘩を売ったことで、周囲から後ろ指を刺されながら惨めな日々を過ごしていくと思われる（同じく、取り巻き達も連帯責任として廃嫡及び勘当されるか、シュートと共に肩身の狭い思いをしていく可能性は高い）。
父親がまともな人物でありながら、甘やかされ過ぎてしまった息子が本当に救えないクズのようでは王季の言う通りサザーランド家の先行きも暗いままであろう。
関連タグ
関連キャラ
白鳥麗次、スパンダム、ヘルメッポ、チャゴス、サウザン星人ギネーカ…シュートと同じように親の権力の盾に他人を見下し、好き放題する傲岸不遜な者達（ただし、ヘルメッポは紆余曲折を経て改心している）。
プリンセス・モアバックス…父に甘やかされて育ったため、「自分さえ良ければそれでいい」を絵に描いた性格をした、非常にワガママなお嬢様。父の前ではぶりっ子だが、使用人に対して作った料理が気に入らないという理由で「さっさと出てけ!」とあっさり解雇通告を出すほど横暴なため、使用人達にもはぐらかされているが、陰では「悪い子」と言われている始末（プリンセスに自分が悪い子かと聞かれると顔を曇らせながらも答えようとせず、何らかの理由をつけて真っ先に逃げている）で、作中何度も問題を起こしても反省の色を全く見せない点はシュートと共通している。
