CV:永井一郎(TV版) 加藤治(劇場版) 渡部猛(特別版)
12機いたリックドムが全滅だと!?ものの3分も経たずに…?バ、バケモノか…!?
概要
所属は宇宙攻撃軍であり、コンスコン機動艦隊の司令官。
階級は少将。恰幅がよいのと、ちょび髭が特徴。
ドズル・ザビの腹心の一人であり、メディアによっては南極条約調印時にも居ることからジオン軍の中でも重要な位置に居ると思われる。
ザビ家以外の者では左官クラスがせいぜいだったジオン軍のなかで階級が少将で将官である地位の高さからも宇宙攻撃軍の参謀長もしくは宇宙艦隊司令長官であったかも知れず、そんな要職の彼の部隊のサイド6入港は、中立地帯でありながら地球連邦に靡きつつあるサイド6に釘を刺す為の表敬訪問という面も持っていたのかも知れない。(もし宇宙艦隊司令長官であったなら戦艦グワランが旗艦だが、チベ級を旗艦にしたのはソロモン侵攻が迫るなか流石にそれだけ強力な兵力を避けないのと、サイド6を威圧し過ぎるという問題があったのかも知れない)
サイド6に入港したホワイトベースを捕捉し、戦闘禁止宙域外にあった浮きドックに入渠しようとしたところを襲撃。ドックを破壊して修理を妨害する戦果を挙げるが、アムロ・レイの駆るガンダム1機相手に12機のリックドムを3分経たずに撃破されてしまうという大損害を出す。
一旦撤退後に補給と増援を受け再び襲撃を決行したものの、これも先に宙域を脱出し、条約で発砲が禁じられていた宙域内に残る敵を叩くと言うブライト・ノアの奇策によって出鼻をくじかれてしまい、残ったMS隊も結局全滅。
最後は乗艦のチベをホワイトベースに特攻しようとしたところをガンダムに阻まれて撃沈され、戦死した。
彼の評価についてはメディアによって「無能な指揮官」「有能な指揮官」と真っ二つにわかれている。放映当時は3分で全滅したことから無能と評される事も多かったが、ギレンの野望シリーズでは「実力主義者のドズルの下にいるから有能である」とされ、能力値も艦隊司令官としては充分有能だった(逆に無能と描かれた作品ではスーパーロボット大戦などがある)。
アニメ本編中のホワイトベースとの交戦でも、作戦的には何一つ間違った事はしていない。
何かと槍玉に挙げられがちなリックドム隊の全滅についても、これはコンスコンが単艦の部隊相手といえど戦力の逐次投入(出し惜しみ)という戦術上の愚策を犯すこと無く、持てる全戦力を集中させたことを逆説的に証明している(さらに補足すると、戦艦1隻とMS3機の部隊を相手にリックドム12機というのは、”通常であれば”まず負ける事は無い戦力差)。
ただ、相手がバケモノ過ぎたため、このような結果になってしまっただけである。折しもこの時はアムロが本格的にニュータイプとして覚醒し始めた時期であった。そもそもシャアをはじめ、他の有能とされるジオン指揮官でもホワイトベース隊を倒すことは出来てはいない。
『機動戦士ガンダムTHEORIGIN』では、コロニーへの被害を考慮し攻撃を控えるなど良識ある一面も描かれた。
また彼も戦闘中はドレン同様に最後までノーマルスーツを着用しておらず、少なくとも自分がそうする事が部下に不安を与えるという事を認識した度胸を持つ将としての器量は持っていたようである。
実は地味に劇中で唯一、シャアが仮面を外さないことに疑問を抱き、そのことを直接指摘した人物であったりする。そのシャアに対しては面と向かって、かつてはドズルの下にいたのに、今はキシリアの元にいることなどを理由にネチネチ嫌味を言うなど、視聴者受けする言動や行動をしなかったことが、前述の無能扱いの要因とも言えたであろう。
あしながおじさん
ガンダムエースに読み切りとして書かれた介錯の漫画、【ジオン少女】物語では、リックドムのパイロット達について書かれており
戦争終了後に同じくコンスコンの部下であるカヤハワと結婚する予定だった【ツェーン】
そして、ツェーンの部下でコンスコンが出資していた孤児院出身の【アインス】
同じ孤児院出身で、ガルマの熱烈なファンの【フィーア】が登場
上官、そして恩人であるコンスコンのためにホワイトベース撃墜に当たるが……その結果は上記のとおり、手折る側は戦場で散っていく者の事などわからないのであった
なお、フィーアはコンスコンのことをあしながおじさんと呼んでいたが
これまた上記の記述どおり、コンスコンは恰幅がよく、さらに言えば短足である
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ゴップ 連邦軍の将軍。コンスコンとは逆にギレンの野望では無能の代名詞で一躍有名人となるが、別作品などでは前線の軍人としてはともかく、政治能力に長けており軍退役後には連邦政府議会の議長まで出世しているなど、かなり有能に扱われる。