概要
最終話とOV「アーマードダークネス」に登場。エンペラ星人との戦いで一度は消滅したメビウスが、リュウに装着されたナイトブレスとGUYSのメンバー達の友情の力によって甦り、メビウスとヒカリ、そしてGUYSのメンバー達(リュウ・マリナ・ジョージ・コノミ・テッペイ)が合体することで生まれた「不死鳥の勇者」。
ファイヤーシンボルを模した、赤・青・金・銀の非常に派手なカラーリングが特徴。両肩には胸の金ラインから繋がる形で突起物も生えている。
ヒカリとの合体形態であるため、ナイトブレスが追加されている。メビウスブレイブとは異なり、メビウスブレスとナイトブレスがそれぞれ左腕と右腕に分散する形で装備される。
その力は絶大で、人間と結びついた事によりエンペラ星人のレゾリューム光線を一切受け付けず、アーマードダークネスとも格闘戦で互角に渡り合った。劇中ではダークネスブロードを奪って巧みに使いこなすなど剣技にも優れる。
主な技
メビュームナイトシュート
メビウスブレスとナイトブレス、そして仲間達の全エネルギーを開放し、十字に組んで発射する必殺光線。腕をL字にずらすと威力を上げることができる。上半分がメビュームシュート、下半分がナイトシュートと同じ光粒子で構成される。
メビュームフェニックス
自らの肉体をエネルギー化し、炎のような姿となり敵に突撃する最大の技。
スペシウム・リダブライザーを壊しつつ通り抜けて威力を上げエンペラ星人へ特攻し、彼に止めを刺した。
メビュームツインブレード
設定上存在する技で、大怪獣バトルRRで初使用した。メビュームブレードとナイトビームブレードを同時に展開し、敵を切り裂く。なお、メビウスブレイブのようにナイトメビウスブレスを使用した技が使えるかは不明。
余談
GUYSメンバーが合体してメビウスがパワーアップする案は企画初期から存在していた。また、サコミズとゾフィーのように他のGUYSメンバーが歴代ウルトラマンに変身するという展開も有力案(終盤での歴代ウルトラマン登場回で各隊員がクローズアップされているのはその布石である)となっていたが、ウルトラ兄弟の力を借りるよりもGUYSの仲間たちの想いを結集することが作品のテーマに相応しいとして当初の予定通りとなった。
GUYSメンバーが他界していると思われる現在のM78ワールドの設定上、メビウスはフェニックスブレイブに変身できないという説が濃厚であるが、『ウルトラマンヒットソングヒストリー』ではゼロの救援にこの姿で駆けつけた為、真偽は不明。ゲーム作品『ロストヒーローズ』でもGUYSメンバー無しで変身している辺り、GUYSメンバーの死後はGUYSメンバーとの絆を糧にこの姿になっているとも考えられる。
また、DXオーブリングでメビウスとヒカリの組み合わせで変身できるのはメビウスブレイブとなっている一方、ウルトラマンフュージョンファイト!ではCGモデルの都合上の為か、フェニックスブレイブの姿に変身する。(確かにメビウスブレイブはヒカリの力を持ったウルトラマンではあるが、ヒカリ本人はメビウスに合体してはいない為、メビウスとヒカリの合体した姿と考えるならばフェニックスブレイブが一番妥当な姿であると言える。)
あまりにもややこしすぎて混乱を招いた反省からか、DXジードライザーではメビウス(通常)+ヒカリの組み合わせでメビウスブレイブ、バーニングブレイブ+ヒカリの組み合わせでフェニックスブレイブの音声が鳴る仕様になった。
デザイン画では、「ライトニングブレイブ」という名称もあった。
本編最終回のフェニックスブレイブ変身シーンはウルトラマンシリーズにおける最高ランクの感動シーンの一つであり、ほとんどのウルトラファンは平常心でこのシーンを観る事は出来ないらしい。
関連項目
ウルトラマンメビウス ウルトラマンヒカリ CREWGUYS スーパーウルトラマン
メビウスブレイブ バーニングブレイブ メビウスインフィニティー
グリッターティガ - 同じく複数の人間達が合体して誕生した最強形態
スプリーム・ヴァージョン - 赤青金銀の派手なカラーリング、赤青二人のウルトラマンの力、佐橋俊彦氏作曲の女声コーラスが印象的なテーマ曲など共通する点がある。