概要
とても有名な悪魔であるが、色欲を司るという権能のためか、ゲームは子供のものであるという認識が強かった時代の初期作品では、登場してもそのような設定は用いられず典型的な悪の中ボスという位置付けで、あまり活躍していなかった。
初出はファミコンで発売された『デジタル・デビル・ストーリー女神転生Ⅱ』で、魔王アスモダイ名義で羊・禿頭の男・山羊の頭を持つ三つ首竜の姿である。
魔界の嘆きの谷の南の洞窟に、イザナギとイザナミを連れ去ったボスとして登場した。
※イラスト下部中央
『真・女神転生』ではシムスが発売したメガCDのリメイク版で、登場させたい悪魔アンケートによりドラゴンに乗る『地獄の辞典』の姿をモデルにした姿で登場し、後のGBAでのリメイク版にも再登場した。
シミュレーションRPGである『魔神転生』では同型色違いのバラムのみが登場し、『Ⅱ』では牛・羊・人の頭部のみの姿である魔王最下位のユニットとして登場。
『真・女神転生Ⅳ』ではクエスト「同胞たちに救いの手を」の舞台である、新宿御苑の池泉庭園にある封霊塔カゴメのボスとして、ゲストデザイナー韮沢靖氏によって、伝承の姿を骨で再構築された真っ赤な悪魔として登場した。
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なおアスモデウスのモデルとなったといわれるゾロアスター教のダエーワ・アエーシュマはDLC専用として真っ白な悪魔として色を変えた姿で登場している。
ペルソナシリーズでは『ペルソナ5』に、色欲の罪を持つ者の影として登場している。
なお七つの大罪をモチーフにした世界が舞台の『真・女神転生if…』においては、一説によると色欲の罪は魔神皇自身が背負っているために登場しなかったのだといわれている。