概要
一般的には、2足で2腕の人のようなシルエットをしているが、体の表面は鱗で覆われて
手足には足鰭(ひれ)や水かきが備わっている事がほとんどである。場合によっては、頭部は魚類に近い部位にある他、肘や太腿部分にも鰭があり、尾鰭まである者も居る。
小説や物語等に登場する半魚人は、その容姿ゆえに迫害されたり、人とは違い理性よりも本能に支配され、凶暴な性質を持っている事が多い。
それらを理由に、人に害を成す等として、人にとって敵対者としての面が人魚よりも強く描かれることが多い。
人魚と半魚人の違い
容姿的にいえば、上半身が"人"で下半身が"魚"(主に尾鰭のようになっている)のような容姿をした存在を人魚と呼称される。
半魚人の場合は前述通り、二腕二脚の人に魚類の要素を取り入れた存在を指す場合がほとんどである。
但し、例外的に男性の人魚は半魚人とされる事が多く、その辺りの線引きは難しくなっている。
その理由……になるかは怪しいものだが、可能性としては男女の外見・気質差の解離の激しさにあると思われる。
マーメイドはブロンドの美しい美女で、余程の無礼者でない限りは、誰であっても温和に接する人格者ある。
それに対しマーマンは縮れた黒髪の醜男で、自分と妻以外の全てに敵愾心を抱き、妻の愛情を奪うならば、自分の子供を手に掛ける事すら辞さないと、最早別の生物レヴェルに違っている。
そのせいか、英語では男性の人魚と半魚人は、"マーマン(Merman)"と同一に表現されている事が多い。敢えて区別化する場合は、半魚人をギルマン(Gilman=鰓人間)と呼ぶ。
関連タグ
魚人 ヒューマンフィッシュ、(特に漫画『ONEPIECE』ではこちらの表現がされる)