若松駅(福岡県北九州市若松区)から原田駅(同県筑紫野市)までを結ぶ。総延長66.1km(営業キロ)。
概要
かつての筑豊炭田から産出された石炭の輸送(運炭)を主目的として建設された路線である。
現在は途中の折尾駅と桂川駅を境として実質的に三分されており、旅客案内における愛称は若松駅~折尾駅間は「若松線」、折尾駅~桂川駅間は篠栗線と一体化した「福北ゆたか線」、桂川駅~原田駅間は「原田線」となっている。
福北ゆたか線部分が交流電化、若松線・福北ゆたか線部分が複線。原田線部分は冷水峠を越える閑散区間化しており、列車運行本数は他区間に比べ大幅に少なくなっている。
なお、かつて運炭が盛んな頃は折尾駅(鹿児島本線との短絡線の合流地点)~中間駅間が複々線、中間駅~筑前植木駅間が三線区間であったが筑豊炭田の凋落とともに複線に減少された。