鉄道車両のうち、気動車(ディーゼルカー)の系列・形式のひとつ。
JR九州 キハ200形(キハ200系)
⇒キハ200系の記事を参照
小湊鉄道 キハ200形
1961年から小湊鉄道が新製・投入した気動車。
国鉄キハ20系をベースとして、前面形状や座席配置などに独自性を加えた車両である。かつては千葉駅まで国鉄房総西線の列車へ併結していたことから、走行機器は国鉄形と同一のDMH17系エンジンとTC-2型液体式変速機を用いている。全部で14両が製造された。
製造時期によって窓の構造が異なるほか、扉の形状もプレスドアと鋼板ドアの2種類が存在する。
キハ204号は他車とベンチレーターの形状が違うが、これは修繕に際して部品が確保できず、東武鉄道から8000系の余剰部品を譲り受けて修繕したためだとか。
のちにキハ209号とキハ210号を除いてバス用の冷房装置を用いた冷房化が施工され、非冷房車のうちキハ209号は整備員の減少やエンジン・変速機の部品が枯渇気味なことから部品取り車となった。
廃車になった車両のうち、キハ203号は沿線の高滝湖グランピングリゾートにて静態保存されている。
夕張鉄道 キハ200形
夕張鉄道が使用した1952年製の国鉄キハ07形気動車とほぼ同一設計の車両。1974年退役。その後、2両とも岩手開発鉄道に譲渡され、1両が整備されてキハ301となり1992年まで活躍。
茨城交通 キハ200形
国鉄キハ20系を鹿島臨海鉄道2000形として引き取った後、同社6000形追加導入に伴い茨城交通(現:ひたちなか海浜鉄道)へ移籍。2006年まで使われた。