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概要編集

1991年からJR九州が新製・投入した一般形気動車。1992年鉄道友の会ローレル賞受賞車両。デビュー当初は篠栗線筑豊本線で運用されたのち、現在は豊肥本線久大本線指宿枕崎線などで快速・普通列車に運用されている。


登場時、当車両を使用した筑豊本線篠栗線の快速列車はその名もズバリ『赤い快速』と名乗っていた(そのまんまである)。なお、『赤い快速』時代に出した博多~新飯塚間の所要時間は電化された後もその記録は破られていない(電化後に快速の停車駅数を増やしたり、列車の本数が増加して単線区間での交換待ちが増えたため)。


香椎線長崎本線大村線でも使用されていたが、香椎線では高性能ゆえに力を持て余したのか数年でキハ47に置き換えられ、それすらも現在はBEC819系に置き換えられている。その香椎線用に製造された車両はロングシート・トイレ無しであったが、他線区への転属の際取り付けられた。そして長崎地区ではYC1系の増備によりキハ66系より一足早く撤退、豊肥本線や指宿枕崎線などに活躍の場を移した。


形式別編集

キハ200形編集

番台蛍光灯カバーの有無座席配置行先表示機
0番台・1000番台あり一部ロングシート字幕
100番台・1100番台なし転換クロスシート字幕
500番台・1500番台なしロングシート字幕
5000番台5007のみあり転換クロスシート字幕

片運転台車のグループで、2両組成の際0・100・500番台の車両にトイレが付くように設計された。

1007号車は鹿児島大水害で、1011号車は大村線での踏切事故で廃車となった。事故廃車になった後の穴埋めとして、5000番台の5007・5011号車が新製された。


キハ220形編集

番台蛍光灯カバーの有無座席配置行先表示機
1100番台なし転換クロスシート字幕
1500番台なしロングシート字幕
200番台なしセミクロスシートLED

両運転台車のグループで、現在は全車両トイレを装備している。

2006年デビューの200番台はマイナーチェンジを行い、バス用の行先表示器を流用&スカートの大型化など、原形を大きく崩したスタイルとなった。


BE220形編集

BE220-1号車。両運転台。


1997年にキハ220-1102号車として新製された後、指宿枕崎線の快速「なのはなDX」用指定席車として2004年から2011年まで専用で使われていた。「なのはなDX」運行開始に際し、中間客扉を閉鎖して回転式リクライニングシートへ取り替えるなどの改造工事を施工。

2011年の「なのはなDX」運行終了後、内装はそのままでカラーリングを一般車同様の赤に塗り替えて熊本車両センターに転属。肥薩線(特に人吉~吉松の山線と呼ばれる区間)の普通列車に用いられていたが、2020年7月の「令和2年7月豪雨」の際、人吉駅構内に留置されていたため浸水被害を受けて休車。トレーラーで小倉車両センターに陸送された後、2023年に復帰したが一度も運用に入る事無く、センターに再入場。1978年製で老朽化しつつあるマヤ34 2009号車の代替用として事業用車へ再改造、検測車「BIG EYE」として現行の番号になった。


関連タグ編集

気動車 ディーゼルカー 事業用車

キハ200 キハ220 シーサイドライナー なのはな

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