概要
エキスパンションパス第一弾「鎧の孤島」から登場する老人。「ヨロイじま」で、主人公たちに修行をつけてくれる道場の師範。
かつて「ダイマックス」がバトルに取り入れられる前のポケモンリーグで18年もの間チャンピオンの座を維持し続けたレジェンドで、その記録は未だに破られていない。
現チャンピオンのダンデとは師弟関係にあり、ダンデの才能を最初に見抜いた人物でもある（恐らく、ローズにダンデを紹介したのもこのマスタードだったと思われる）。
しかしイッシュの元チャンピオン・アデクと同じく、相棒のポケモンが亡くなった事がきっかけで徐々に負けが込むようになり、王座から身を引く事となった。
それでも絶大な人気を持ち、以降数年は現役を続けていたが、ローズの前任である当時のリーグ委員長に「八百長による優勝の誘い」を受けたことで引退を決意した。
引退後は世界を旅してまわっており、その中で自分の考え方や価値観を変える出来事に触れ、当時無人島だったヨロイじまを買い受け、そこで後進のトレーナーの育成にあたるようになった。
また約50年前の現役時代にはフェアリータイプのジムリーダー、即ち若きポプラと因縁のライバル関係にあったらしい。
ミツバという若い奥さんと息子のハイドがいる。
またハイドの話によればガンテツとも面識があると思われる。
性格
意外にもストイックさや厳格さはあまり持っておらず、ノリはかなり軽い。一人称は「ワシちゃん」。
普段の姿こそ陽気で軽いものだが、「短い会話と1回の戦いの中で主人公の素質や勘違いで道場に来たことを見抜く」、「弟子が勝負の場に不正を仕掛けたことを察しつつ彼（彼女）のためにあえて見守る」、「そしてその後に自信を失いかけた弟子を優しく諭して正しい道へ導く」など、マスタードの指導者としての器、人の心を見分ける能力はストーリー上でもよく見て取れる。
やはり本質は昔の経歴と本気の姿に見合う人物なのであろう。
かつては強さを追い求めるがあまり自分にも他人にも厳しい人物だったが、引退して世界を旅してから考え方を変え、今のような人物へと変わっていったという。
しかし、いざ本気の勝負となれば帽子を取って真の姿を見せ、口調も厳格なものに変わる。八重歯を見せ好戦的に笑うその様は、ダンデやキバナともまた違ったワイルドさを醸し出している。
ちなみに現役時代はイメージを壊さぬようキャラ作りをしていた模様。
例えば、実はテレビゲームが好きだが現役時にはそれを我慢しており、引退した今は部屋でゲームばかりしている。
ちなみに、彼が部屋でプレイしているゲームはポケモンクエストと見られる。
由来
名前の由来はポケモントレーナーの命名規則からカラシナの英名「mustard」と思われる。
また、師匠キャラという事で「マスター(master)」、同じくマスターに過去形であるedを合わせ、ポケモンマスターだった(=過去にチャンピオンであった)という意味合いも含んでいるかもしれない。
使用ポケモン
現役時代はかくとうタイプの使い手で、手持ちにもその傾向が強いが、それ以外のタイプもヨロイじまなどで見る範囲内において使ってくる。
1戦目（マスター道場）
レベルは殿堂入り前は13、殿堂入り後は61。
2戦目（双拳の塔）
レベルは殿堂入り前は30、殿堂入り後は70。
3戦目以降（バトルコート）
※ウーラオスはプレイヤーが選択しなかったほうの型のものを持ち、キョダイマックスさせてくる。
関連イラスト
関連タグ
エレハン・キンポー:同じく主人公の師範ポジションのキャラクターで、口調もかなり軽い。
