曖昧さ回避
ペット販売店についてはペットショップを参照。
なお、ペット・ショップのイラストタグもそちらのほうが多い。
概要
空条承太郎たちの最終目的地であるDIOの館周辺を巡回し、警護しているハヤブサ。番犬ならぬ「番鳥」である。言葉は喋れないが理解できるなど知能が高く、DIOの命令には忠実。
首に赤いスカーフを巻き、頭には飾り羽の付いた猛禽用の目隠しをゴーグルのように付けている。精悍な顔立ちで、イケメンとよく言われているが性別は不明。EOHにおいては「彼」と呼ばれていたことからオスと設定されている。
性格は残虐で執念深く、館を探ったり侵入したりしようものなら容赦なく殺しにかかる。どれだけ自分が傷付いても攻撃をやめず、相手を仕留めるまでどこまでも執拗に追い詰め、言葉を解するだけの知能がありながらそこに妥協はなく、話し合いや交渉にも一切応じない。
自分の血を拭って舐めたり、嘴を歪めて殺戮を楽しんでいるような笑みを見せるなど、その行動は鳥とは思えぬ狂気を感じさせる。
また、ハヤブサ本来の身体能力としても、
- 最高降下速度300km/時以上と言われる地球上の生物で最速のスピード
- 車の下をくぐりぬける低空飛行や大空を高く飛び回ることができる自由自在の飛行能力
- 数km先の獲物の急所さえ見逃さない驚異的な視力と爪
- 気嚢(きのう / 鳥類独自の補助呼吸器官)を利用しての低酸素状態の場所での戦闘、長時間潜水と水中戦闘もできる
といった、恐るべき速さ・機動性・探査機能などを兼ね備えている。
さらに、高度な知能ゆえの洞察力か、それとも動物特有の第六感のようなものかは不明だが、驚異的な先読みを駆使してどこまでも追跡してくる。下水道・川底・果ては土の中まで先回りして、イギーを恐怖のどん底に叩き込んだ。
赤いスカーフ、相手を恐怖させながら圧倒的に葬ろうとする残虐さと不遜な態度、物体を凍らせる能力など、どこかしら1部の頃のDIOと重なる部分がある。
名前の由来はイギリスのバンド「ペットショップボーイズ」から。
劇中での活躍
自身の影(鳥の気配)に興奮して館へ侵入しようとした猛犬2頭を、スタンド能力でもって殺害。門内に引き摺り込み、その死肉を喰らう。
次いでアヴドゥルの依頼を受け、館を探り当てた情報屋も巨大な氷で圧殺した。その現場を目撃したイギーに猜疑の目を向けるが、イギーがバカ犬の演技をしたことで襲い掛かりはしなかった。
そこへ飼い犬(先に殺された2頭)を探して門を潜ろうとした少年に気づき、少年も始末しようとするが、イギーが止めに入ったことで標的を改めた。
相性不利とみて逃走するイギーを執拗に追い詰め、下水道に逃げ込んだところを仕留めたが、それはザ・フールによる擬態で、逆に背後に潜んでいたイギーに気を取られた隙にザ・フールの前足に胸を裂かれ、ダメージを追う。
ここでイギーから停戦を持ちかけられるが、手負いにされたことで「番鳥」としての矜持が傷付いたのか、本気を示すためにホルス神のビジョンを見せ、下水道全体を凍らせ始める。そして逃げ惑うイギーの追跡を再開し、地面からの凍結でイギーの右前脚を捕捉。氷柱のミサイルで爆撃するが、右前脚だけを残してまたしても逃げられる。
そして下水から川の中に逃げて、ザ・フールが作った水中ドームに隠れるイギーを発見すると、今度はわざわざ水中から攻め込んで氷柱ミサイルを魚雷のように撃ち込み、追い詰めていく。しかし氷柱をザ・フールの前脚に弾き返され、右翼を負傷。
それでもひるむどころか、今度はドーム全体を氷で覆い、ドームごとイギーを圧殺しようとする。さらにイギーが逃げるために地面に穴を掘ることを見越し、イギーの居る真下に穴を掘って待ち構え、とどめを刺しにかかった。
だが、最後は口から氷柱を発射しようとしたところを、土壇場で肚を括ったイギーがドームの破壊で推し出された空気を利用した捨て身の突撃を敢行。勢いそのままに嘴ごと噛みつかれたことで口を塞がれ、口内で氷柱が爆発、絶命した。
スタンド ホルス神
氷と冷気を操って攻撃するスタンド。詳細は個別記事参照。
アニメ版
OVAには未登場。
原作では終盤からの登場となったが、テレビアニメ版においては、序盤(第5話)のポルナレフの回想シーンにて影DIOと共に姿を見せるというサプライズ登場を果たしている。また、劇中の敵スタンド使いの中では唯一声優が当てられず、サウンドエフェクトが使われている。
格ゲー版でのペット・ショップ
カプコンの格ゲー版では『未来への遺産』やプレイステーション版で登場。
担当声優は真殿光昭。
「1人だけ出るゲームが違う」と言われる強キャラ。
そのまんま「鳥」という通称で呼ばれることが多い。
当たり判定が小さい、最初から浮いている、飛び道具が豊富、その飛び道具がバンバン連射できる、通常技からしてどの技もぶっ壊れているとしか言えないぐらい優秀etc…、と原作再現を追求した結果、明らかに1人シューティングゲームと化して猛威を振るった。
あの世紀末病人並にリアルファイトや試合放棄率は高かったという。
唯一欠点があるとすれば「防御力が紙」という点だが、PS3とXBOX360でネット配信されていたHD.verでは全キャラクターの防御力が統一されたため、ますます猛威を振るっているとか(選ばれた時点で対戦拒否されたり切断されるレベル)。
というのは稼働初期の大会で早々に使用禁止キャラに設定されたことによる風評被害、という面が大きい事に留意する必要がある。
同様の経緯のキャラクターにKOF2001のフォクシーがいるが、どちらのゲームもガチ勢ほど見たことがなくてどれほどなのかわからないというのが実情である。
別メーカーのEOHにも参戦しているが、そこでも相変わらずの強キャラである。何故に…
その為、MUGENでは素のスペック+AIだけであの悪名高いジェネラルやパラセ・ルシアと同ランク入りしているほどである。
なお、これより上のランクは格ゲーを止めているキャラが殆どなのでどれだけこのキャラが強すぎるかがわかる。