「行くぞ。この一撃、手向けとして受け取るがいい———!!」
概要
- ランク:B+
- 種別:対軍宝具
- レンジ:40〜50
- 最大捕捉:50人
それはもとより投擲する為のモノだった
狙えば必ず心臓を穿つ槍
躱すことなど出来ず、躱し続ける度に再度標的を襲う呪いの宝具
それがゲイボルク、生涯一度たりとも敗北しなかった英雄の持つ破滅の槍
ランサーの全魔力で打ち出されたソレは防ぐ事さえ許されまい
躱すことも出来ず、防ぐことも出来ない
――――故に必殺
ランサーの魔槍"ゲイ・ボルク"は本来投げ槍であり、こちらの使用方法が正しいとされる。魔槍の呪いを最大限開放して渾身の力で投擲する。
口語では「刺し穿つ死棘の槍」と区別が付けにくいため、俗に「投げボルク」とも呼ばれる。
「刺し穿つ死棘の槍」とは違い心臓に命中させるのではなく、一撃の破壊力を重視している(奈須曰く、遠距離で因果逆転出来てしまうとフラガラックの上位版や父親筋の能力になってしまうので、あくまで威力重視となっている)。生前より更にその威力は増していて、一発で一部隊を吹き飛ばすほどの威力を有しており、その威力は投擲武器に対して絶対とまで言われる「熾天覆う七つの円環」を貫通してなおアーチャーの腕をボロボロにするほど強力である。
衛宮士郎曰く飛行速度はマッハ2で、飛距離は40kmほどである。しかし、一度ロックオンすれば「幾たび躱されようと相手を貫く」という性質を持つため標的が存在する限りそこが例え地球の裏側だろうとすっ飛んでいくだろうと推測されている。
ダメージと形状はケルトの光神ルーの“轟く五星(ブリューナグ)”に迫るが、前述の特性から主神オーディンの“大神宣言(グングニル)”よりの宝具なのだという。
アーチャーは後者をゲイ・ボルグのオリジナルと述べた。
原作者は平均的な宝具(強さが数値化可能)の1つとして挙げている。
原作ではUBWルート1回きりで、それ以外の作品でも宝具は1種のみという制限がある関係から「刺し穿つ死棘の槍」が採用されやすいため、中々見る機会が無いという少々不遇な立場だったが、『Fate/EXTELLA』では珍しくこちらが抜擢。
こちらでは投げ飛ばした後は原典にもあるように相手に向かって無数に分裂している。
遠距離からの因果逆転が可能だとフラガラックの上位互換や自身の父親レベルの能力になってしまい、メタ的にそれはあまりに強すぎることから投げた場合は破壊力+追尾という設定になっている。
同系統の宝具
貫き穿つ死翔の槍(ゲイボルク・オルタナティブ)
彼の師匠スカサハの宝具。2本の魔槍で突き穿つ死翔の槍と刺し穿つ死棘の槍を同時に打ち込む。
詳細は個別記事参照。
蹴り穿つ死翔の槍(ゲイ・ボルク・オルタナティブ)
こちらもスカサハ師匠(水着ver)の宝具。魔槍を相手に向けてオーバーヘッドキックで蹴り飛ばす。初見ではネタっぽく見えるが、原典でのクーフーリンは足を使って魔槍を投擲したとも言われているので、あながち間違いではない。
抉り穿つ鏖殺の槍(ゲイ・ボルク)
オルタ化した彼の宝具。平常時と同じ魔槍の投擲だが、自己崩壊を起こすほどの力を込めて行う為、平常時と比べてランクなど性能が上がっている。ちなみに、ルーンで崩壊する体を回復しているため彼自身はダメージを負わない。途方も無い苦痛を除けばだが。
詳細は個別記事参照。