三面異次元人ギギ
さんめんいじげんじんぎぎ
概要
- 身長:1.9〜52m
- 体重:70kg〜4万7千t
- 別名:三面異次元人
- 出身地:異次元
- CV:遠藤守哉
第17話「異次元の罠」
第44話「ギギVSゴン」に登場。
地球の人間たちが暮らす世界とは別の次元に生息している人型の知的生命体。
メイン画像のギギは三人のギギが合体した姿で、それぞれ目が青いバツのA・黄色い2つの丸のB・赤い逆三角形のCの三名が存在している。
合体すると頭に三つの顔を併せ持つ姿となり、首を軸に回転してそれぞれの顔を向ける事ができる。
自分たちの暮らしている次元が崩壊の危機に陥ったため、地球への移住を開始。尖兵として量子次元移送システムを使用して送り込まれた上記三名が地球に現れ、SRC研究センターを占拠。地球人を百分の一にまで縮小させて、モデルタウンに住ませるという実験を行った。
テレポートと高速移動、それぞれの眼から発射する光線でウルトラマンコスモスを翻弄するが、頭上への攻撃に弱いという弱点があったためそこを突かれ、コスモスに倒される。この直前ヒウラによって量子次元移送システムを破壊されたため、体を維持できなくなり三体のギギがしんどそうに体からはみ出す描写があった。
その後新たな移住先が見つかったにもかかわらず、あくまでも地球侵略を諦める気はない軍の上層部が新たな刺客を送り込んできた。
三面異次元人ギギ・プログレス
- 身長:52m
- 体重:4万7千t
- 出身地:異次元
第44話「ギギVSゴン」に登場。
地球侵略を諦めなかったギギ軍上層部が送り込んできた新たな刺客。
姿かたちは最初のギギと変わらないが、新たに分離して三方向に攻撃が可能になるという能力を手に入れ、さらに頭上を攻撃されたとしてもバリアを張って防御できるように強化された。
最大の武器は目から放つ重力制御光線「グラビトンビーム」で、拘束に使えばコスモスのコロナモードでも振り切ることができないほど強力である。
上記の能力を駆使してコスモスを苦しめたが、分離してコスモスを吊し上げていたところに足を拘束していたAが突如出現したクレバーゴン・ジャイアントに後ろから突き飛ばされ拘束を解除されたことで形成が逆転し、最後は再度合体して放ったグラビトンビームをコスモスとの打ち合いの末、押し返され倒された。
三面異次元人ギギ・ドクター
- 身長:175cm
- 体重:55kg
- 出身地:異次元
CV:咲野俊介
第44話「ギギVSゴン」に登場。
識別コードはXX01
軍の地球移住計画を阻止するため、SRCのサワグチに接触した穏健派のギギ。目の色や形はBに近いが大分小さく、代わりに科学者という設定からか頭の良さを現すかのように肥大した頭部が特徴。
縮小光線銃を発明した科学者で、翻訳機音声は男声だったが、実は女性、しかも夫と子供がいる人妻である(事実識別コードのXXとは女性の染色体を意味している)。
縮小光線銃は、重力メモリを操作することで真逆の効果を持つ拡大光線銃にもなる優れもので、これを使いコスモスの窮地を救うために巨大化させたクレバーゴンを増援に送り、危機を救った。
派生作品では
大怪獣バトルウルトラコロシアム
異次元空間から現れたレイオニクスハンターで、コマンダーと名乗っている事から、原作同様に軍人だと思われる。何気にペダン星人以外のレイオニクスハンターは初。エレキングを使役し、主人公を始末しようと襲い来るが、主人公に敗北して力尽きる。
何の為にレイオニクスを狩っているのかは不明だが、ペダン星人同様にレイオニクスによって故郷が壊滅に追い込まれたか、レイオニクスを脅威に感じていたかのいずれかだと思われる。
余談
言うまでもないが、モデルは『ウルトラマン』のダダである。そのためか大怪獣バトルNEOでは「W縮小ストンピング」なるタッグ必殺技が用意されており、ダダのミクロ化器とギギの縮小光線銃から放たれる光線で敵を縮小させ、二人で縮んだ敵を一気に踏み潰すと言うもの。ダダが元ネタというだけあり、息はピッタリな様子。『ウルトラマンR/B』第17話では、ダダが顔を変える際にくるりと頭を回すという、本家への逆輸入が行われた。
大怪獣バトルでは、ネロンガとエレキングを操って主人公に挑んだが倒されてしまった。また大怪獣ラッシュではギャラクシーギルドのウェイターとして登場している。
コスモスとギギの中の人はフジテレビ版『きかんしゃトーマス』でも共演している。