「人外な者だけが住める世界、人間のまま入って来るんじゃねえ!」
CV:小山力也(アニメ版)
CV:梁田清之(ドラマCD版)
演:滝川広大(舞台『「はじめの一歩」The Glorious Stage!!』)
概要
鴨川ボクシングジム所属。
幕之内一歩の先輩で、彼をボクシングの世界へと導いた人物。
夢は六階級(ジュニアミドル・ミドル・スーパーミドル・ライトヘヴィー・クルーザー
・ヘヴィー)制覇。
現WBCワールドミドルクラスチャンピオン、同時にWBA同チャンピオン(リチャード・バイソン)との統一戦も制覇。
同ジュニアミドルクラスも制し(1度防衛後、ミドルクラスタイトル挑戦の為返上)3冠制覇を達成、戦績23戦23勝23KO無敗なパーフェクトレコードを更新中のジャパンボクシング界最強なボクサー。
スピード・パワー・テクニックと全てにおいて高いレベルな実力を持ち、インファイトもアウトボクシングもこなせる万能型な天才ボクサー。
身長185cm・体重90kg以上の大柄な体躯ゆえに、本来ならヘビークラスが彼のベストウェイトだが、ジャパンボクシング界ではスーパーミドルクラス以上は認定されておらず、ミドルクラスが上限。故に、彼は20kg以上を落とさねばならない壮絶な減量を試合の度に強いられている。
彼がヘビークラスボクサーとして試合がしたいのなら、現実問題本場アメリカのボクシングジムに移籍しなければならなくなる。
性格は豪快かつ粗野にして品行下劣、されど卑にあらず。「理不尽大王」と称される無類なイタズラ好きで、悪知恵に関しては頭の回転が異常に早い。劇中においてクマを素手で倒すという超人業をやってのけたこともある。その一方で、不器用ながら仲間思いで男らしい気遣いや優しさを持った魅力ある人物。ジム会長であり、自らの師匠である鴨川源二に対しても「ジジイ」「ジジイ」と極めて口悪く、入院中の鴨川に三角頭巾を付けるなどタチが悪いイタズラを繰り返し、喧嘩になって殴り倒すこともしょっちゅう。しかし心の底では暴君なアウトローだった自身をボクシングに出会わせてくれたことに深く感謝の念を抱いており、誰かが鴨川を侮辱しようものなら彼は怒りを露にし、実力行使も辞さない。鴨川の方も鷹村がいないところでは鷹村のことを「孝行息子」と呼んで感謝しており、いわばツンデレ師弟関係である。
華々しい戦績と圧倒的な集客数を誇るチャンピオンボクサーだが、私生活は質素で安アパート「太田荘」に一人住まいを続けている。私生活はちゃらんぽらんで女性がらみのトラブルに事欠かず、週刊誌を賑わすこともしばしば。相当な額のファイトマネーとTV出演等の報酬を貰っているはずだが、何に使っているのかは謎。
戦歴
喧嘩好きな不良少年だったが、鴨川に誘われてプロボクシング界に参戦。デビュー以来快進撃を続けており、全日本新人王を獲得した後にミドルクラスジャパンチャンピオンの座を獲得。
世界戦に挑むようになってからはベルトを返上し、WBCジュニアミドルクラスチャンピオンであったブライアン・ホークを激戦の末下しベルトを奪取。
上述の通りその後、ミドルクラスのWBC・WBAの両ベルトを勝ち得て統一チャンピオンと成った。
全試合通じて完勝、しかも全てKO勝ちというパーフェクトレコードを更新中である。
家族
実家はリゾート開発で名をはせる「鷹村コンツェルン」であり、守は鷹村家の次男坊である。彼の私生活からは想像しがたい大金持ちな御曹司なのだが、粗暴な性格が災いして過去に事件を起こしたため、厳格な実家からは勘当されてしまった。
実家では浮いた存在ではあるものの、他の兄弟達からはちゃんと見守られている。体格も性格もそっくりな兄・鷹村卓と美人で優しい姉の京香、そして年が離れた弟・渡の3人の兄弟がいる。
人称・呼称・言葉遣い・口癖
- 一人称は一貫して「オレさま」。
- 二人称は「おまえ」がメイン。ただし、機嫌が悪かったり激昂したときは「きさま」「おめえ」「てめえ」へと変化する。相手に敬意を払うときは「アンタ」を使うが、「あなた」を使ったことは、原作・アニメを通じて全くない。
- 呼称は一歩には「名前の呼び捨て」、鴨川には「ジジイ」、伊達には「おっさん」、八木・篠田・藤井には「苗字+さん」で呼ぶ以外は、「苗字・フルネームの呼び捨て」で呼ぶ。なお、家族には「オヤジ・おふくろ・卓兄・京香姉・渡」と呼ぶ。
- 言葉遣いは相手への敬意が全くない攻撃的で荒っぽく口汚い男口調(俗に言うヤクザ口調)をしており、相手の年齢に関係なく敬語を全く使わず、タメ口で接する。
- 口癖は「オレさまの夢は、6階級制覇だぜ!」「オレさまはボクシングにだけは……ウソをつきたくねえんだよ!」