概要
CV:大塚明夫
元WBC世界ジュニアミドル級チャンピオン。身長184.1cm。国籍はアメリカ合衆国。
大の女好きで極度の練習嫌い、非常に傲慢・暴力的で歪んだ人間性をしている。ニューヨークのスラム街で育った生粋のケンカ屋で、銃や刃物で武装したゴロツキを簡単に倒すほどの身体能力を見込まれてミゲル・ゼールに拾われ、「人を殴り倒して金に出来る」プロボクサーの道を歩む。
持ち前の野生的な勘と喧嘩の才能に物を言わせたボクシングの常識にない変則的なスタイルを武器(ミゲル曰く「ボクシングではなく暴力」)に、努力も挫折も一切なしにチャンピオンにまで上り詰めた。
防衛戦の対戦相手としてミドル級世界1位だった鷹村守を指名し、来日。試合前日の記者会見では鷹村や鴨川源二会長を挑発、同時に「日本の女たちを差し出せ。俺の種を撒いてやる」と国辱ものの発言をした。
元々過酷な鷹村の減量を実質二重に課した事と、上述の日本人への態度、そして鴨川に手を挙げ吐血させたことから、鷹村の相当な怒りを買う。
当日の試合では、序盤は互いに野性をむき出しにした、重量級とは思えないほどの壮絶な打撃戦を見せ、中盤減量苦でスタミナ切れを起こした鷹村を一方的に追い詰めるが、最後は意識が飛んで底力が目覚めた鷹村の猛反撃を受けて逆に追い込まれ、起死回生の反撃も通じることなく敗れ去った。
試合後、鷹村に対する恐怖心から再起不能となり現役を引退。スラム街で酒浸りの生活を送っており、デビッド・イーグルの来訪時には鷹村の名前を出されただけで、まるで別人のように取り乱していた。
生涯成績21戦20勝17KO1敗。
ボクシングスタイルはナジーム・ハメド、イメージはロイ・ジョーンズ・ジュニアがそれぞれモデルになっている。
人間性は下劣だが実力に圧倒的な自信を持っているためかルール違反はしなかった。
鷹村vs.ホークはベストバウトと名高い。
得意技
上体反らし(ノーガードで上半身のみ後方に倒れるようなスウェー・ディフェンス。ここからカウンターで反撃することもある)
セコンド
ミゲル・ゼール
ホークのセコンドを務めるベテラントレーナー。名伯楽と名高く、傍若無人なホークも試合中なら彼の指示を受け入れる。
モヒカンヘア、太い眉、笑った時の悪人面が特徴。
実は戦後編で鴨川と顔を合わせている。
冷静かつ頭のキレる人物で、ホークを的確にアシストする。一方で感情が昂っているばかりの、タオル投入すらもたつく鴨川を無能と評した。
しかし、日頃ホークの才能だけでなんとかなるだろうと高を括っていたために窮地に陥り、最終的にはトレーナーとしての鴨川の有能さ、そして自身の無能さに気付き、憤った。
後にウォーリーを発掘し、今度は幕之内一歩を相手に再び鴨川ジムと激突する。