データ
- 身長:80m
- 体重:3万t
- 別名:三つ首怪獣
- 出身地:竜神村
- 演:大前均(怪力男) 新海丈夫(火吹き男) 杉本浩一(光男)
概要
第35話「99年目の竜神祭」に登場。
昔やまなみ村を襲っていた伝説の竜で、村では妖怪・三つ首竜の伝説として存在が語り継がれていた。
遠い昔にやまなみ村の村長によって酒で酔い潰したすきに首を全てはねられる(どこかで聞いたような話だ)と龍玉が零れ落ち、はねられた首は山奥へと逃げ去って行った。
その後龍玉は村の神社に治められ、100年がたつと龍玉が曇って三つ首竜が復活すると言われている。そのため99年目ごとに龍玉は神社から出され、曇らないように磨かれている。
はねられた首の3本はそれぞれ人間に化身し、復活の時を窺っていた。「赤い首」は人間を一瞬にして灰にしてしまうほどの火炎「紅蓮ファイヤー」を吐く火吹き男として、「青い首」は頭突きで矢的猛を気絶させるほどの石頭を持つ怪力男として大道芸人に紛れ龍神祭りに参加、そして「白い首」は光男という少年に化け、神社の神主・山川の養子として迎えられていた。
他の2人が光男を脅迫し、龍神祭りの最終日に神社から開帳された龍玉を盗み出させた後3人は合体し、現代に復活する。
ウルトラマン80との戦いでは頭突きや火炎、噛みつき攻撃を駆使して80を苦しめたが、人間たちとの交流を通して善良な心を芽生えさせていた白い首こと光男が反抗したため統率が乱れ、形勢は逆転。ウルトラアイスポットでダメージを受けると、80はサクシウム光線を連射し赤い首と青い首のみを倒す。
ファイヤードラコの肉体は白い首のみとなりその後光男に戻り、村を出て何処かへ去って行った。
その経緯からして「ファイヤードラコ」が本来の名称であるとは考えられず(当然劇中では一度もそう呼ばれていない)、事件解決後にUGMによってつけられたレジスト・コードであろう。
余談
- 脚本段階ではファイヤードラゴンだったが、東宝の同名怪獣と被らないように変更された。
- 鳴き声は赤い首と青い首はガボラの、白い首はカマキラスの流用。
- 神主の山川を演じたのはまんが日本昔ばなしで有名な常田富士男氏が演じ、冒頭の人々に紙芝居で三つ首竜の伝説を語るシーンは正にまんが日本昔ばなしの世界に入ったような感じになる。
- 造形は若狭新一率いるMONSTERS。西川伸司氏の漫画「日本特撮映画師列伝 ゴジラ狂時代」によれば、納品が間に合わず同社はジヒビキランまで仕事を干されたという。
関連タグ
ウルトラマン80 ウルトラ怪獣 妖怪 竜 ヒュドラ 八岐大蛇
彗星怪獣ドラコ:名前が似ているが、特に関係は無い