トート星人ブンター
とーとせいじんぶんたー
CV:楠見尚己
データ
身長:195cm
体重:98kg
出身地:トート星
概要
ゴリラの獣人のような姿をしたトート星出身の巨漢エイリアン。SPDの教官であり、かつてはドギー・クルーガーや白鳥スワンと同じチームに所属していた。
ドギーとは犬とゴリラであるためか犬猿の仲だが、不仲というわけでもない模様。逆にスワンには頭が上がらない。
好物はゴリラらしくバナナ。また葉巻にも目がない。
環境の厳しい惑星カダにてマーフィーK9の同型機クラレンスK9を引き連れ、SPDの刑事たちにスワットモードとディーリボルバーを使用するためのカリキュラムの教官を務めている。
その教導はまさに鬼軍曹。「ロジャー」ではなく「サー、イエッサー」と言わせるなど教えは軍隊並に厳しいが、その真意にはチームが信頼しあうことの大切さが隠れている。
トート星人は怪力の持ち主で、その気になれば4tトラックも押し返すことができる。また内臓も強靱にできており、惑星カダのように酸素が薄くても平気な強い肺を持ち、心臓は体と同じ赤い毛でおおわれ、守られている。
また、ルールや規則を重んじ、自分にも他人にも厳しく接することで有名である。
劇中での活躍
マッスルギアを装着したカラカズ星人サノーアとボッツ星人ゾータクに敗北したデカレンジャーたちにスワットモード習得カリキュラムを施す。
最初の試験では温厚だったもののデカレンジャーが結果的に全滅した際には厳格な態度となって、特に全滅の原因となったバンを激しく批判した。
その後も彼らへの過酷な訓練を強い、「宇宙一のスペシャルポリスになる」ことを語りながらも仲間のことを考えられなくなっていたバンに対し「宇宙一のスペシャルポリスとは何だ?」と問いかけた上で「その答えがわからないようでは、それにはなれない」と痛烈に突き放したが、訓練の中でバンがチームと仲間の大切さを知ると、スワットモードの習得を認めた。
Episode.36にて再登場。スーツ姿でスワンの授賞式に出席し、「地球署のガキどもは元気か?」と問いかけるが、地球で起こったポッペン星人ハイマルの事件を聞きつけたスワンが地球に戻る際に、スピーチ代理を頼まれ困惑した。
余談
イメージソースはフルメタル・ジャケットのハートマン軍曹。
出身星と名前の由来は、エジプト神話の神性トートと県警対組織暴力の主演を務めた菅原文太。
声を担当した楠見尚己氏は『救急戦隊ゴーゴーファイブ』にて暴食サイマ獣ジュウキの声を担当しており、スーパー戦隊シリーズへの出演は5年ぶり。また、4年後の『炎神戦隊ゴーオンジャー』ではウズマキホーテの声を担当した。