概要
第5話『ジャングルの王者』から本格的に登場(初登場は第4話終盤から)。
森の中でジュウオウジャーが出会ったゴリラのジューマンの男性。一人称は「ミー」。レゲエファッションに身を包み、「アミーゴ」「セニョリータ」などラテン系や英語の言葉を入りまじりながら喋る。
職業は学者で人間を研究するためジューランドからやって来たが、リンクキューブから王者の資格の1つが外されてジューランドへと帰れなくなってしまい、山の中の小屋で生活をしていた。
その際、人間と仲良くなりたいと街に出向くが、その見た目からか人々から恐怖され、警察官に左腕を銃で撃たれ(その辺りにパッチで穴を塞いだ跡がある)、以後人間に恐怖心を抱くようになってしまう(人間の風切大和を見て、逃げ出したのはそのため)。
最初は大和の事を警戒し拒絶していたが、大和が同じ学者として好きな物に傷つけられたことは辛い事と自分のことに恐怖していない事を聞き、徐々に警戒心が解かれていく。
ジュウオウジャーを叩き潰そうと襲来してきたアザルドによって崖から突き落とされ重傷を負ってしまった大和を助けるために考えを改め直し、彼のジュウオウチェンジャーに自身のジューマンパワーを分けて大和の命を救い、ジュウオウゴリラに変身する力を与える。
しかし、アザルド撃破後に大和達と再会せずに、何処かへといなくなってしまい、彼が住んでいた小屋もすでに荷物が片付けられた後だった。
第6話で、ガブリオに破壊されたビルで少女を助けたところを大和達に発見されたがハリのある黒髪から白髪に変化し、マフラーとサングラスで顔を隠し、服装も地味なものに変わっていた。本人は「白髪染めが取れた」と誤魔化そうとしたが、タスクに見透かされており、
実はジューマンパワーはジューマンの生命と同じで、自身のジューマンパワーを大和に分け与えた影響で寿命が減ってしまい、老化してしまったのだ。
大和はその事とかつてジューマンパワーを与えて自分の事を助けてくれた鳥男の事もあり、ひどく落ち込んでしまうが、大和のおかげで人間に再び希望を見出することができ、パワーをもらった事と自身のパワーを大和に渡した事を「ハッピーなプレゼント交換」と称して大和を励ました。
ジュウオウジャーがジュウオウワイルドでガブリオを撃破した後、街にはとどまらず人間を再び見直すと同時に王者の資格を探すために旅に出る事にし、ジュウオウジャーとまた会える事を楽しみにしながらその場を後にした。
旅立って以降
第26話のエピローグで、鳥男ことバドの知人であることが判明。
第37話で伝書鳩で新しいキューブを発見した事を伝えて再会、その後大和達からジュウオウザワールドの出生の秘密を聞く。
第47話ではジニスが行う最後のブラッドゲームから地球を守るためにリンクキューブの力で地球を安全な空間に隔離することを提案するが、それは人間界とジュ―ランドの繋がりを完全に断ち切ってしまうものであるために、繋がった世界を守りたい意思を示す大和達に却下され、バドと共に彼等の最後の戦いを見守った。
最終回では人間界とジュ―ランドが融合した後、操と共に二つの世界の歴史を発表し、人間とジュ―マンが元々同じ星に生きる生き物であると説いた。
余談
声を当てている石塚運昇氏とスーツアクターの日下秀昭氏は30年前の戦隊で大帝ラー・デウスを演じていた。
なお、石塚氏は放送から約2年後に食道癌で死去したため、特撮作品への出演は本作が最後となった。