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逢魔降臨暦の編集履歴

2020-10-10 20:56:15 バージョン

逢魔降臨暦

おうまこうりんれき

逢魔降臨暦とは「仮面ライダージオウ」に登場するアイテムである。

概要

ウォズ(=黒ウォズ)が所持する分厚い。未来人が持つアイテムながら、その表紙は上から複数の歯車とタイトルが中東風のタッチで描かれ(彫られ?)てややくすんだ色合いになっているなど、外見はむしろ古文書を彷彿とさせる古めかしい物となっている。(同じ時代からやって来たツクヨミが常に半透明なパッドを持ち歩いていることからも、その異質さが感じられる)


いつ・どこで・誰が・何の目的で作ったかなどの詳細は一切不明だが、劇中の描写を見る限り、少なくとも常磐ソウゴの初変身からオーマジオウとなるまでの全ての歴史が記されているらしく、持ち主である黒ウォズは、これに書かれている内容を引用するかのような言動でソウゴに助言やアドバイス(誘導?)を度々行っている。

ただし、第4話では「情報が交錯していてすべてが読み取れない」と言っていたりするなど、持ち主でもその内容を詳しく正確にわかっているわけではない模様。

ちなみに、歴史通りになると歯車が動くギミックが有る。


第2話以降のアバンタイトル時は、黒ウォズがこれを読み上げる形で前回までのあらすじ紹介がなされるが、微妙に誤解を招く印象がある。


しかし、第11話では3日後からやってきたソウゴの行動が記録されていない、第12話ではゲイツの名が新たに刻まれるようになるなど、ソウゴやレジェンドライダーの行動で本の内容(=未来?)にも変化が生じ始めている模様。

これらに対して黒ウォズは動揺と危機感を隠せないでいる。


第14話では劇中で黒ウォズが読んでいる最中に門矢士に突っ込みを入れられたり、再び読んでいる最中には士に没収された。


なお、第27話では黒ウォズがゲイツリバイブと生身で戦闘している時にこの逢魔降臨歴を攻撃手段として使っていた(正確には、逢魔降臨歴を巨大化させ相手を閉じ込めるという攻撃だったが、ゲイツリバイブ剛烈の圧倒的なパワーに破れてしまった)。

ゲイツリバイブとの戦闘が終わった時には消滅していたが、何故か黒ウォズの手元に戻っている。


41話ではスウォルツがアナザージオウⅡの力を利用して歴史そのものを強引に書き換えた結果、この本からソウゴの記述が消滅、飛流に歴史が乗っ取られてしまっている(と言ってもウォズがそう述べているだけなので記述については真偽は不明であるが)。


関連タグ

仮面ライダージオウ ウォズ


太平風土記:本編でこれから起こることについて非常に詳しく書かれている書物繋がり


正体(以下夏の劇場版及び本編核心部に関わるネタバレにつき要注意)
















実はこの本は予言の書などではなく、ウォズが所属する集団クォーツァーが、ソウゴを使って平成ライダーの力を奪い、一つに結集させる為の計画書に過ぎず、言わば予言の書とは全く真逆の存在だったのである(預言書というニュアンスの方が近いか)。


ウォズがこの内容に沿って行動していたことは、本映画にてソウゴやゲイツが語っていた「歴史なんて創作物」「皆筋書き通りに生きているんじゃない」「自分自身の瞬間瞬間を必死に生きている」というキーワードに対するある種の痛烈なアンチテーゼであったのだった。


しかし最終的にはゲイツに諭されて、ウォズは替え玉に過ぎなかった筈のソウゴを真に認めていたことを悟った為に「自分も自分の生きたいように生きる」と決意。そしてウォズ自身の手で破られた。

そのページは天高く舞い上がり、ダイマジーンの作り出したタイムゲートを破壊した。


偽りの歴史が完全に崩壊した時、次元を問わぬありとあらゆる場所から戦士達が溢れだすのだった…


そして表紙と裏表紙、いくつかのページが残るのみの残骸となった逢魔降臨暦は、

「祝え!一冊の本などにはまとめられない程に、平成ライダーの歴史は豊潤だ!!」

そう言い放つウォズの手によって乱雑に道端へと投げ捨てられ、偽りの歴史書としての役目を完全に終えたのであった。












余談(ある意味台無しなので要注意)


……と華麗なテーマ回収に使われたこの本であるが、案の定本編開始当時は設定が決まっていなかったとのこと(ソース)。

スタッフ間では「実はソウゴにほだされたゲイツorツクヨミが書き記した本でした説」の人気が高かったらしい。

細かな設定を決めないまま製作を進めること自体は長いスパンの作品にはよく見受けられることであるが、撮影中の作品に対して説って……。


撮影を通して「それは違う」となり、この設定と結末に至るとは、この本はまさに瞬瞬必生の体現の一つと言えよう。

しかし上記の説が採用されていてもそれはそれで作中における牛三の行動とも繋がってくるため、不思議なものである。


ちなみに、映画本編では前述のように破壊された一方で、テレビ本編の最終回では未だに健在である。一応、両作品は地続きとなっておりパラレルワールドではないとの旨が白倉プロデューサーから語られており、おそらくはウォズと共に復元され正式にソウゴのために使われるようになったと思われるが、真相は不明である。

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