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プリンス・ハイネルの編集履歴

2020-10-20 00:31:56 バージョン

プリンス・ハイネル

ぷりんすはいねる

プリンス・ハイネルは「超電磁マシーンボルテスV」に登場する敵幹部。

『終わってはおらん!

宇宙で最も優れた人種、角を頭に戴くボアザン貴族の戦いは、最後の一人まで続くのだ!』

概要


CV:市川治


ボアザン星の先代皇帝の皇甥ラ・ゴールの息子。

現皇帝ズ・ザンバジルからは甥として扱われ、伯父上と呼んでいる。

(ズ・ザンバジルから見た実際の続柄は従兄弟の息子である『又甥』)

父ラ・ゴールは角のないことを隠していたという秘密を暴露され労奴に落とされたが、彼自身には角があったため母方の里で育てられ、皇族として遇される。

血統でザンバジルに勝る(ザンバジルは母親の身分が腰元である)ため、ザンバシルからは地位を脅かす者として目の敵にされており、戦死を期待されて地球攻撃軍の総司令官に任命される。

性格は非常に生真面目で、ザンバジルの悪意をも好意的に解釈、汚名返上に燃える。貴族としての誇りも高く、ド・ズールのような裏切り者や貴族のプライドを失った者に対しては容赦がない。

逆にド・ベルガンのように刺客であっても、全てをさらけ出して懐に飛び込んできた者は受け入れる度量もある。


最終章ではザンバジルの命令で地球にやってきたグルル将軍の誘導により侵略の基地である地底城にボルテスチームが攻め込んで来た。

更に、ベルガンが地底城の全戦力を引き上げグルル将軍と共にボアザン星に引き上げてしまったため孤立してしまう。


腹心の一人ルイ・ジャンギャルがボルテスチームとの戦いに敗れ自決した後、自らも戦おうとしたが、もう一人の側近リー・カザリーンに麻酔銃で眠らされ強制的にボアザン星に連れ帰られた。


ボアザン星に戻りザンバジルのいる黄金城に向かった彼が見たのは、ボルテスチームの侵攻とラ・ゴールに従う労奴達の反乱に怯えて一斉に逃げ出すボアザン貴族達の醜態だった。

貴族の誇りを失った者達を激しく糾弾するが、切羽詰まった貴族の一人が放った銃弾から彼を庇ったカザリーンが命を落としてしまう。


あくまでも貴族の誇りを守るために守護神ゴードルを操り、激闘の末ボルテスⅤと相撃ちになる。

なおも諦めず、亡き母・ロザリアの形見である短剣を抜いてボルテスチームのリーダー剛健一と戦うが、その短剣を観た剛兄弟の父剛健太郎から短剣は彼がラ・ゴールであった頃亡き妻に贈ったもの、すなわち自分と剛兄弟は母親違いの異母兄弟であった事を告げられ愕然となった。


更に、狂気に侵され地球侵略と敗戦の責任を全て自分になすりつけようとするザンバジルの醜態に怒りと失望を禁じえず、「余はこんな蛆虫の為に・・・・死ねいっ!!」と一刀のもとに斬り捨ててしまった。


その後は自分を兄と呼ぶ異母弟の健一の呼び掛けには悲しげな表情のまま静かに首を横に振り、実父の健太郎に「お父さん・・・・」と涙を流しながら言い残し、燃え盛る黄金城と運命を共にした。


美形悪役

アニメ本編では、ハイネル自身は「反逆者ラ・ゴールの息子として、虐げられる日々を送っていた」と語り、具体的な父親の罪状は知らなかった。ボアザン星側の公的な場では、ラ・ゴールという汚名すら言い辛い態度もとっていた。

その一方で、剛兄弟側は「あるボアザン星人の科学者が、地球に帰化して剛健太郎と名乗った」という事を知るが、ボアザン星人としての名前は知らなかった。

つまり、アニメ本編では終盤に至るまで「ラ・ゴール=剛健太郎」という真相が伏せられていたのである。このトリックが最終回への盛り上がりに繋がっていた。


ところが、数多くのファンレターを受け取っていた長浜忠夫の元には、真相を見抜いたファンによるハイネル様の助命嘆願が多数寄せられたらしい。

ホームビデオの無い時代だぞ。腐女子パワー恐るべし。そういう同人誌も古来から沢山…

ロボットアニメの主人公よりも悪役の人気が高いというパターンであり、スパロボ等での大活躍っぷりもファンサービス。サウンドトラックのジャケットにはハイネルとカザリーンだけ描かれていて、もうほとんど主役扱い。


余談

スーパーロボット大戦シリーズでも登場。搭乗機はもちろん守護神ゴードル!

複数作品に出演しているものの、中でも別格の扱いを受けているのは『αシリーズ』であり、シリーズ1作目であるスーパーロボット大戦αの終盤で早くも剛健太郎や剛兄弟との血縁が発覚する。原作ではこの縁が判明するのが最終盤であることもあり彼らとの和解はなしえなかったが、こちらでは以降の第2次α第3次αでは兄として剛兄弟を見守る立場となり、彼らからも「兄さん」と慕われるなど良好な関係を築くに至った。

一方、スーパーロボット大戦Aでは逆に剛兄弟との関係が全く明かされることがないまま終わってしまうものの、こちらでは地底城の決戦で敗れた後にボアザン星に帰ることなく、カザリーンの手引きで宇宙のどこかに逃げることとなり、ハイネル自身は不本意ながら生き延びることになる。

これらを鑑みると、ハイネルも所謂スパロボ補正に救われているキャラの一人といえる。


漫画家長谷川裕一『ビクトリーファイブ』作中では先ほど述べた黄金城の火災から

生き延びており仮面の騎士モノホーンと姿を変えて登場する。


続編『ゴッドバード』では妖帝バラオによって化石人として復活。

作中後編ではかなりの大活躍を追加。する。


関連イラスト

追悼、市川治Prince Heinel

ページ形式

敵キャラ三部作らくがき


関連タグ

超電磁マシーンボルテスV ハイネル ラ・ゴール 殿下 剛健一 剛大次郎 剛日吉

美形悪役 哀しき悪役

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