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トニカクカワイイの編集履歴

2020-10-21 16:56:31 バージョン

トニカクカワイイ

とにかくかわいい

『トニカクカワイイ』は、畑健二郎による新婚夫婦ラブコメディである。 週刊少年サンデー2018年12号(2018年2月14日発売)より連載中。

概要

ハヤテのごとく!』の畑健二郎の新作マンガ。週刊少年サンデーに連載。

畑の作品発表歴上では『それが声優!』の次に発表された作品で、少年サンデーから見た場合は『ハヤテ』と平行連載された『アド アストラ ペル アスペラ』以来の新作となる。


小さくて気がつかない人もいるかもしれないが「FLY ME TO THE MOON」(「僕(わたし)と一緒に月へ行こう」あるいは「わたし(僕)を月まで連れて行って」)の副題が付けられている。

スタッフからは『トニカワ』と略されている。


毎回雑誌連載時、柱に付されるあらすじがあらすじではない

なお、サンデー本誌発売2日前に作者は結婚を発表している。(後述)


単行本は13巻まで出ており、発行部数は8巻刊行時点で累計180万部を突破しているそうである。


2020年10月よりTVアニメがTOKYOMXAT-Xほかにて放送。アニメーション制作はセブン・アークスだが、監督は『ハヤテ』で演出参加し『それが声優!』でも監督として辣腕を奮った畑アニメではお馴染みとなった博史池畠が務める。(そのためか主要スタッフ陣が『それが声優!』と、ほぼ共通している)


イントロダクション

トラックに跳ねられるというどこかで見たシチュエーションを展開しながら、重傷の少年は運命の出会いを果たした少女を探す。

今にもいなくなりそうな少女を見つけ、彼はこう言った、「好きです。付き合ってください」と

その言葉に少女はこう答えた。「私と結婚してくれるなら、付き合ってあげる」と


これは竹取物語の続き

月へと帰るかぐや姫を取り戻し、めでたく結婚できた夫婦の物語


あらすじ

成績優秀な主人公・由崎星空(ナサ)は、高校受験を控えた大雪の日に偶然道端で出会った少女・月読司に一目惚れする。ナサが彼女に声をかけようと道路を横断した際、トラックに轢かれてしまう。司は自らを犠牲にしてナサを助け名前も告げずに去っていこうとするが、彼女のその姿にかぐや姫を連想したナサは、事故で満身創痍の状態であるにも関わらず司を追いかけ、そのまま告白をする。司が「結婚してくれるなら付き合う」と返すと、ナサは即答で承諾する。その直後、ナサは気を失ってしまう。


その後、病室で目を覚ましたナサはリハビリと勉強に打ち込み、退院後に一浪で高校にトップ合格する。しかし高校に行く気になれず入学を辞退し、いつかまた司に会えることを期待して接客や配達のバイトに明け暮れる。再会できぬまま18歳になったある日、約束通り結婚をするために司がナサのもとに現れる。謎は多いが、こうして夫婦になったナサと司は、日常を共に過ごすことで夫婦の愛情を深めていく。


登場人物

由崎星空

CV:榎木淳弥

年齢:18歳 職業:アルバイト→高校臨時講師 貯金:500万 年収:不明 借家ぐらし

身長169.5cm(絶妙に170cmに届かない)。5月5日生まれのA型で星座は牡牛座。

本作の主人公。「星空」と書いて「ナサ」と読む名前へのコンプレックスから、NASAよりすごい人間になろうとして勉強に打ち込んできた努力家である。

「NASAより早く光速になる男」が口癖。学力は周囲から認められているものの、それ以外の知識は絶望的なため「勉強はできる子なのになぁ」と残念がられることも多い。

司に一目惚れし、交通事故で大怪我を負いながらも司に交際を申し込む。

その後、18歳になったある日司と再会し、「とにかく可愛い」との理由で即座に婚姻届を提出して、お互いのことをよく知らないまま正式に夫婦となる。

性格はポジティブでコミュニケーション能力が高い。心の底から司のことが好きであり、司は宇宙一可愛いとの信念を持っている。

また、司の服の匂いをこっそり嗅いだり、一緒に安いホテルへ泊まることを妄想し勃起したり、司の写真を大量に激写したりするなど年頃の男の子らしい一面もある。

恋愛に対しては積極的ではあるが不慣れであり、司を抱きしめたりキスしたりして赤面している。

司からは『だんな様』と呼ばれている。

頭は良いが他人と感性がずれているところがある。貴重品類は貸金庫に、インターネットの重要データはiCloudに保存しているため『自宅が燃えても大丈夫』と豪語したほか、洗濯ネットを知らなかったり、栄養面とコストを考え毎日鍋だけを食べていたりとそのずれっぷりは相当である。

元担任の柳先生に泣きつかれた事から、プログラム学習を教える非常勤講師として女子高に務める事になる。


由崎司

CV:鬼頭明里

年齢:16歳(?) 身長154.0cm(小柄)。4月3日生まれのO型で星座は牡羊座。

本作のヒロイン。ナサが交通事故にあうところを身を挺して助けるが、そのまま姿を消す。

しかしナサとの「結婚する」という約束に従い、突然ナサの前に再び現れ、そのまま結婚して夫婦となる。

旧姓は「月読(つくよみ)」であり、ナサと結婚し由崎姓となる。

ナサ曰く『宇宙一可愛い僕のお嫁さん』であり、その発言を彼の親に言ったと明かされた際には困惑していた。ナサのことが大好きだが、いつ好きになったのかはナサには内緒にしている。

過去が不明で謎が多く、ミステリアスな雰囲気を持っている。奈良の実家に行った際にはまるで平安時代に生きたような言い方をしたり、縁の所有する日本刀を扱えたり、織田信長や徳川吉宗らに直接会っているかのような話し方をしている。さらに、物語冒頭のトラックに衝突しても無事だったことや、その時から容姿・年齢が変化していないことも合わせて、不老不死を匂わせているが詳細は不明。

一見するとクールな美少女だが、テレビや映画・アニメが好きという意外な一面を持っている。

また、低反発の布団に興味を示したり、深夜のサービスエリアでテンションが上がるなど、好奇心旺盛でもある。最初はナサから「司さん」と呼ばれるが、夫婦での呼び方を決めるときに「司ちゃん」に変わった。夫婦の愛情表現については、ナサに求められれば照れつつも応える。


有栖川要

CV:芹澤優

ナサの中学時代の後輩であり、近所の銭湯「草津温泉風湯布院」の娘。活発で明るい妹。

下ネタをよく口にする。

しっかり者であり、「結婚とは相手に真心を尽くさなくてはならない」等、年上のナサに大人びたアドバイスをする場面も多い。

ナサのことを『先輩』(31話からはセンパイ)と呼び、司のことは『つかっさん』と呼んでいる。


有栖川綾

CV:上坂すみれ

ナサの中学時代の同級生であり、近所の銭湯「草津温泉風湯布院」の娘。おっとりした美人の姉。

ナサに好意を持っている。

現在は高校生だが、同時に極度のゲーマーで、学生生活に支障が出るレベルである。

当初は司をナサの嫁と認識していなかったが、知った後は小姑化しつつも、ゲーム勝負を経てお互い認め合う。

余談だが、彼女の親は彼女の失恋が羽毛布団並に軽く感じられるほどのヘビーな経験をしている(旦那を若い女に寝取られた上に駆け落ちされたとのこと)。


鍵ノ寺千歳

CV:小原好美

司を「姉様」と呼んで慕う司の妹分で、司はナサに「以前世話になった家の子」と紹介している。幼い時に司に命を助けられた描写がある。14歳。

司のことを慕うあまり、ナサと司の結婚を認めていない。

そのため司がナサと彼の両親に会いに奈良に行った際には反対を押して尾行し、ナサの恋人として彼をテストしたが、彼に『愛を証明するために結婚したんだ』と言われ、納得したのか東京に帰っていった。


シャーロット

鍵ノ寺家のメイド。体力特化でフリーダムな、ややポンコツ系メイド。バトルでは斬馬刀を振り回す。イチジクが好き。


アウロラ

鍵ノ寺家のメイド。冷静なツッコミストだがノリもそれなりに良い。フォトショが得意。


由崎 縁 (ゆざき えにし)

CV:江原正士

ナサの父。考古学者であり、東京から考古学の本場の奈良に移住する。

結婚の報告に訪れた際に司に対して手をつきながらナサの命を助けてくれたことについて謝意を述べるなど父親としては至って常識人。ナサのことも自分達には分不相応にできた息子であると思っている。


由崎 叶香 (ゆざき かのか)

CV:浅野真澄

ナサの母。本場の鹿が見たいといって、縁とともに奈良に移住する。


柳 直子 (やなぎ なおこ)

CV:伊藤かな恵

ナサの中学時代の担任教師で、現在は女子高に務めている。

仕事一筋の真面目な女性であったが、再会したナサが結婚していた衝撃から家庭訪問を強行した。その際の司とのやり取りから価値観が変わったようで、彼女に好意を寄せていた同僚教師と急速に仲が進行している。


鬼丸 銀河 (おにまる ぎんが)

ナサのイトコ。強面な上に、言動も極道めいているが、普通の高校生である。


月読 時子 (つくよみ ときこ)

千歳の祖母。最近まで文部科学大臣を務めていた。(第16話で彼女の引退に関するニュースが流れている。)

初登場時は一般人を装って素知らぬ顔でナサと接する食わせ者であるが、彼女なりに司を心配している。


余談

  • 本作の連載に先立って、作者の畑健二郎はプライベートでの自身の結婚をTwitter上で公表した(結婚相手は声優で本作のアニメで由崎叶香役を担当している浅野真澄)。
  • 本作の第一話が掲載された週刊少年サンデー(2018年12号)では、作者の師匠である久米田康治による特別読み切り『新しい恥図』が掲載された。本作の新連載をネタにした短編漫画である。『UQ HOLDER!』が『UQ HOLDER! 〜魔法先生ネギま!2〜』に改題したのを踏まえ、本作『トニカクカワイイ』も将来的に『ハヤテ2 トニカクカワイイ』にタイトルが変更されるかもしれない、等『かってに改蔵』のキャラたちが本作をイジっている内容となっている。
  • 週刊少年サンデー掲載時の柱のあらすじは、毎回本編とは全く関係のない、アニメや映画などのパロディストーリーが展開されており、登場人物紹介でキャラクター達が、感想を述べたりツッコミを入れたりする、という体裁になっている。

パロディ

作者の畑健二郎さんは様々なサブカルチャーに富んでおり、本作にも様々なパロディが小ネタのように散りばめられている。

アニメ版でも若干の修正が入るケースもあるが、概ねそのまま登場する。なお、サブタイはまともなサブタイになっていて、原作のような作者の小言ではなくなっている。

詳しくはこちら


関連動画



外部リンク

アニメ公式サイト

pixivコミック作品ページ


関連タグ

畑健二郎 週刊少年サンデー


ハヤテのごとく!:同作者のサンデー前連載作。世界観を共有しているようで、同一人物らしいキャラが時折出てくる。

それが声優!:同作者(夫妻)の直接前作(原作:奥さん)。アニメ版同監督作品。スタッフがある程度共通する。

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