概要
日本国の本州中部山梨県に位置し、富士山を目前にする湖・富士五湖の一つ。東に富士山、北に精進湖、西は身延町域、南は静岡県との県境で、朝霧高原がある。
湖面面積は山中湖、河口湖に次いで3位であるが、水深が最もあり、貯水量も最多である。透明度がある(特に冬は20mに達する)ことから湖面に映し出される逆さ富士の見栄えがよく、千円紙幣E号券、五千円紙幣D号券の裏面に用いられている。
東側の富士河口湖町と西側の身延町の境界上にある。富士河口湖町が誕生する前の上九一色村は「湖上はすべて上九一色村に属する」と主張していたとされているが国や県は認めておらず、上九一色村南部が富士河口湖町に吸収された後はその主張を行なっていないため、湖上の境界線は現在も定まっていない。
周辺
富士河口湖町側は本栖地区、身延町は中之倉地区(北側)と釜額地区(南側)なっている。富士河口湖町側は国道139号と国道300号との交差点を中心に人家がある。交差点周辺(本栖地区)は土産店や食事処、その南側はペンションが立ち並んでいる。かつては水深があり波が立ちにくいという理由から競艇の養成所があったが、気象条件により湖高が変化する問題から福岡県へ移転している。
身延町側は隣接する集落が離れていることから人家は殆どなく、中之倉トンネル入口の西側に浩庵キャンプ場があるぐらいである。浩庵キャンプ場はゆるキャン△第一話に登場し、志摩リンがここでキャンプを行なっている。浩庵キャンプ場は中之倉トンネルに受付がある管理棟やバーベキュー場、各務原なでしこが夜まで寝ていた屋外トイレがあり、そこから南側へ進むとキャンプ場となる。受付をすればキャンプ場へは車で乗り入れることが可能。
ゆるキャン△の主要人物が通う本栖高校名前は本栖湖を基にしているが、本栖湖畔ではなく中之倉トンネルを抜けて峠を下り、西進した場所に位置している(車で30分)。
位置 | 山梨県南都留郡富士河口湖町、南巨摩郡身延町 |
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面積 | 4.70㎞ |
周囲長 | 11.6㎞ |
最大水深 | 121.6M |
平均水深 | 67.3M |
貯水量 | 0.316㎦ |
水面の標高 | 900M |
成因 | 堰止湖 |
淡水・汽水 | 淡水 |
湖沼型 | |
透明度 | 12.7M |
交通アクセス
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富士急行河口湖駅から富士急山梨バスに乗車。約50分で本栖湖バス停に到着する。自家用車の場合は中央自動車道河口湖インターチェンジから西進し30分を要する。
本栖湖から本栖高校方面(身延線と接続)へ向かう場合は自家用車推奨。富士急山梨バスの路線もあるが、夕方に本栖湖から本栖高校方面へ行く1本と早朝に本栖高校方面から本栖湖へ行く1本のみである。