プロフィール
概要
アヒルのくちばしのような口をした魔物キャンチョメの本(黄色)の持ち主。女性達から熱狂的な人気を集めるイタリア出身の世界的映画スターで、行く先々で大勢の女性ファンに囲まれていることが多い。
見た目は長い金髪と下睫とケツ顎のイケメンで、自称「絶世の美男子」または「イタリアの英雄」。
清麿からは「チチもげ魔」の蔑称で呼ばれるほどの無類の女好きなスケベで、触った尻や揉んだチチは数知れず(強いて言えばおっぱい星人)だが、殆どの女性はフォルゴレからのセクハラ行為に喜んでいる(アニメではティオのパートナーの恵にも迫ったが、清麿から「チチもげ魔」と聞いた恵に合気道で返り討ちにされた)。
基本的にギャグキャラクターだが、時折カッコイイ表情も見せることもある。
また、後述する過去のせいか異常なほどタフな身体を持っており(清麿との対決ではどんなにガッシュの雷撃に打たれてもキャンチョメの「無敵フォルゴレ」の歌と共に立ち上がる)、これを活かしてキャンチョメをフォローする。
ちなみに、彼から袖の下として貰ったメロンが至上の好物となった魔物の子がいる。
アニメ版ではイギリス編における出番が増加しており後述の入院中の子供たちへのボランティアエピソードがイギリス編ラストから最初のエピソードに大幅に前倒しにされたのでバルトロ戦にも清麿たちに同行している。
大ヒット曲「チチをもげ!」は、実際に日本限定でCD化された。
フォルゴレの曲
- チチをもげ!
- 無敵フォルゴレ
- LOVEファンファーレ※
- ローマン☆パラダイス※
※アニメオリジナルのキャラソン
各章での活躍
- 【邂逅編】
ガッシュと戦うために来日。清麿を拘束するまでに追い詰め、女の子と遊びに行くほど余裕を見せていた。
結果的に敗北するが、懲りずに再戦を誓って母国へと帰った。
「またくるよ!」
清麿「二度とくるなっ!!!」
どうやらライブにおける仕事の遅刻はおろかまるまるのすっぽかしも日常茶判事の様子で、
その後は、街でファンの所へ行って女性の胸をもんでたり、
彼のファンであり、入院している子供達の所へ遊びに行ったり、
フォルゴレの忠告を忘れて知らない人に付いていったキャンチョメを探しに世界中を駆け回ったりしている。
英雄とは、仕事などいつでも休めるものなのだ。
- 【千年前の魔物編】
最初から先陣を切るなど勇敢な姿を見せる。
また、持ち前の存在感から、敵のパートナーを驚かせたりもしている。
「それでフォルゴレは何をやってるんだ?」
「ヒマだからブリッジをしてるんだ」
- クリア編
デュフォーの訓練により、キャンチョメが超強化。
「ライオンのように強くなれた」と喜び、事実、試合とはいえ本気を出させた清磨とガッシュに打ち勝ち、襲撃してきた強敵ゴームに対し、今までの弱キャラは何だったのかと思う程の圧倒的な力を見せつける。
しかし、念願の強さを手に入れたことにより自分を見失い、敵を精神崩壊寸前になるほど過剰なまでに痛めつけるようになってしまう。
そんなキャンチョメを止めるため、彼は自身の経験を語り始め…
フォルゴレの過去
その異常なまでのタフさの秘密は、少年時代の過去にまで遡る。
かつて故郷の田舎町に住んでいたフォルゴレは、今の姿からは想像できないほどグレており、ハードな不良風の出で立ちをし、ライオンのように荒んだ心で暴力に生きる日々を送っていた。
たまに人助けもしてはいたが、周囲から凶暴さを良く知られていたせいで助けても怖がられ、逃げられてしまうだけだった。
挙句の果てには両親から猟銃を突き付けられて、勘当されるという仕打ちを受けてしまう。
故郷を追われてからしばらく経ったある日、偶然、店のTVで牙に小鳥を留めているカバを見て、自分もカバのように不恰好で良いから他人に受け入れられるようになろうと決心し、暴力と決別して俳優への道を進み、現在のように愉快で愛情溢れるキャラクターとなった(好きな動物にカバを挙げているのはこれが理由)。
そのような過去と思いゆえか、サービス精神が旺盛で、多忙な中でも病気の子供達のために病院を訪れてコンサートを行うなど、あらゆる人のために活動をすることを惜しまない(その姿を見た清麿は彼を認め「生き残れよ」と告げており、その後ガッシュの仲間に加わり清麿も態度が軟化した)。
しかし、それでも両親は「絶対に許さない。顔も見たくない」と未だに面会を拒否され続けている。
最後の方、明らかに荒れていた頃の自分と両親もその当時の周囲の人々も同レベルに堕ちていたゆえにフォルゴレ自身は暴力によって大切な物を失う事を人一倍熟知しており、普段のキャラクターからは考えられないほどの苦労人な一面を持っている。
「私の一番好きな動物は……カバさんだ……」
「知ってるかい?キャンチョメ……カバさんは……」
「カバさんの牙には小鳥がとまるんだぜ」
余談
- 作者が取材でイギリスに行った際におもちゃ屋でフォルゴレのラジコンを購入しており、漫画やアニメでもそのラジコンを出している。
―前述のフォルゴレの『過去』だが、実は初期のころからそれとなく示唆していた描写が散見されている。
例を挙げれば
・魔物同士のバトルロイヤルという危機的状況下において不自然なまでに暴力を振るわない
・いざキレるとドスの利いた粗暴な口調になる
・初期のキャンチョメとの出会いのシーンで、スター時代のものではなくライオン時代に着ていたのと同じコートを着ていた
など。これらの描写から、設定としてはほぼ初登場時点から存在していたと思われる。
これによってフォルゴレはコメディリリーフにとどまらない深みのあるキャラクターとして完成したため、結果的に描写したのは成功だったと言えるだろう。
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