概要
男性向け少女漫画雑誌。提案者は女性。
まんがタイムきららキャラットの増刊として刊行されていた。
所謂きらら系作品を4コマではなく長編にしたような内容で、エロ、百合、ハーレム、下ネタなどの要素は控えめになっている。
萌え絵を使っているが、かつて存在した少女漫画雑誌のぴょんぴょんに酷似した読み味で、R-18要素がない男性向けが女児向けとほぼ同じ内容になることを証明した雑誌であった。ピュアでキュートな作風が仇となり、創刊から2年、VOL.12を以て休刊となった。現在は無期限休刊中。
一部連載作品はまんがタイムきららフォワードに移籍した。
備考(コミックエール!の努力を無駄にするなかれ)
似たコンセプトの雑誌では「コミックハイ!」「月刊ステンシル」「創刊当初のシルフ」などがあり、どれもコミックエール!とは似ても似つかない作風であった(特に一番目)。
だが、「コミックハイ!」以外は、主人公の女性の描き方だけは酷似していた。
萌え絵は「萌え」「百合」「フィジカル」以外に、「男女両方を女主人公に自己投影させる」といった用途の絵柄でもあったようである(R-18要素がない時が特に顕著となり、女性キャラの絵柄が男性向けに似ていても、モブ含む男性キャラにエロゲ主人公に相当する人物は存在しない。「コミックエール!」よりも、女性向けのティーンズラブのほうがR-18の男性向けに近いほど)。
提案者は「通常の少女漫画と同様に、ラブが重要なテーマだ」と話しており、百合要素とヘテロ要素が混在しており(BLは男性キャラの登場数が少ないから確認しづらいだけで、存在はしている様子)、いずれもR-18要素がなく、少年漫画のような下ネタは笑って済ませるレベルであり、少女漫画風のラブラブ、ドタバタしたシナリオを心理描写ではなく、あらすじや行動で説明する点に特徴があった(その上で、モノローグなどの心理描写も入れている)。
「コミックエール!」に内容がそっくりの女児向けアニメ(絵柄も内容もほぼ萌え絵だが、性的目線がなく、早朝に放映されていて、女児向け玩具が発売された為、疑似女児向けアニメではない)もいくつか実在していたりする。
判子絵は萌え絵の作品全部が通る道なので、言いっこなしさ。