概要
ガンプラに代表されるスナップフィット方式(組み立てに接着剤を用いないはめ込み式)のプラモデルにおいて、「接続軸を穴にはめる」形でパーツを接続・固定する箇所は多い。この軸と穴の直径を3mmに共通化し、他のプラモデルとのパーツの付け替えを容易にしたプラモデルが複数登場している。これにより、シリーズやメーカーの枠を超えたカスタマイズなどを簡単に楽しむことが可能となっており、カスタマイズ遊びを前提に展開されているシリーズも多い。
ロボットプラモデルの場合、外装に3mmジョイントを設けて武装などの他のパーツを接続できるようにする形式が最もポピュラーだが、腕や脚の関節部の接続軸を3mmにして他のキットのパーツと付け替えられるようにしたものや、『フレームアームズ』のフレームアーキテクトのように共通フレームに複数の3mm穴を設け、そこに外装を接続していく形のものも少なくない。また、カスタマイズなどを意図していないキットであっても、股間などに台座を接続するための3mm穴を持つことがある。
3mmジョイントを採用したシリーズ
コトブキヤ
公式でも自社の複数シリーズを組み合わせたカスタマイズ例を度々提示している。
- フレームアームズ - 近年の3mmジョイントを採用したプラモデル群の嚆矢となったシリーズ。
- フレームアームズ・ガール
- ヘキサギア
- メガミデバイス
- M.S.G. - プラモデル向けのアペンドパーツのシリーズ。自社の他ブランドとの組み合わせを前提とした商品も多い。
バンダイ
PLUM
メガハウス
ボークス
- ブロッカーズ - 基本的には独自規格の4mmジョイントを採用しているが、3mmジョイントと接続するための「3-4ジョイント」が存在している。
エポック
日東科学
- オモロイド - 遥か昔の1980年代に展開されたシリーズだが、支援メカが3mmジョイントによる組み替え・カスタム遊びに対応している。
関連イラスト
3mmジョイントを用いたキットのカスタム事例。