概要
プロフィール
初登場 | ソニックアドベンチャー |
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英名 | CHAOS |
種族 | チャオ(突然変異体) |
性別 | 無し |
年齢 | 不明 |
身長 | 変化する |
体重 | 変化する |
能力 | カオスエメラルドの力で進化する |
青い液体ボディを持った液状生命体であり、自由自在に姿を変えることができる。
言葉を発することはできないものの、高度な知性とずば抜けた能力を併せ持つ。
古代における究極の破壊神であり、マスターエメラルドに封印されていたが、数千年後の現代にて封印が解かれてしまい、マスターエメラルドを破壊して逃走する。その後はDr.エッグマンに付き従い、カオスエメラルドを集めるために暗躍する。
最初はカオスエメラルドを一つも持っていないカオス0と呼ばれる形態だったが、カオスエメラルドを体内に取り込むことでより強大な力を持つ形態に進化していく。それぞれの形態は吸収したカオスエメラルドの個数によってカオス1~カオス6と呼ばれ、カオス1は腕部が肥大化しカオス2はよりマッシブな身体に、カオス4は魚のような形態となりカオス6はカエルとも蜘蛛ともつかない異形の姿になる。そして7つ全てのエメラルドを揃えることでカオスは文明さえも滅ぼしうる巨大な怪物へと変貌を遂げる。
復活したときに尻尾を失い、ビッグの親友であるカエルくんがカオスエメラルド共々取り込んでたが、カエルくんを捕えたときに取り戻した。
最後はカエルくんをビッグに救出され、ソニックとナックルズに敗れてカオスエメラルドを失い、力尽きたかに見えたが・・・。
しかし、カオスはまだ生きていた。
再び散らばった7つ全てのカオスエメラルド独力で集めてその力を吸収、怪獣映画さながらの巨大生命体パーフェクトカオスに変貌し、大洪水を起こして中央都市ステーションスクエアを破壊。世界を滅ぼすべく暴走する。
真相
古代のカオスは、マスターエメラルドの祭壇に君臨するカオスエメラルドの守り神だった。
本来は温厚な性格であり、チャオを守り平和に暮らしていた。古代ナックルズ族の族長の娘であるティカルに心を開いていたが、あるとき族長パチャカマ率いるナックルズ族がティカルの制止を振り切って祭壇を襲撃。チャオ達の命を奪われた際に怒りと悲しみに支配されてしまい、カオスエメラルドを吸収して暴走し、ナックルズ族を滅ぼした。
しかし、ティカルによってマスターエメラルドに彼女共々封じ込められていた。
復活した現代においてもその憎悪が晴れることはなく、カオスエメラルドから全ての力を吸い上げ暴走していたが、ソニックと仲間達の意志によってカオスエメラルドが力を取り戻し、ソニックはスーパーソニックに変身。パーフェクトカオスと激闘を繰り広げる。
スーパーソニックに敗れて破壊衝動を失ったカオスはチャオ達と再会を果たし、ティカルの魂に導かれ共に姿を消した。
その後は再びチャオ達の守り神として暮らしている。
後のシリーズ作品ではカオス0の姿で登場することが多い。
「ソニックアドベンチャー2」と「ソニックバトル」では対戦モード限定で使用可能なキャラであり、前者での基本的な操作性はナックルズやルージュとほぼ同じだが、後者ではスピードが鈍い代わりにパワーのあるキャラとして設定されている。
「ソニックジェネレーションズ 白の時空」ではパーフェクトカオスがボスの1体として登場。
瓦礫の道を越えカオスに肉薄して直接攻撃を叩き込むことを繰り返すという大筋は変わらないが、ソニックがスーパーソニックではなく通常形態、カオスに辿り着くまでの道のりがカオスの攻撃に押し返されないよう接近していく避けゲーからアクションステージ色の強いものとなっている。
関連キャラ
カオスがかつて心を通わせていたナックルズ族の娘。パチャカマが祭壇に攻め入った際に暴れ狂うカオスを止めるために自らの魂諸共マスターエメラルドに封じ込めた。
例の如くエッグマンランド建設の野望の為にカオスを利用してカオスエメラルドを集めようとしたが、当の本人は逆に利用されていることに気付いていない。
パーフェクトカオス出現時には空中空母エッグキャリアの2号機で迎撃に赴いたが、あっさり撃沈されてしまった。
彼自身とはなんら関係が無いが、彼の親友であるカエルくんがカオスエメラルド諸共カオスの尻尾を取り込んでしまったことによりカオスやエッグマンからつけ狙われることになる。
結果カエルくんはエッグマンに捕まりカオス6に取り込まれることになったが、ビッグの決死のフィッシングによりカエルくんを救出することには成功した。
カオスの元々の姿であり庇護対象。
カオスとチャオは似ても似つかない姿だが、愛情を注がれ転生を繰り返したチャオは成体に成長する際にカオスチャオ(ライトカオス)というカオスの頭身をそのままチャオに落とし込んだような姿(特にヒーロー、ダークどちらのアライメントにも偏らなかったニュートラルタイプ)になることがある。
このカオスチャオは寿命や繁殖期が存在しないという異常な特性を持っており、その名前や姿も相まってカオスとの強い関連性が伺える。
- 人工カオス
読んで字の如く。
エッグマンの祖父、ジェラルド・ロボトニックが開発した拠点防衛用兵器でスペースコロニー・アークに大量に配備されている、所謂ステージ後半のザコ敵。その動力にはGUNの無人機と同様に永久燃料カオスドライブが使用されている。
ゲーム「シャドウ・ザ・ヘッジホッグ」ではプロジェクトシャドウの研究成果の一つであり、来るべきブラックアームズへ叛旗を翻す時に備えアークの防衛機構として製造された物であることが明かされた。
シャドウなどこれに限った話ではないが、晩年に狂ってしまったジェラルド自身の手によって人類を護る為に作られた兵器が人類を滅ぼす為に動くコロニーを護る兵器と化してしまったのは皮肉な話である。