元ネタは『因果を越えて魔を絶つ剣』か。
概要
※ネタバレ注意!!
「君は、神にでもなるつもりかい…?!」
「神様でも何でもいい…!!」
すべての真相を知ったまどかが魔法少女となるべく願ったこと、それは「現在・過去・未来に存在する一切の魔女を消し去る」、つまりすべての魔法少女を救うという、もはや単なる願いの領域を越えた『決意』であった。
そして変身した彼女の放った魔法の矢は、時空を超え、宇宙を越え、すべての時間と世界に存在する魔法少女たちを救うこととなった。
しかし、同時にそれは自身が概念存在になり果て、死すらも許されず、すべての人々の記憶から消え去り、永遠に戦い続ける運命を背負うことでもあった。それでも、彼女は諸々のことを承知し、最後は宇宙の一概念としてすべての魔法少女を見守り続けている。
ものすごい余談だが…
こうしたことをやったのは彼女が初めて……というわけでもない。
似たような前例として、『KOF』シリーズのアッシュ・クリムゾン、『ラーゼフォン』、『ナースエンジェルりりかSOS』、『ペルソナ2 罪』&『ペルソナ2 罰』、『ペルソナ3』、『いちばんうしろの大魔王』、『serial experiments lain』、『神座万象シリーズ』、『ひぐらしのなく頃に』、『ひぐらしのなく頃に解』、Key作品の『AIR』、ゼルダの伝説シリーズ『時のオカリナ』、散々相似性を指摘されている『仮面ライダー龍騎』、でも似たような結末が描かれている。それだけ普遍的なテーマであり、ある種王道的な結末とも言える。
そもそも『時空を超えてすべての人々を救う』というのは、じつは仏教の大御所「南無阿弥陀仏」で知られる阿弥陀如来が、最高位の仏である如来となるために立てた誓願(誓い)でもある。
……両方同時にやってのけるあたり、やはり鹿目まどかは…すごい魔法少女だ。
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