CV:高瀬右光
搭乗車種 | ホンダ・インテグラタイプR(DC2前期) |
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ボディカラー | チャンピオンシップホワイト |
主な外装パーツ | SPOON製カーボンボンネット、SPEED STAR WHEEL製ホイール |
ナンバー | 栃木55 し 32-094 |
概要
ドラテク私塾「東堂塾」の現役塾生で、ヒルクライム担当としてプロジェクトDと戦う。
下の名前は最後まで明かされなかった。
集中力が高まってくると目元と口元がひきつって笑顔のような表情になるため、チーム内で「スマイリー」の2つ名がついた。
二宮大輝よりも年上の先輩に当たり、ムラっ気を起こしたり乱暴な言動を取る事はなくいつも冷静沈着である。
またサーキットの走行会に赴いていたり、ホンダ車以外のメカニズムや茨城のセミプロチームパープルシャドウのメンバーの情報をよく熟知しており、走り屋としての知見の深さも描かれている。
一般的にトラクションの関係でハイパワー車とするには不利なFFの限界に挑戦したいという意向から、愛車のインテグラType Rに邪道とされるV-TECへのターボチューンを施してある。
ハイパワー4WD嫌いの高橋啓介も、この仕様とポテンシャルの高さには驚かされている。
バトルの駆け引きに長けており、後ろに目がついているかのような後続車への誘導と揺さぶりを掛けてくる。
ただしそれらは意図的に不要な急ブレーキをかけたり、相手のスピンやクラッシュを誘発しかねないような手段であるため、悪く言えばこざかしいかつエゲつない走りである。
作中の活躍
以下ネタバレ注意
塩那道路でのプロジェクトD戦で啓介と対戦。
先行を選び、左足ブレーキで一瞬リアのランプを点灯させるフェイント技で啓介を苛立たせた後、追いかけさせた上ブラインドコーナーにオーバースピードで突っ込む罠を仕掛けた。
一緒になってコーナーに突っ込んだ啓介はクラッシュの危機に陥ったが、天性の反射神経でギリギリでクリアしてみせた。
第4ヘアピンを過ぎた直後、啓介はお返しとばかりに酒井のインテグラの後ろからFDを軽く接触させ、マシンをねじ込み並走。
アウトコースに追い込まれて走行ラインに制約をかけられたインテグラはFFが苦手とする低速コーナー状態に陥り、FRのFDが得意とする上り坂での加速勝負に持ち込まれて敗北した。
その後藤原拓海対舘智幸戦やプロジェクトD対パープルシャドウ戦にギャラリーとして登場。
スカイラインGT-Rの駆動システム「ATTESA E-TS」の仕組みを説明するなど、読者とメカに弱い二宮に対する解説役を務めた。
余談
TVアニメ版の「Fourth Stage」では、尺の問題から川井淳郎の時と同様にバトルがカットされてしまい結果のみが語られる形で終わったが、後にOVAのBATTLE STAGE2にて前述の淳郎戦も含めて完全新規で製作された。
担当声優の高瀬氏は、Fourth Stageに先駆けて製作されたPS2用ゲームの「Special Stage」での酒井の登場に合わせての配役となり、同様のキャラクターの声優たちと同じくその後のアニメ版でも続投する事になった。
フジミ模型から頭文字Dシリーズの一つとして登場するインテグラのプラモデルが発売されているが、初版のみ箱絵のボディカラーがサンライトイエローであった。
現在では通常のチャンピオンシップホワイトになっている)。