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「抜けるもんなら 抜いてみな 二枚目のボーヤ!!」

声優 佐々木誠二
搭乗車種 日産スカイライン 25GT-t(ER34前期)
ボディカラー ダークブルーパール※
主な外装パーツ オイルクーラー付純正フロントバンパー、Panasport製ホイール、FUJITSUBO製マフラー
ナンバー 栃木34 ほ 22-936

※2002年にトイザらス限定で発売された頭文字DのチョロQセットではシルバー

概要

栃木県走り屋チーム「セブンスターリーフ」(S・S・R)のメンバー。

末次トオルと双璧をなすヒルクライムのエースである。

搭乗車種はR34スカイラインであるが、こちらはGT-RではなくFRで400馬力の25GT-TURBOグレードである。

ヒルクライマーとしてこれまでGT-Rや4WD車ばかりを相手にし、「GT-R嫌い」(性能の高さは認めている節はある)を自称する高橋啓介からは、「気に入ったぜ、いい趣味だ」と評価されている。

サーキットを走り込んでおり、グリップ走行でタイムを縮める理論派である点が感性派のトオルとはタイプが真逆となっている。

普段は親友のトオルとその恋人の仲を気にかけるような青年である。

劇中の活躍

以下ネタバレ注意

日塩もみじラインでのプロジェクトD戦にて、下りでトオルが藤原拓海に敗北した後に上りで啓介と対戦。

トオルが拓海に食らいつこうとして無傷ながらも横転してしまった結果に「トオルがマシンを壊すくらい頑張ったんだから自分も」という気負った気持ちで臨むが、同時にプロジェクトDの得体のしれない威圧感にバトル前からかなり緊張していた。

「自分のペースを守れ」というトオルのアドバイスを受けてサーキットでタイムを縮めるスタイルをとり、拓海に「側溝ショートカット」で抜かれたトオルの忠告通りにインを締めまくるなどコンパクトにコーナーをまとめ、ストレートではFDより勝る馬力に任せて突き放すという地味ながらもスキのない走りを見せた。

しかし加減速のメリハリを効かせた走りを逆手に取られ、立ち上がり時に手前のコーナー出口の処理を工夫してトップスピードを維持し続けた啓介に追い抜かれ、戦意喪失状態となって敗戦。

原作ではバトル後に啓介と話をするが、あくまで終始サーキットでの走り方にとらわれていたのか、それとも兄涼介の理論を再現した啓介のドラテクが常識外であったのか、敗因を理解し切れていないようであった。

余談

声優関連

淳郎役の佐々木氏は、アニメ版登場に先駆けて2003年発売のPS2用ソフト『頭文字D Special Stage』でキャスティングされ、約1年後に放送されたアニメ版『頭文字D Fourth Stage』でも引き継がれた。

TVアニメ版での扱い

先述のTVアニメ版第4期(Fourth Stage)では尺の問題で次の啓介対スマイリー酒井戦と共にバトルシーンがカットされた。

その後、バトルシーンをメインにピックアップした総集編OVAの『頭文字D BATTLE STAGE2』にて前述の酒井戦含め完全新規で製作され、映像や台詞も新録されている。

またTVアニメ版のER34は後の星野好造の34型GT-Rにモデリングを流用する為なのかは不明であるが、GT-Rのような外見であった。

ゲーム関連

アーケードゲーム『頭文字D_ARCADE_STAGE』シリーズではVer.2のPS2移植版『頭文字D Special Stage』が愛車のER34共々初登場となり、アーケード版にはVer.3からの登場となった。

しかしながら、次作4で一旦削除され次に復活する8まで約7年の期間を要した。

初登場のSpecial Stageのみ、ER34はBNR34同様トランスミッションは6速に設定されている。

また恐らく収録ミスと思われるが、Special Stageでは何故かトオルから「あつお」と呼ばれるシーンがあり、本人もそう名乗っているシーンが見られる。

同じような例としてアニメ版『頭文字D Second Stage』までの史浩があり、こちらは第1期(First Stage)ACT.11で啓介から「ヒロシ」と呼ばれ、第2期(Second Stage)のACT.6でもエンディングのクレジットで「浩」と表記されていた。

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