CV:花守ゆみり
概要
『たとえばラストダンジョン前の村の少年が序盤の街で暮らすような物語』(略してラスダン少年)の主人公。軍人になることを目指してコンロン村から出て来た少年。アザミ王国のマリー宅で居候し、その後紆余曲折あって候補生として士官学校に入る。
素直でお人好し、家事上手な反面、故郷での評価が低いため自己評価が恐ろしく低い。
だが、英雄の子孫揃いのコンロン村の住民は総じてチート級の身体能力を有しており、その基準から見れば低いというだけで、他の土地に行けば十分チートである。だが、当人は故郷の価値観が基準になっているため自分の凄さに一切気づかない。
以下、彼のチートスペック・非常識の例。
- 村から王都まで汽車などを使って6日ほどかかる距離を走って6日で辿り着く。
- 詠唱を噛んだ超初級魔法が大魔法レベルの威力を発揮して相手を瞬殺する。
- 汚れを落とすつもりで使った「解呪」の応用で強力な呪いを解く。
etc.
これだけやって当人が何も気づかないことに対し、周囲はツッコミを入れているものの、それぞれの私欲のためにロイドの無知を利用することもある。
魔法
ここでは彼が作中で使用した魔法を記す。
- 解呪
ロイドが最も使用する魔法。古代ルーン文字で一筆記すことで、どんな呪いも立ちどころに打ち消してしまう。掃除にも応用可能で、これを布に施し軽く拭くだけで、拭いたものは新品同様の輝きを取り戻す。
難易度はかなり高く、マリーはこれをひとつ習得するために3年もアルカの元で修業していたが、ロイドは初期状態でこれを使えた。
- 雨を降らせる魔法
こちらも古代ルーン文字を用いた魔法。紙等に記したものを空に飛ばして数分後、雨が降り出す。解呪と同じく初期から使用可能。
- エアロ
風の超初級魔法。魔術大会で他の参加者を殺さないよう手加減するため(下記3つも試した中で威力が一番ましだったため)に習得した。ロイドが使用した場合、噛んで詠唱失敗しても竜巻の如き突風が発生し、相手の防御魔法を突き破った上一撃で昏倒させている。
- フレイム
火の超初級魔法。だが噛んで詠唱失敗しても人を殺しかねない威力のため封印される。
他に雷と水の超初級魔法も使えるが、同様の理由で封印される。
余談
名前の由来はオオカミナスビと呼ばれる植物のベラドンナからと思われる。ベラドンナの根茎や根は薬である「ベラドンナコン」として日本薬局方にも記されているが、アルカロイド系の毒を含むため素人が手を出してはならない危険な代物である。ちなみに村長のアルカと合わせると「アルカロイド」となる。
関連タグ
主人公 落ちこぼれ チート(無自覚チート) ルーン文字 ピュア 天然ボケ
セト…中の人が同じでファンタジー作品の主人公であるといったロイドと同じ繋がりを持つ。