概要
日本国における医薬品の規格基準書。ざっくり言うと「どんな品質のものをどう使えば薬として問題ないか」が記された薬剤師のバイブル。これが国の名のもとに公示されていることで、国内の主だった医薬品の品質が担保されている。
明治19年に初版が公示され、以降も時の有識者によって内容が精査され改稿が続けられており、この記事の最終更新時点では令和3年の第十八改正版が最新版。
薬剤師以外がこの単語を見るのはドラッグストア等で消毒用エタノールをはじめとした薬品類を買う時だろう。この場合の「日本薬局方」という表示は「(基準書としての)日本薬局方の基準を満たしている=医療用として十分な品質が担保されている」と思っておいて良い。