鋼鉄ジーグ
こうてつじーぐ
概要
『鋼鉄ジーグ』(こうてつジーグ)は、1975年(昭和50年)10月5日から1976年(昭和51年)8月29日までNET(現:テレビ朝日)系で毎週日曜日18時00分 - 18時25分に全46話が放映された、原作:永井豪・安田達矢とダイナミック企画、製作:東映動画によるロボットアニメ、および作品内に登場する架空のロボットの名称。
サイボーグ化した主人公が変形した頭部パーツに、磁石の力で体の各種パーツが合体して巨大ロボット化するというコンセプトが特徴的。(Wikipedia引用)
放送年が古いため、スーパーロボット大戦への参入で知った人が多いと思われる。
テーマソングからして「今に見ていろ ハニワ幻人 全滅だ!」などといった荒々しい歌詞や
スパロボ内でも堂々と「死ねぇっ!!」と言い放ったりと、結構激しい言動が目立つ。
また、永井豪原作であるが故、マジンガーやゲッターと並ぶ凶悪顔。(更に頭だけ分離となると余計にインパクトが強い)
そのため古参ロボとして人気があると同時に、ネタロボとしても高い人気を誇っている。
pixivにおけるジーグ
前述したスパロボでのネタが強烈なため、ネタ寄りのイラストが目立つかもしれない。
しかし古参ロボということもあり、普段目にする機会が全く無いロボのため、知名度はダイナミックプロのロボット『マジンガーZ』や『ゲッターロボ』よりも低いので、投稿数の差が大きい。
(2010年01月01日の時点でマジンガーの約1/8、ゲッターに対しては1/10未満)
しかし2007年に放送された『鋼鉄神ジーグ』によってジーグの存在が再び押された。
こちらはアニメではなく安田達矢作の漫画版『鋼鉄ジーグ』の続編にあたる。
ダイナミックプロに見られる女性キャラの魅力もあり、ジーグにおいても『鋼鉄ジーグ』に登場したミッチーこと卯月美和(うづき みわ)をはじめ『鋼鉄神ジーグ』に登場する珠城つばき(たましろ つばき)やビルドエンジェルも人気である。
超合金のライバル
本作の企画は、玩具メーカー・タカラが作った磁力の玩具に、ダイナミックプロで玩具販促漫画を描いてもらったものである(タカラ商法)。
この漫画を見た東映動画側がアニメ化したいと言って製作されたので、後でポピー側(=バンダイ)は腹を立てたらしい。結果、「タカラのマグネモ・鋼鉄ジーグ」は大ヒット商品となり、超合金玩具のライバルになってしまった。
かくして、バンダイ側が権利を取引してスーパーロボット大戦に出演するまで、長らく大人の事情でマジンガーと共演出来なかった(『東映まんがまつり』などでゲッターロボはマジンガー三部作と共演しているのにジーグはハブられているのはこれが原因)のである。
余談
海外にも輸出され人気を博している。
特にイタリアではオマージュ作品といえる「皆はこう呼んだ、鋼鉄ジーグ」と言う作品が作られたほど。
流用
- 青島文化教材社より、「ミニ合体マシン」、「合体ビッグマシン」のカテゴリでプラモデルが発売されていた。同シリーズは、手足や頭部に分解されたロボットを、集める事で合体させ完成させるもので、余剰パーツを合体させればビッグシューターを作れるようになっていた。後に金型を変え、「ガイガンダー」というアオシマオリジナルのロボットのプラモデルに流用される。
- マーベルコミックでは、70年代に「ミクロマン」の海外翻案作品として「マイクロノーツ」という作品を発表した。その劇中に登場したヴィラン『バロン・カーザー』は、鋼鉄ジーグの頭部パーツを変更した流用デザインである。タカラ社の玩具をリデコした製品も発売された。