ビッグシューター
びっぐしゅーたー
操縦者は卯月美和。横には座席があり長距離を移動する際には司馬宙が同乗することがある。
ビッグシューターは普段、ビルドベースの地下に格納されている。発進時はコクピットブロックが天地逆さまに回転して射出され、ビルドベースの地下に設けられた長大なジェットコースターのようなコースを走っていき、発進直前に通常姿勢に180°回転し、パーツ射出装置を内蔵した両翼部分とドッキング、ビルドベース近くの湖から飛び立つ。
機体内部には鋼鉄ジーグの手足、胴体を構成するジーグパーツを多数搭載している。
これを司馬宙が変身したジーグヘッド目掛けてジーグパーツ・シュートし、合体させることで巨大ロボット・鋼鉄ジーグへとビルドアップさせる。
また、状況に合わせてジーグバズーカ、マッハドリルなどの装備をシュートすることもある。
基本的に鋼鉄ジーグはジーグパーツ無しではまともに戦えない。加えて、手足が破壊されるなどした際には搭載された予備のパーツと合体することにより戦闘の継続が可能なため、ビッグシューターは鋼鉄ジーグにとって生命線と呼んでも過言ではない存在である。
上記の通り、基本的にはジーグの輸送機、そして補給機としての機能を持っている。そのため戦闘はほぼジーグ任せになるが、自衛用の武装としてミサイルを搭載している。また「ブレイクアウト」の掛け声と共にパーツ射出装置を分離して緊急脱出したこともある。
更にスーパーロボット大戦シリーズでは「磁力光線」という武装が追加されている。
余談だが、通信装置のモニター画面は操縦桿の下部に存在しており、通信相手はミニスカートを履いた美和の股間を眺めながら会話しているように見える。
『鋼鉄神ジーグ』ではデザインが一新された新型ビッグシューターが登場した。
コクピットブロックの尾翼には"BS-99"とナンバリングされている。
基本的な機能は前作と同様だが、パーツ射出口が手足を射出する左右の二か所に加え、胸部・腹部・腰部パーツ射出用の大型射出口が機体下部に増設された点が特徴。
また、その上部にはジーグヘッドとなるHMB雷鋼馬の出撃用カタパルトも存在する。
ジーグパーツ・シュートの際にはレバーを押す必要があり、つばきが掛け声と共に勢いよくレバーを押すバンクシーンが印象的。
(なお、旧ビッグシューターはボタン一つで射出可能)
マリンパーツ、スカイパーツ、アースパーツなどの特殊パーツは搭載しておらず、列車砲型支援メカ・ギガシューターから射出するようになったことも変更点である。
また、男女二人乗りになったせいか流石にモニターの位置は変更されている。
搭載武装はリドル・ストラクチャー(機関銃)とH.M.ビルド・ランチャー(ミサイル)。
劇中ではダブルジーグとともに新旧ビッグシューターが共演する一幕もあった。
旧ビッグシューターは新型より明らかにパーツ射出速度が高く、大火焔偶(邪魔大王国の戦艦に相当)を射出したパーツのみで撃沈している。