曖昧さ回避
概要
TYPE-MOON及び奈須きのこを原作とする伝奇ストーリー。
アドベンチャーゲームのスタイルをとっており、選択肢によってルートが分岐。それぞれのルートではヒロインが交替し、さらに複数のエンディングが用意されている。
同じく同人伝奇小説から始まった『空の境界』や『魔法使いの夜』とは世界観が共通しており、主要キャラについては設定をそのまま横滑りさせている部分もある。
元々はR-18作品だったが、後に一般向けへと移行された。
後にファンディスクとして2001年に『歌月十夜』が、2002年以降には別サークル渡辺製作所とのコラボで格闘ゲーム『MELTY BLOOD』シリーズが制作された。
同人ゲーム市場で口コミにより記録的な売上を誇ったが、それによりTYPE-MOONが商業化した事に伴いこれまでの作品をまとめた「月箱」を最後として同人サークルとしての活動を終了したため、再販が行なわれなくなった。
そのため違法コピーが出回り、現在でも中古市場では正規品が高値で取引されている。
ストーリー
物語の主人公である遠野志貴は、幼い頃に一度死にかけた後、「モノ」の壊れやすい部分を黒い線として捉えることのできる特別な眼「直死の魔眼」を持つようになった。
その能力を持つ負担に苦しんでいたときに、偶然出会った女性からたしなめられ、その眼の力を封じる眼鏡を受け取ったおかげで、外見上、普通の少年として平凡な生活を送ることができた。
しかし、親戚の家から実家に帰ることが決まった頃と時を同じくして起こった、全身の血液を抜かれて人が殺されていく連続猟奇殺人事件が、志貴の生活を非日常へと急変させてゆくこととなる。
登場人物
主人公およびヒロイン
遠野志貴 | アルクェイド・ブリュンスタッド |
---|---|
主人公。モノの死を視ることができる直死の魔眼を持つ。 | 真祖と呼ばれる吸血鬼。志貴に1度殺されている。 |
シエル | 遠野秋葉 |
カレー好きの上級生。“シエル”は洗礼名。 | 主人公の妹で遠野家現当主。8年間離れて暮らしていた。 |
翡翠 | 琥珀 |
志貴付の使用人。寡黙で無表情。 | 翡翠の双子の姉。秋葉付の使用人。 |
サブキャラクター
弓塚さつき | 蒼崎青子 |
---|---|
ツインテールのクラスメイト。志貴に想いを寄せている。 | 魔法使い。幼い頃の志貴と出会い魔眼を抑える眼鏡を渡す。 |
ネロ・カオス | ミハイル・ロア・バルダムヨォン |
アルクェイドを追ってきた吸血鬼。 | アカシャの蛇と呼ばれる。ネロとは盟友。 |
乾有彦 | 遠野四季 |
志貴の小学校からの親友。赤毛で女好き。 | 志貴と似た名を持つ謎の人物。 |
リメイク
2008年発売の「TYPE-MOONエース」にて、リメイク版『月姫』の発売が発表された。
その後、2016年10月に続報が同誌に掲載されたが、その時点ではメインキャラクターの新規ビジュアルと新規キャラクターが1人だけ紹介されたのみだった。
だが、2020年大晦日放送の「Fate Project 大晦日TVスペシャル2020」において、キャストを一新したうえで2021年夏頃にプレイステーション4・ニンテンドースイッチで販売を予定していることがサプライズで発表され、合わせてufotable制作のPVが公開された。タイトルは『月姫 -A piece of blue glass moon-』。
関連イラスト
リメイク版
関連タグ
メルブラ 七夜志貴 直死の魔眼 ネコアルク ワルク 暴走アルクェイド アルシエ
月姫100users入り 月姫300users入り 月姫500users入り 月姫1000users入り