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天倉繭の編集履歴

2021-02-27 19:11:13 バージョン

天倉繭

あまくらまゆ

天倉繭とは、ホラーゲーム『零~紅い蝶~』の主人公の片割れである。

概要

CV:川澄綾子


『紅い蝶』の主人公。澪の双子の姉。年齢は15歳(眞紅の蝶では17歳)。射影機の開発者麻生邦彦博士の子孫でもある。


妹の澪とは逆に控えめで大人しい性格。 強い霊感を持っており、本編内でもプレイヤー(澪)は繭の視線を通して幾度か奇妙なビジョンを見る。しかし、霊に対する耐性を持っていないため、とりこまれ易い。小さい頃澪と山に入った際、山道の斜面を滑り落ちて右足を怪我してしまう。その後遺症で速く走ることができず、澪が一人で走るとついていけなくなる。


ダムに沈むことになる故郷の姿を見るために、妹や母と共にかつての故郷を訪れていた。妹と共に歩いていたところ、紅い蝶に導かれるように森の中に入っていき、やがて彼女を追ってきた澪と共に伝説の村・皆神村に着いてしまった。

澪は繭と共に村からの脱出を試みるも、霊に取り込まれやすい繭は皆神村の霊たちに取り憑かれて村の奥へと彷徨うようになり、やがて村を消滅させた「大償い」を引き起こした黒澤紗重の怨霊に取り憑かれてしまう。自分とよく似た境遇の紗重の想いと、自分自身の澪への想いが同調し、澪とずっと一緒にいたいという想いから儀式を望むようになり、そして・・・

リメイク版での繭

リメイク版の眞紅の蝶では衣装がワンピースではなくの普段着と似た形状の衣装となっている。

おねえちゃん

大乱闘スマッシュブラザーズシリーズ

『眞紅の蝶』の発売元が任天堂であった縁があり、『大乱闘スマッシュブラザーズ for Wii U』では澪とコンビでフィギュアになっている。

大乱闘スマッシュブラザーズSPECIAL』ではと共にスピリッツとして登場おり、バトル時は主人公に助けられたことがあるという面を意識してピーチに憑依して登場。

関連イラスト

繭サエって口でかくね?

関連タグ

 紅い蝶 零~紅い蝶~ 眞紅の蝶 天倉澪 天倉螢

繭が行きついた結末(ネタバレ注意)
















紅い蝶(正史)

で澪と再開する繭。だが、繭には紗重の亡霊が取り憑いており、いつか澪と離れ離れになるという不安で心がいっぱいいっぱいだった。儀式をすればその不安は消えて澪と一つになれる事を知った繭は澪に「殺して」と呟き、絞首してもらった。澪が両手を解くと、紅い蝶が浮かび上がった。儀式が成功し、繭の遺体は虚へ投げ込まれ、紅い蝶になって「ありがとう」と澪に礼を言い、朝日の向こうへ飛んでいった。

マヨイガ(異伝)

一人で村から逃げようとする澪に置いてかれた繭。澪が序盤に訪れた沢に居た時には既に繭は見当たらなかった。代わりに「ずっと待ってる…」という繭の声が聞こえた。このエンディングはこのゲームにおけるゲームオーバーを意味する。

約束(異伝)

紗重に取り憑かれたまま、虚に落ちようとする繭。その時、駆けつけた澪に取り憑いていた八重が出現。八重と再開した紗重は今度は手を離さない事を約束し、八重と共に虚に身投げした。その際、紗重に巻き込まれそうになった繭だがぎりぎり澪に助けられ、助かった瞬間、自身の肉体から紗重が離れた。儀式が終わって、村の出口に到着した繭と澪はそれぞれの秘められた本音を言いながら、かつて以上に絆を強めた。

凍蝶(異伝)

助かったものの実はまだ紗重に取り憑かれたままの繭は澪に儀式を行う為に澪の両手を自分の首元に寄せる。だが、澪は儀式を拒絶。次の瞬間、繭は儀式が不可能になった事を知って絶望し「一つになれないなら…ずっと苦しいままでいい、ずっと地獄でいい…」と言い、狂いながら泣き笑いし始めた。そんな繭を見た澪の脳裏に幼い頃に起きた事故の映像が突然流れた。その映像には、事故で怪我した右膝を押さえて泣き笑いする繭を呆然と見つめながら気絶する澪が映っていた。映像が終わると、繭は「ずっといよう」と言いながら澪の首元を両手で包み込んだ。その後、遺体だらけの黒澤家にいた繭の膝元には目を開けたまま微動だにしない澪が横たわっていた。EDが終わった後、雛壇のある部屋で繭は澪の顔を膝に置いて澪の唇に口紅を付け、愛おしく澪に口づけした。

虚(異伝)

自身に取り憑いた紗重に巻き込まれて危うく虚に落ちそうになった繭だが、落ちる寸前に澪に腕を掴まれ正気になる。虚から這い上がって生還した繭は、澪が虚を覗いたことで盲目になった事を知る。この事で、澪に守られていた繭が今度は逆に澪を守る事になった。そして、故郷の沢がダムになった事を知り、澪とダムを見にきた繭。帰宅しようとベンチから立った盲目の澪を見つめながら、繭は心の中で「ずっと…一緒だから…」と呟き、微かに微笑んだ。

陰祭(異伝)

虚の近くに座り込んでいる繭。するとそこに澪がやってきた。繭は澪に対して「今度は逃げなかったね」と言いながらも、「もうすぐ大償が来る」「逃げれば澪だけ助かったのに」と失望感のある言葉を述べた。それでも澪は逃げたりしないで「私…おねえちゃんのそばにいるよ…それが…ほんの少しの間でも…」「今度は一緒に落ちよう」と言い、繭と共に逝く事を既に決めていた。そんな澪に心動かされた繭はゆっくりと澪を抱き締めた。すると、場面が変わり、繭と澪は浴衣を着て、夏祭りに来ていた。灯篭花火で彩られた夜空を眺めながら繭と澪は手を繋ぎながら夏祭りを楽しんでいた。だが、それらは全て夢だった。大償が起きた虚の近くには繭と澪がきれいなで身体を包んで、微動だにしないまま両手を握りしめあって幸せそうに目を閉じていた。

余談

正史である「紅い蝶」で死亡した繭であるが、刺青ノ聲にて間接的に登場している。

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