CV:川澄綾子
概要
本作のラスボス。怨霊名は血塗れの着物の女。黒澤八重の双子の妹。
生前は天倉繭と同じく大人しい性格で体が弱かった。皆神村の最深部にある、黄泉へ繋がるという大穴「虚」を鎮めるために行われている紅贄祭の双子巫女に、姉の黒澤八重と共に選ばれた。
姉(兄)が妹(弟)を絞殺するという紅贄祭においては贄となる側だが、紅贄祭での死は双子が一人に戻るという意味も持っており、八重といつまでも一緒にいたいという思いから、本心では儀式を受け入れていた。
紅贄祭の直前、立花樹月の立案により八重と共に村からの脱出を試みるが、途中で山道から転落してしまい、村人に捕まり前回の紅贄祭の失敗から虚が不安定な状態になっており、大償を恐れた宮司達により八重が見つからないまま、一人で儀式を行う事となってしまう。宮司達によって鳥居に吊るされ絞殺されたあと、虚へと投げ込まれた。
しかし儀式は失敗に終わり、紅贄祭の代替で行われる陰祭で楔(贄)となった真壁清次郎と共に怨霊と化して虚から蘇り、大償を引き起こして真壁と共に村民を一挙に虐殺し、村を闇の中へ消滅させた。その後も八重が戻ってきて再び儀式を行ってくれることを待ち続けている。
好意を寄せていた樹月が首を吊って死んでいた所を見てしまった事や、八重に見捨てられたという誤解から精神が崩壊しており、黒澤家の屋敷で狂笑している。
ちなみに皆神村では双子が生まれた際に「後から出てきた方が兄・姉」とされており、「先に出てきた方が兄・姉」とする現代であれば、紗重の方が姉になる。