概要
PS2ゲーム「零~紅い蝶~」およびリメイク版「零~眞紅の蝶~」に登場する用語の一つで虚(うつろ)を鎮めるために行なわれる儀式。
双子は一人の人間が分かれて産まれてきたとされ、その双子の姉(兄)が妹(弟)の首を絞めて殺した時にひとつに戻りその時に生じる力で虚を鎮めるというもの。また、儀式は必ずしも成功する訳ではなく、樹月と睦月のように失敗する事もある。成功した場合、姉(兄)が妹(弟)を殺した時についた両手の痕は、蝶になって村の周りを飛びこの蝶が儀式の成功を判断するものとなる。
よって、村を飛び回る蝶の数=過去に儀式が成功した数となり『紅い蝶』の正体は儀式によって殺された妹(弟)の魂である。儀式後に残された身体は虚へと落ち(もしくは第三者が虚へ投げ入れ)殺した側である姉(兄)は「鬼隻」と呼ばれる。
この儀式を行う女性双子は「双子巫女」と呼ばれ、男性双子は「双子御子」と記される。
※舞台である皆神村は、後に生まれた方を姉(兄)と定めており、本編のプレイヤーキャラである天倉澪は村の外では双子の妹だが村の内では双子の姉ということになる。
「虚」とは黄泉の門であり、皆神村では「×」等と表記される。虚を見たものは失明してしまうが、それでも村では虚に身を投げてしまう者も少なくはなかったという。