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ATフィールドの編集履歴

2021-03-19 12:24:59 バージョン

ATフィールド

えーてぃーふぃーるど

ATフィールドとは、SFアニメ『新世紀エヴァンゲリオン』に登場する架空のバリアの名称。

正式名称“Absolute Terror Field(日本語訳:絶対不可侵領域)”。

絶対領域」とは似ているようで全く意味が異なるので注意。

作中では「えーてぃーふぃーるど」と略されて呼ばれる。

絵的には、オレンジ色の八角形が層をなすバリアとなり、敵の干渉や攻撃をズバァァァと退ける。

平面にしか展開できない訳ではなく、劇場版で二号機がやっていたように放射状に展開したりすることができる。

使徒は更に多様な使い方が出来るらしく、光線状に展開することで敵の精神に干渉したり、ATフィールドを反転させることで内側(体内)に虚数空間を形成したり、挙げ句の果てには一人一枚のはずのATフィールドを何十重にも展開したりしている。


「ATフィールド全開…ッ!!」


概要

人類を襲う謎の敵「使徒」、およびそのテクノロジーを解析して建造された汎用人型決戦兵器エヴァンゲリオンEVA)のみが展開可能なバリア。原理は不明だが、フィールド境界にて空間の相転位現象を起こしているらしく、通常兵器では破れない程の強度を誇り、あまりにもフィールドが強力だと光すら捻じ曲げるほどの力場が発生する。

一部の使徒はこれを直接攻撃手段に用いたり、虚数空間の形成や相手の精神の浸食に応用したりもする。

フィールド同士で干渉し合うと中和される性質を持っており、そのため同じフィールド展開能力を有するEVAだけが使徒へ有効な攻撃を加えることができるとされているが、あまりにも強大なエネルギーを受けると流石に耐えきれないらしく、N2爆雷による爆発や陽電子砲(ポジトロンライフル)による狙撃でフィールドを貫通され、ダメージを受けている描写がある(ただし、N2爆雷は周囲への被害が大きい上当のしとはさほどダメージを受けていなかった様子で、陽電子砲にいたっては日本中の電力を使用している為EVA以外で対抗しようとするのは現実的ではない。)

また、ダメージは受けずとも衝撃は本体に通り、当の本体が固定されている訳ではないので、ATフィールドごと超質量で押し潰されたり強烈な攻撃を受ける等するとフィールドを貫通されないまでもダメージが通ってしまう事がある。


渚カヲルによれば、ATフィールドは人間ならば誰しもが持つ「心の壁」であり、(自分と他者を隔てる事で)人間の形を構成しているものであるという。

後に、この全人類の持つATフィールドを消失させて一体化させる事こそが人類補完計画の目的であると判明、実際に計画が発動すると「アンチATフィールド」によって人々の自我境界が崩壊し、LCLと呼ばれる液体へと還元されてしまった。


ゲーム作品では

新世紀エヴァンゲリオン2

各キャラには「A.T」というゲージが存在している。これは掻い摘んで言えば「やる気」であり、自キャラの体調管理が重要になる。NPCの場合は好感度という意味合いが強い。エヴァパイロットはこれが高いほうが使徒戦で有利になる。


スーパーロボット大戦シリーズ

「一定量(作品によって変わる。だいたい3000~4000ぐらい)ダメージを無効化するバリア」として設定されている。そのため装甲等々を改造したり強化パーツなどで補間すれば雑魚敵からの集中砲火でもびくともしなくなる。反面、元の装甲はかなり脆く設定されているうえ、無効化しきれなかった攻撃は素通りして大ダメージを受けてしまう弱点を持つ。そのためA.T.フィールド中和能力を持つ使徒はもちろん、攻撃力の高いボス相手には注意が必要。おかげで「使徒との戦闘より他作品のザコ敵掃討に向く」とネタにされることも。バリア系能力の中では処理が特殊になりがちで、「バリア貫通」で貫通できない(ATフィールド中和なら大丈夫)、シンクロ率によって効果が増減するなどの特徴がある。


『第3次α』ではEVA本体の半分程度の防御性能に落ちるものの、ATフィールドの効果がEVAの編成されている小隊員全員に及ぶので、EVA以外の小隊員を防御することができるというメリットがある。ただしEVAの小隊編成コストが高く、高コストなスーパー系と組みにくいという欠点がある。


前述の通り、敵である使徒もATフィールドを装備しているため、ATフィールド中和武器を持つEVA以外では使徒には敵わない……かに思われたが、無効化できる値を超えるダメージをたたき出せば問題ないので、高火力の武装を持つスーパーロボットらだったら、破れることが多い。もちろん、精神コマンド熱血とかも有効。そのためシナリオ上でもシンジが「他のロボットでも使徒は倒せる」と落ち込む一幕もある。


なお、

庵野秀明監督が寺田プロデューサーに「コン・バトラーVの超電磁スピンなら破れる」と発言したという逸話が広まっているが、


寺田:みんな阪田さん(ディレクター・シナリオライター)にだまされてるんですよ(笑)。原作のエピソードで巧みにオリジナル世界に引き込まれていくんです。万丈もカミーユもロボット大戦のフィルターがかかっている。だからこの世界ではA.T.フィールドがブレストファイヤーで破れると理解できる。ほんとは超電磁スピンでA.T.フィールドが破られるかどうかわからないじゃないですか。一応庵野監督は高出力のエネルギーなら破れるとおっしゃってましたが。  ~『スーパーロボット大戦Fを一生楽しむ本』(ケイブンシャ)より~

というやり取りからうまれたガセネタとして現在は見られている。

(一応、「高出力のエネルギーなら破れる」とは発言していたらしい。確かに対サキエル初戦でN2爆雷で多少なりともダメージを与えることができており、対ラミエル戦では日本列島の総電力を注いだ陽電子砲を用いてトドメを刺していたが)


余談

ちなみにカヲルの中の人も分厚いATフィールドを持つことで有名である。


ATフィールド素材ATフィールドを出してみた


原作での反則的な防御力のATフィールドを貫通どころか一発でフィールドそのものを破壊できると思われるのは、恐らくコレだと思われる。多分この先関わり合うコラボとか実現でもしない限りはありえないであろうが。





…なんて思ってたらUSJのとあるアトラクションにおいてこのバリアを真っ正面から打ち破る奴が現れてしまった。……まぁ彼らは世紀末な存在ではあるのだが。


関連タグ

新世紀エヴァンゲリオン エヴァンゲリオン 渚カヲル アンチATフィールド

バリア 絶対領域

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